複雑・ファジー小説
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- 好きになったっていいじゃん!
- 日時: 2019/05/23 00:06
- 名前: かな (ID: xXhZ29pq)
高橋香奈。高校三年生。
私の幼馴染は、笑顔がチャームポイントの重岡大毅
幼稚園の年少から一緒だから仲いいけど…
重「かーなー!」
(頭グチャグチャ)
そう、意地悪だ!
『ちょ!なにすんのよー!』
重「きゃー!怒ったー笑」
『待てー!』
愛「相変わらず仲良しだなー笑」
重&香『そんなことないし!』
この子は、私としげのもう1人の幼馴染
平松 愛菜。
私の1番頼れる相手
恋の相談とかねー笑
でね、私の恋の相手はさ、しげなんだよね…
アイツは鈍感でさ
全然気づかないし
もう呆れたわ!
バカしげ!
昼休み,
重「なぁ、かな!弁当たべようや!」
『うん!』
毎日、一緒に登校して
毎日、一緒にふざけて
毎日、一緒にお弁当食べて
毎日、一緒に帰る
こういう日々を繰り返している
毎日、いつも一緒
それが当たり前。
重&私『いただきまーす!』
屋上でお弁当をしげと食べる!
それが1日で1番楽しみにしていること!
『ん〜美味しー!』
『しげ…』
しげはシングルマザーでいつもコンビニの弁当やおにぎりばっかり
いつもは、笑顔で食べてるのに
今日はどこかに寂しさが見えた
『し、しげ?』
重「あ、うん?ごめん」
『どうかしたの?』
重「いや、なんでもない」
『様子がおかしいよ、絶対なにかあったでしょ』
重「なんでもないって」
『幼馴染じゃん!少しは頼ってよ…』
『どうしたの?』
重「実は…」
重「おかんが、倒れたんや」
『え、おばさんが?』
しげのお母さんは、いつもニコニコしていてしげそっくり。
夜遅くまでお仕事していた
だから倒れたのかな…
大丈夫なのかな
『え?大丈夫なの?』
重「え?あ、うん」
重「俺、おかんの見舞いと バイトで忙しいから一緒に登下校できないかもしれんわ…」
『そっか…』
重「ごめんな?」
『全然大丈夫だよ!』
『バイトとか大変だね…無理しないようにね!』
重「おう!ありがとう」
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(重岡)
いつもの朝。
かなと一緒に歩く通学路。
香「ちょ、しげ寝癖ついてる笑」
『え、うそ』
香「だらしないな〜!」
『うっさいねん笑』
香「せっかくなおしてあげたのに、うっさいねん笑とはなんだ!!」
『はいはい、ありがとー笑』
香「ま、まぁまぁ、ね、分かればいいのだ!」
『へっ(苦笑)』
昼休み,
弁当を食べてると、
かなに 見抜かれた。
心配かけたくなかったんだけどなー
(昨日の夜)
重母「ほら、たくさん食べなさいよ」
しげ「うん、おかわり!」
重母「まぁ、すくすく育つわ笑」
バタン
しげ「え、おかん?」
しげ「大丈夫? おかん…?! おかん!!!おかん!!!」
病院,
医者「重岡さんは、原因不明の呼吸困難でした。」
しげ「え?」
医者「長くなるかもしれませんが、入院した方がいいでしょう」
しげ「入院?先生。俺、どうすればいいんですか…」
と、俺は泣き崩れた。
俺の居場所はどこ?
もう、何もかもが分からなくなった。
- Re: 好きになったっていいじゃん! ( No.1 )
- 日時: 2019/05/23 23:58
- 名前: さや (ID: fqLv/Uya)
(香奈)
翌日,
『おっはよー!』
愛「かな!おはよー!」
『あれ、まだしげ来てなかったんだ…』
あ…そういえば
おばさんが倒れたから色々大変なのかな…
心配だなー⋯
友A「あ、大毅!おはよう!」
重「…」
しげ来た!
『しげ〜!おはようー!
いやー、もう来ないかと思って心配したんだから!』
しげは、反応することなく
席に着き、準備を始めた
『ちょ、しげ 反応してよー!!!』
それでもしげは反応しなかった
『しげ…ねぇ、しげ…!』
しげの顔に、いつもの笑顔はどこにもなかった。
どうすればいいのかも、分からなかった。
愛「かな、?」
『しげ、私、なにをすればいいの…?』
『どうすれば、元気になってくれるの…?』
ねぇ、しげ…
いつもの笑顔はどこ…?
(愛:目線)
普段、ずっと一緒のしげとかなが
今日は別々で来た。
なんか、喧嘩でもしたのかなーって…
でも、昔から一緒だけどふたりが喧嘩したこと
なんて見たことも無い。
学校ついてから、かなはいつものかなだったけど
しげは…
全くの別人だった
昨日までは、かなが呼びかけたら
笑顔で必ず返事してたのに
無表情で、かなのことも無視して
かなは泣くし
しげはそれでもお構いなしだし
何があったのか知らないけど
笑顔に戻ってほしいよ…
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