複雑・ファジー小説

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命を賭けてまで人を愛したくない!!2
日時: 2019/06/17 20:21
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

どうも、「命を賭けてまで人を愛したくない!!」の筆者「通りすがり」と申します。
本作は前述した作品の続編です。まずはそちらから検索し読んでください。
どうぞ、ご覧ください。
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私は坂野 純。中学生だ。

私はこの前、彼女に「誘拐」され、今では監禁された家に遊びに行く様になった。
彼女の名前は立見 由緒。私の一つ下だ。
そんな彼女と私の話である。

私は彼女の行動により、大阪を離れ長崎へと引っ越す事になった。
今日はその大阪へ、彼女と一緒に帰る。その出発日に.....

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!!2 ( No.1 )
日時: 2019/06/17 20:39
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)



坂野
「おうお前か。今回の話を聞きたい??おん、ええで。.....ある夏の暑い日の事や。
俺は、彼女の家に良く遊びに行くんやけども。その彼女は夫婦と思い込んでる。
んな事ぁどうでも良いんや。そいつは俺を邪魔する奴を『殺す』.....恐ろしや〜。
そんな彼女と共に大阪へ帰る。何も問題起こさんとええけども.....」

私の両親は私に大阪へ帰りたいか?と聞き、私は頷いた。
両親までは連れてこられないけど、友達と一緒に行く用に券が二枚手に入った。
私は真っ先に彼女の家に向かった。

坂野
「立見.....由緒!!由緒〜!!おるかー?」
私は彼女を呼んだ。
立見
「はいはーい!今、開けるね!!」
ドアがガチャンと開き、彼女が微笑みながら出てきた。
坂野
「由緒!!一緒に大阪へ行くで!!」
立見
「え!?いつ?」
彼女はとても驚いていた。
私はチケットを見て、日にちを確認した。
坂野
「え〜と.....。明後日!!」
立見
「明後日?!」
坂野
「どうや?無理やったら一人で行くけど.....」
彼女は深く頷いた。
立見
「もちろん行くよ!!二人だけでの旅行だね!!」
坂野
「お、おう。んじゃそう言う事や。」
彼女は家に入るよう促し、家に帰った。
明後日が楽しみだ。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!!2 ( No.2 )
日時: 2019/06/18 17:39
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

坂野
「大阪に帰って何するん??」
彼女は少し考えて答えた。
立見
「そーだなー。中学校に寄るものええな〜」
坂野
「せやな。俺も銃剣道部に顔出したいし.....って『ええな〜』関西弁移っとるやん」
立見
「え!?移っとる?」
坂野
「今だって移っとる。大阪行って苦労せぇへんな」
立見
「まぁせや.....そうだね。」
私は晩御飯時まで過ごし、雑談を交わした。
ラジオの時報を聞いて、家に帰る時間と思い、戻る事を言った。
坂野
「もうこんな時間か。んじゃ、行ってくるわ。」
立見
「ん.....。分かった。行ってらっしゃい。明日は何時に帰ってくるん?」
坂野
「今日と同じ位やな〜。」
明日は大阪の準備がある。
私は足早に帰り、出来る所まで準備を終えた。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!!2 ( No.3 )
日時: 2019/06/19 21:19
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

家に戻ると険しい顔の母と、ヘラヘラ笑っている父がリビングにいた。
母はこちらを見ると険しい顔のまま、迫ってきた。

「こんな時間まで何しとったん?」
坂野
「い、いや〜.....友達ん家で駄弁っていたんやけどなぁ〜」

「時間掛かりすぎや!!心配したわホンマに。」
私はそのまま横を通り、ソファに座った。
父は私にコソコソと喋ってきた。

「なぁなぁ純。」
坂野
「ん?何や?」

「一緒におったやろ?」
私は疑問に思い、聞き返した。
坂野
「誰と??」
父はニヤニヤしたまま


「立見さんとおったやろ〜?」

坂野
「ファッ!?何で知ってるんや!?」

「この前、仕事から帰る途中、公園におったのを見たんや。」
私はまさかの事に驚いた。
母には言わぬように懇願したら、慈しむ様な目で頷いた。

私はその後、学校の課題を一気に進め、大阪の旅行に備えた。
晩御飯を取った後、風呂に入り床に着いた。

Re: 命を賭けてまで人を愛したくない!!2 ( No.4 )
日時: 2019/06/19 21:36
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

「いつもと同じ位」と言いつつも、朝早くに家を出た。
彼女の家へと向かって。帰り際にスペアキーを貰っていたのでカギを開けた。
坂野
「静かに静かに.....」
キィー.....とドアが静かに開く。
彼女は布団で寝ていた。
寝相はかなり酷かった。
坂野
「お邪魔しまーす.....。おうおう、酷い寝相やな。」
やってる事や言ってる事はまるでクズだ。
不法侵入?に人の寝相を指摘するとは。

私の視線に気付いたのか、音に目覚めたのか、彼女はカッと目を開き、
脇に持っていたナイフを首に突きつけた。目が追い付かない。
坂野
「.....!?.....す、すまんって。そんな怒んなや.....」
立見
「えー.....?だれ〜?不法侵入は殺すよ〜??.....」
彼女は寝ぼけていた。そのまま膝をついてしばらく黙ると.....
立見
「.....!?純君?!」
坂野
「かなり早かったな.....。すまんすまん。帰りますわ。」
彼女は涙をポロポロと流して留めた。
立見
「待ってよ〜.....。帰らないでよ〜!!.....ごめんって〜!!.....ねぇ?.....グスッ」
私は焦った様な、嬉しい様な複雑さを思った。
坂野
「おうおう.....泣くな〜泣くな〜」
立見
「帰っらない?.....帰らない??」
坂野
「帰らへん帰らへん。泣くな泣くな。」
サディストの私からすれば嬉しい展開だった。
立見
「直ぐに着替えるからね〜??待っててね??」
坂野
「((覗くで.....))」


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