複雑・ファジー小説

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トンマン〈善徳女王〉
日時: 2019/07/04 22:42
名前: キムヨンヒョン作家になりたい (ID: Xr//JkA7)

朝鮮半島初の女王''善徳女王''の生涯を描く!

時は576年真輿王 晩年 。真輿王は、花郎を牛耳り国を乱す美室を捕らえよ。と命じる…しかし、真輿王は美室に毒を盛られ、崩御するのだった。…

Re: トンマン〈善徳女王〉 ( No.1 )
日時: 2019/07/04 23:13
名前: キムヨンヒョン作家になりたい (ID: Xr//JkA7)

第1章「ミシルの野望」第1話「遺言」

4世紀から7世紀まで続いた三国王朝の 新羅5世紀後半(567年)国に改革制度を施した真輿王の治世。花郎を牛耳り、王妃の座を狙うミシルによって真輿王の改革制度は崩れ落ちていた。

(宮殿)
腹を抑え、咳き込み、息絶えそうになりながら、筆を手に取り用紙に遺言を描く真輿王。そんな真輿王のもとに腹を立ててやって来るミシル。ミシルは「陛下。あんまりではありませんか。何故息子ではなく孫に帝位を譲るのです?」と。すると、真輿王は拳を握り、言う。「ミシルよ。余の最期の願いだ。ペクチョンを帝位に据えたい…亡き皇太子の願いであり、国の定めだ。皇太子の息子の皇孫は王位につかねばならぬ。」そんな真輿王の大殿にやって来る皇帝の主治医がやって来る。「皇帝陛下。只今、卯の刻朝の薬のお時間です。」と主治医が。
すると「入れ。」と真輿王。主治医が運んできたその薬を飲む真輿王。すると、急に真輿王は吐血し、倒れる。真輿王は「何…何をする…お前ごときが…私に毒を盛るとは!」と言い、手を落とす。そして笑う皇帝の主治医とミシル。ミシルは遺言書の''ペクチョンに帝位を譲る''という遺言書を''真智王子に王位を譲る''と書き換える。

(即位式)
華麗な服を着て即位式へやって来る真智王。そんな真智王を見守るペクチョン。

ミシルの愛人・真智王が即位し、真智王がミシルが王妃に就け、国を混乱させると。民は予想したが、真智王は妹の桓丹公主と政略結婚した。それから3年後…ミシルは未だ野望を諦めず、王妃の座を手に入れる機会を探っていた__その時、ミシルの元に、思道太妃がやって来て言う「ペクチョンを帝位に就け、ペクチョンの妾とならないか?」と。



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