複雑・ファジー小説

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桃花の騎士〈最期の闘い〉
日時: 2019/07/02 16:59
名前: カルビ (ID: Xr//JkA7)



#歴史 #歴史スペクタル #大河小説 #実在

フィクションを少し混ぜ加えた歴史小説です。



桃花の騎士〈最期の闘い〉
あらすじ

これはとても長き生涯を描いた英雄伝だ。

時は7世紀の唐王朝初期623年。唐建国から5年、国は混乱しており、また、新羅や倭国からの侵略が絶えなかった。中国で知らぬとは言わせない!皆が知る李世民(太宗)の親友でもあり、英雄であったある桃花の咲く中闘う騎士英雄の英雄伝!「楊瀾訪談録…」に登場した黄信ファンシンの生涯を描く歴史スペクタル!

Re: 桃花の騎士〈最期の闘い〉 ( No.1 )
日時: 2019/07/04 15:36
名前: カルビ (ID: Xr//JkA7)

桃花の騎士〈最期の闘い〉第1話

これはとても長き小説を描いた英雄伝だ。

時は7世紀 唐王朝初期623年。唐建国から5年、国は混乱しており、また新羅や倭国からの侵略が絶えなかった。[623年9月10日頃]唐と新羅の辺境・柏鳥里にやって来た李淵(りえん、唐の初代国王)。約30日前(9月19日~21日頃)に柏鳥里は新羅の兵士らに襲われる。幼き子供や老人。罪なき者らまで新羅によって襲われたのだ。老人や幼き子供を失って傷ついた里人らが秋の涼しい風を浴びながら里人たちは無言で暮らした。そうして彼らは''代わりに私が死ねばよかった…''と思い後悔を続けた。そんな里人の前に李淵が現れ、突然李淵が跪いて「そなたたちが私を何年も何十年も私を恨み続けてもよい。だが、これだけはそなたたちに伝えたい。''申し訳なかった''と。」と泣きながら言う。すると、里人のうちの一人が言う。「王様は何も悪くありません。只々私らを襲った新羅の連中が悪いのです。もし、王様が私らを思うのならば、他の大陸辺境の警備を強め、これ以上この唐が新羅に攻められる事がないようにしてください。」李淵は里人らに「分かった。」と言いながらも(この世に二度と戻らぬ命を守れなかった…もっと早く警備を強め、皆の命を救えばよかった…)とその後も後悔を続けた。 しかし、他の大陸辺境の者たちは李淵を睨み、''民殺しの犯人''のように扱われた。一人ずつ、一人ずつ、彼は味方を失っていった。全てを失った彼の元にいたのは自身の次男・李世民(秦王、後の太宗)だけだった。彼は幼き頃から頭が良かった。しかし、彼が長男であれば…皇太子になれたと言うのに…[王宮殿、大殿、数日後]李淵は3年間、新羅遠征へ行った李世民。そしてたった一人でいるしかなくなり、宦官や部下も信じられず、一人で生きる以外、方法はなかった。自らが生きる道はただ一人でいる事だった。そんな生活を送り続けて、李淵は体がまともに動かせられなくなる。李淵は(あの時…何故…)と今でも後悔を続けた。

第1話 終

とても短い物語です。
今後もご期待ください。毎週1~4回更新

Re: 桃花の騎士〈最期の闘い〉 ( No.2 )
日時: 2019/07/04 15:26
名前: カルビ (ID: Xr//JkA7)

桃花の騎士〈最期の闘い〉第2話

[3年後] 馬に乗り、遠征から戻ってくる李世民。彼の戦勝を声を上げて喜ぶ民たち。「天策上将殿下。万歳!」と声を上げる者たちの周りである者たちは「何故、これほど国に尽くすお方が皇太子の座に…現の皇太子は酒や女に溺れて…遊び呆けておるのに…」と言う。それを聞いた皇太子・李建成は拳を握り部下に「時が来た。」と言う。[その頃の宮殿]宮殿に李淵への報告のためやって来た李世民。李世民は李淵の寝室に入ると、そこには血を吐き、倒れた李淵の姿があった。そんな李淵の姿に驚き李世民は李淵を起こし、息を確かめる。「これは…御医(王の主治医)を呼ぶのだ。」と李淵付きの宦官に言う。そんな寝室に御医がやって来て、李淵の脈を見る。すると、御医は唾を飲み、深刻そうな顔で「天策上将殿下。恐れながら…これは毒が体内に回り、亡くなられました。」李世民は拳を握る。李世民は怒りが絶え上げて来て「急ぎ、兵の準備をせよ!」宦官は(もしや…)と思い、「殿下、まさか…」と宦官が聞くと、李世民は答える。「兄上を討つ。房玄齢(ぼうげんれい、李世民の謀士)と杜如晦(とじょかい、李世民の謀士)を呼び自邸に呼び、明日、兄上が宮中に参内するよう仕向け、明日必ず兄上を殺すのだ!」[李世民の自宅]房玄齢は李世民に言う。「明日、実行するなら皇太子様の身内も買収せねばなりませぬ。」そして杜如晦は「では常何(じょうなん、玄武門の守備隊長)を買収しては?」呂衛(りょえい、李世民の部下)が「李元吉(りげんきつ、王族)も買収が可能では?」と。房玄齢は机を叩き、呂衛の胸ぐらを掴む。
「黙らぬか!あやつは殿下と我々を排除した人物だというのに!」と。そこに、甲冑を身に纏い、やって来た謎の盲目の老人。老人は李世民らに「私は目が見えずともそなたに光を感じる。お前は後にある者と共に桃花の中で闘い続ける騎士となり、歴史に名を刻む''騎士''となろう。」李世民は(私が‥桃花の中で闘い続け、歴史に名を刻む''英雄''となる…)

その通りだ___この男は世界の後の''英雄''であり、''騎士''である。

第2話 終

Re: 桃花の騎士〈最期の闘い〉 ( No.3 )
日時: 2019/07/04 15:36
名前: カルビ (ID: Xr//JkA7)

yohi0904


解説

時の舞台は7世紀前期~中期
後に桃花の騎士となる実在した黄信と李世民の生涯を徹底して描く歴史スペクタルです。

桃花の騎士〈最期の闘い〉 サブタイトル

第1話 「混乱する世」
第2話 「父の死」
第3話 「反乱」


…preparation…


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