複雑・ファジー小説

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僕と君がこの世界で生きる方法
日時: 2018/11/11 07:11
名前: ろーい (ID: KLUYA2TQ)


__この世界で生きるのは、早かったかもしれない。





人間と悪魔が生きる道。















初めまして。ろーいです。
小説を書くのは初めてです…。それでも暖かく見てくれると嬉しいです…!









登場人物

高本蓮
優しいが…その優しさが、彼女が生きていける道となる。
彼は優しい。そう、優しい。

木下咲
高本の知り合い?的な存在。
彼との出会いが、高本の生き方を変えた。







注意事項
・文章力がない
・時々グロテスクな面があるかも

以上の注意事項を見て、それでもokという方は、どぞ!!






1生きる価値












「おい、お前」
…誰だ、僕に話しかけてきた生意気な野郎は。しかも、'お前'って……。
もっとマシな呼び方があるだろ。
と、思いつつ僕は口を開く。
「…誰ですか?僕のことを呼んだのは」
少々キレ気味な声をだし、振り返ってみる。

「…あ、あの…」


…。
…え、女…???嘘だろ…いや…お前ってこの可愛い子が呼ぶはずない…。
そう考え事をしていると、彼女はまた喋り出す。
「突然すみません、道を聞きたくて…」
まるで臆病な犬みたいだ。虐待を受けつつも、飼い主に一生懸命付いていくみたいだ。…って、何中二病みたいな事を…。
「道…?今からどこに行くんですか」
「…あ、えっと…ここに行きたくて」
彼女はそう言いながら、地図を開き、とある所に指を指す。

…。え、どこそこは…。
てか、富士〇とか有名な観光スポットとかならまだしも、この人は何で何も無いとこを指さすのか……。



「そこ、何もないですよww」
…いやいや、そう言ったら、絶対この子泣くし…とんでもない恥さらしした事になるな…。
じゃあなんて言えばいい…!?

「…あの、分かりませんか…?」
「あ、ああいやえっと…少し待ってください」

考える時間をくれえ…。
ど、どうしよう。僕の無駄な優しさが彼女を悲しみへと突き落としてしまう。
無理矢理自分で名前をつけてまで答える優しさがあるくらいなら、分からないと答えた方が彼女の為だ…。うん。

「すみません、分かりません…力になれなくて申し訳ないです」
彼女は、少し悲しそうな顔をした。
その顔が、僕の心をえぐりだす。
「…すみません、時間、取りまし、たね」
彼女は気まずいのか、もじもじしながら言った。…でも、これで良かったんだよな…???僕は少し罪悪感を覚え、少し顔をしたに向け、彼女に言う。
「い、いえ!力になれなかったぼ…ぁ…」
と、顔を上げると…


彼女が目の前にいない。
…え?
僕はびっくりして辺りを見回す。
僕が後ろをみた途端……








彼女の走る姿が見えた。よっぽど恥ずかしかったのか、長い髪を揺らしながら走っていた。

「…あ」

そんなに急いで走ったのか、彼女は激しくコケてしまった…でも何故かその姿が可愛らしくも見えた。















「いてて…う…うぅ」
や、やばい。私とした事が派手にこけてしまった…恥ずかしい所を見られる内に、早くこの場から……
「大丈夫ですか」


…え?私はとっさに振り返った。
そう、私が道を聞いて、分からないと答えた奴だ。気まずい……

「…は、はい……あの、何でここに…」
いるんだよこいつがぁ…。本当に最悪…まさか、この世で言うストーカー??
「いやあの…少し目にしてしまって……大丈夫ですか」

…いや大丈夫だけども。
でも…少し…嬉しいかな…うん。
心配してくれる奴もいるもんだ。
「あの、これ…使ってください」
「…あ」

__ハンカチだ。
柔らかい…名前付きだ…。
「あ、ありがとう…でも、なんで??」
「なんでって、怪我してますよ」
と、彼が足に指を指した。
…本当だ、私が怪我をおうとは…。
人見知りでも、焦ってはいけないな…。
「あ…本当だ…。あの、ありがとう…」
笑顔でも作っておけばいいか。
人付き合いって、大体笑顔で接すれば上手くいくらしいし…。簡単だな…。
「…!あ、やばい!!仕事が…!…あ、ではこれで!」
「え、あ、あの!…いったか」
そう口にし、私は立ち上がり、ハンカチをポケットに入れた。




入れた……??
あ…ハンカチ…あの人のだ…。
も、もしかして、返さないといけない物か…。
そう思い、一瞬、返すかどうか迷ったが、体が先に動いていた私だった。







2へ続く。


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