複雑・ファジー小説

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天皇の道
日時: 2019/06/17 18:37
名前: 熊 (ID: Xr//JkA7)
参照: http://www.kpopmonster.jp

天皇になるため、私は何をしたのか…

天皇の道 序章 1
時は8世紀 733年(天平5年)天武天皇の皇子 舎人親王は当麻山背の次々と子供を産んでくれた事をとても喜んでいた。
当麻山背が産んだ子供は後に淳仁天皇となる大炊おおいだ。しかし、長きの間 大炊が官位を預かることはなかった。
それから23年後…756年(天平宝字元年)
戦いが始まった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
序章 終

Re: 天皇の道 ( No.1 )
日時: 2019/06/17 20:30
名前: 熊 (ID: Xr//JkA7)

第1話①
756年(天平宝字元年)6月4日、聖武天皇は新田部親王の子・道祖王を太子に立てたが政権は皇后・
光明皇后を後ろ盾とする藤原仲麻呂と孝謙天皇が持った。そんな時、行動に問題があった太子は不要と考え、新たな太子を擁立すべきと言う皇族勢力の海真親王派と反海真親王派がいた。
しかし、最も性格も良く、孝謙天皇が寵愛する舎人親王の息子の大炊は太子になろうとも思わず、政治に関与しようとも思わなかった。

小さな小屋に謎の男がやって来る。その男は小屋の中にいた縄曩 太篠(じょうのう たしの)に話しかける。
「何故、私を呼んだ?」
縄曩太篠は言う。
「そなたが、大臣まで上り詰めるには海真親王派を辞めるのだ。」
その男は言う
「何故だ?」
「海真親王派は10年前、先の聖武天皇陛下に反逆罪で捕らえられ、死の代わりに海真親王派が官職に就けない命令を下した。そなたが官職に就くには海真親王派をやめねばならぬぞ?」
その男の胸には''第五刺客キム・ユンジェ''と書いてある。
「分かった。」
「善と悪など世には関係ない。敗者こそが善であり、勝者こそが悪だ。一度負ける事で二度目は勝つ。一度勝てばもう勝てない。敗する事が身のためだ。勝する事が毒となる…そなたは今負けるべきなのだ。」
その言葉を理解できないユンジェ

第1話「負けこそが勝ち」

船で都に戻る大炊
そんな大炊を見て陽梅やんばいが言う。
「あなたは誰かしら?」
大炊は陽梅に言う。
「正体は言えないが、これだけは言える。私は必要ではない人間だ。」
「きっと、いつか役に立つわよ。もし今必要ないとしても。まだあなたは若いんだから」

焚龕たがんの屋敷にやって来た大炊。
焚龕は大炊の姿に驚き、言う。
「大炊様。何用ですか。」
「都で大事件が起きたと。聞いたから急いで参った。」
「大炊様。お上がりに。)
大炊は焚龕はの屋敷の中に入る。
「それで?何が起こった。」
「大臣・金康きんかんが殺害されました。」
そんな焚龕の言葉に驚きを隠せない大炊
「金康殿が?」
「反海真親王の縄曩太篠と朴仁董パク・ニンジュンが怪しゅうございます。」
「首相と後新羅の将軍が怪しいと申すのか?」
「はい。」

皇室にやって来た朴仁董と縄曩太篠
2人の姿に喜ぶ太后・光明皇后と孝謙天皇と藤原仲麻呂
藤原仲麻呂は言う。
「よく来てくださりました。朴将軍。」
朴仁董の通訳官が話す
朴仁董は言う。
「通訳などいらぬ。私も日本語は喋れる。ところで、性格が歩いと新羅でも評判の道祖王を太子に?」
孝謙天皇は唾を飲む。



登場人物

大炊・淳仁天皇(733年~765年)23歳
・皇宮での権力争いには興味を持たない心優しき皇族。

縄曩太篠(実在しない)80歳前半
・首相、反海真親王派。朴仁董と親交を深める。

朴仁董(716年~?)40歳
・実在した後新羅の将軍。反海真親王派。

焚龕(725年~786年)
・後の淳仁天皇の忠臣

陽梅(実在しない)約50歳
・後の淳仁天皇の皇后

次回をお楽しみに






Re: 天皇の道 ( No.2 )
日時: 2019/06/17 20:34
名前: 熊 (ID: Xr//JkA7)

挨拶遅れました。初めまして。''熊''と申します。
大昔の日本・8世紀で無念にも廃位されてしまった淳仁天皇を描く!
皆さんの淳仁天皇陛下のイメージは?淳仁天皇陛下がより良いイメージになるよう描きます!
「天皇の道」どうぞご覧ください


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