複雑・ファジー小説
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- 魔王~レインコートの男の謎
- 日時: 2019/07/02 15:57
- 名前: 緑豆の花 (ID: Xr//JkA7)
初めまして 緑豆の花と申します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 注意:この作品には過激な描写があります。あらかじめご了承ください。 ・
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あらすじ↓
10年前…雨に打たれ、家に帰る少年・悠刑事である父・雄二は謎のレインスーツを着た男に殺害される。 その事を調べていた刑事である悠の兄・仁はある犯人の証拠を見つけ、犯人と内通していた刑事・是真を検挙し、尋問している途中、犯人に仁は腹を刺され、海に落とされる。
しかし、女医・日和に見つけられて救われる。そうして二人は結婚し…
10年後…復讐のために、魔王となった男の運命の戦いが始まる!
あらすじ 終
どうぞ 魔王をお楽しみに
ちなみに更新は亀さんレベル…
- Re: 魔王~レインスーツの男の謎 ( No.1 )
- 日時: 2019/07/01 20:47
- 名前: 緑豆の花 (ID: Xr//JkA7)
魔王~レインスーツの男の謎 第1章 「犯人追跡」 第1話「仁の調査」
[10年前、夜]
雨に打たれながら傘を手に持ち、手を繋ぎ、歩く二人の男 悠と雄二。
目の前に黒いマスクをし、黒いレインコートを着た男が悠と雄二の目の前に。
その男がレインコートのポケットから銃を取り出す。
雄二は驚き、傘を落とす。
雄二
「悠。逃げるぞ!」
雄二は悠を背負って走って逃げると、レインコートの男は引き金を引き、雄二の背中貫く。
雄二は悠を降ろす。
雄二
「悠よ。後は自分で逃げれるか?」
雄二は吐血し、倒れる。
悠は泣きながら言う。
「父さん。逝かないで。逝かないで。」
雄二
「早く。行きなさい…」
雄二は手を落とす。
悠が走って逃げる。息を荒くして走り続ける。
そして、その後を走って追いかけるレインコートの男は止まり、引き金を引き悠の頭に向け、銃弾を放つ。
悠は振り向き、涙を流しながら血が流れる口を押さえる。
悠
「痛い…痛い…痛いよ…父さん。痛いよ。」
再びレインコートを着た男が引き金を引き、悠の胸に放つ。
胸を押さえ、倒れる。
悠
「痛いよ…痛い…胸と頭が…」
悠が手を落とす。
[翌朝]
コンビニの見出しには''親子二人殺害''と書いてある新聞がいくつもあり。
そのコンビニを通る人たちは''殺害された親子''と言う記事を読んでいる。
国中はその事件の話題でいっぱいだった。
警察署
悠と雄二の写真を見て笑ってる仁。
仁
「悠。父さん。昨日当直だって伝えてなかったね。忘れてたんだ。」
仁の同僚
「おい、あれ、お前のお父さんと弟じゃないか?」
警察署のテレビに、''殺害された被害者 加藤 雄二 加藤悠''と。書いてあるのを見て机を立ち上がる。
仁
「あれは?」
仁の同僚
「昨日の殺人事件の被害者だ。」
仁
「な、何だと…」
仁の母がいる悠と雄二の葬儀場にやって来た仁
鼠季は泣きながら言う。
仁の母・鼠季
「仁。来たのね。。。」
仁
「母さん。どう言う事?」
鼠季は仁の手を握る。
鼠季
「仁よ。私、どうすればいいんでしょう。」
仁
「母さん。しっかりしなきゃ。」
鼠季
「あの人と悠がいなきゃ私は生きていけないわ。」
仁
「母さん。待ってて。必ず僕が犯人を捕まえるから。」
[警察署]
仁の後輩
「先輩。役に立つか分かりませんが、これどうぞ。」
後輩が資料を僕に渡してくる。実に気になり、開けてみると、父の親友である刑事が犯人と関係があるだろう証拠を手に入れた。
仁
「こ、これは…とても役に立つ証拠だ。」
資料には…
第1話 終
- Re: 魔王~レインコートの男の謎 ( No.2 )
- 日時: 2019/07/01 21:35
- 名前: 緑豆の花 (ID: Xr//JkA7)
第1章「犯人追跡」第2話「犯人との遭遇」
お願い
・誤字、脱字は後ほど、ご指摘ください♪
・コメントは''準備中…''と言うスレッドが5つほどありますが、お気になさらず…
・一部、第1話と表記の違いなどがございます。その辺もご了承ください。
では「魔王」をお楽しみください
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[富田警察、夜]
富田警察にやって来る仁。
是真に令状を見せる仁。
仁
「あなたが、是真さんですよね?あなたを殺人幇助罪で捕らえる。連行しろ!」
是真
「おい。仁。このおじさんが何をしたと言うんだ。」
仁
「おじさんは例え、父の親友だとしてもおじさんが父を裏切った。」
仁はパソコンにUSBを挿し、動画を流す。
動画には是真がレインコートの男と何かを喋っている。
レインコートの男は是真に札束を渡し、言う。
「これで、あの親子二人を外におびき出せ。」
是真
「なぜだ?」
レインコートの男
「お前は知らなくていい。」
仁はUSBを抜く。
仁
「連れていけ。」
[取調室、夜中]
仁は是真の沈黙に机を叩き、怒り口調で言う。
仁
「おじさん。黙秘権は使えない。おじさんのために言ってるんだ。おじさんが有力な自白をしない限り懲役2年は確実だろう。」
是真
「あいつは黒いマスクをしていた。そして、俺にこう言った。''あなたは加藤さんのご親友ですよね?''と。多分そいつは前から調べ、知っていたんだろう。俺が雄二の親友だと言う事を。」
仁
「ではおじさんは知らないレインコートの男に…」
そこに、ドアを突き破って取調室に入ってくるレインコートの男。
レインコートの男は是真を見る。
レインコートの男
「捕まったのか。使えない奴だ。」
是真はレインコートの男に首を斬られる。
仁
「おじさん!」
是真の首はレインコートの男の足元に転がる。
レインコートの男は是真の首を拾い、仁に近づける。その隙に仁は銃をポケットから取り出す。
仁
「動くな。」
黒いレインコートに血が染み付いたのに気づき、笑うレインコートの男
レインコートの男
「ハッハハ。この男は何にも役に立たない。」
レインコートの男は仁の銃を奪い、その銃を床に捨てる。
仁はレインコートの男に腹を刺され、仁の両足の靴に血が染みる。そして、取調室には仁の垂れる血の音が鳴り響く。
仁
「お前…お前…」
レインコートの男は仁を背負い、連れていく。
[海の橋前、翌朝]
仁は海にレインコートの男に落とされる。
さあ仁の運命は!死か。生か。
レインコートの男はいつ捕まる!
第2話 終
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