複雑・ファジー小説
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- 鳳凰の戦い【8月30日(土)まで休止】
- 日時: 2019/08/04 17:35
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:プロローグ
兵士らは女王廃位と記された旗を上に挙げ、馬に乗り砂漠の上を走る。。
647年 1月
伽耶城にいた4千の精鋭隊を率いて長き間当時大王であった善徳女王の忠臣として活躍して来た上大等ピダムは宮廷を襲撃した__しかし、キム・ユシン率いる精鋭花郎従たちと戦い3ヶ月でピダムら反乱軍は反乱に失敗し氏族が抹殺された。
648年
新羅の首都・徐羅伐 や楽仁・臨真を襲う包囲し、襲おうと計画していた_
臨真は既に百済の大将軍ケベクによって墜とされる…そんな百済に対抗しようとする男たちがいた__
その中には新羅の英雄キム・ユシンがいた…
臨真 隣州・臨海・臨海城
臨海城にやって来るキム・ユシンと真徳女王(現在の女王)。二人の元に部下を連れて馬に乗ってやって来るケベク。
ケベク「キム・ユシン!お前の首をはねに参った!」
真徳女王「あれは…ケベクではないか…あやつが何故ここへ…」
キム・ユシン「陛下。お逃げください。」
真徳女王は宦官を連れ、逃げる。
キム・ユシンは城から降りる。キム・ユシン「ケベク。ついに戦う時が来てしまったようだ。」
ユシンは刀を抜きケベクの腹に刺そうとするが…避けられ、首を斬られそうになる…
その頃 朝廷では…徐羅伐
高句麗・百済連合軍の大軍が徐羅伐を攻めていた__そんな中連合軍に唐の大軍が襲おうとしていた。。。
百済・マガ将軍「唐が徐羅伐に援軍を送っているだと?」マガの奉公「将軍。今 退却せねば我々が死んでしまいます。」
臨海城
ケベクと互角の激戦を繰り広げるユシン。ユシンがケベクの被る笠に刀を刺し、ユシンがケベクの顔に切り傷を入れる。そこに百済の軍がやって来る。軍「将軍!将軍!大変です!唐が徐羅伐に20万の大軍を送り込んでくると。」
そして_唐の援軍により百済は退却した。それから7年 西暦655年__運命の戦いと実話が始まる。
上大等:朝廷の最高位でもあり和白会議をまとめる人物
終
~れんらく~
7月17日 スレ誕生
7月18日 第1話
7月19日 第2話 第3話 第4話
~あらすじ~を載せます
第1話 >>01
時は655年の新羅、新羅は敵国・百済の出兵の危機に陥ると、新羅の重臣・アルチョン公は和平交渉のため百済に向かうが…
第2話 >>02
唐の救援により、新羅は百済出兵の危機から逃れる。国の安定のために国王・武烈王は太子を立てる。。。
第3話 >>03
百済は再び新羅に復讐を考えようとする。百済は高句麗と同盟を組んで新羅への出兵するが、再び唐の助けによって百済 高句麗を撃退する。
第4話 >>04
ユンボムとラングンはアルチョン公に殺されかける。その後 アルチョン公はキム・ユシンに叱責される。それに怒ったアルチョン公はキム・ユシンを殺そうと政変を起こす__
第5話 >>05
政変を起こして、死去したアルチョン公の遺体を裂けと民は訴えるが、キム・ユシンはそれは人の道を外れてしまうと考えて反対する。
- Re: 鳳凰の戦い ( No.1 )
- 日時: 2019/08/04 17:37
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:1話
時は西暦655年 百済は勢力を上げる新羅に再び出征を仕掛けようとする…しかし、キム・ユシンが出征を妨げ、戦功を立て、朝廷に出仕する事を恐れたアルチョン公は出征を止めようとする__
[朝廷]
アルチョン公「出征はなりません。出征をしては戦乱に犠牲者が出て新羅が滅びてしまうだけです。故に戦乱をやめ、和平を結ぶように百済に和平交渉をするのです。」
武烈王「和平交渉だと?アルチョン公はこれまで百済に幾たびも和平交渉を行い、和平交渉に行かせた使臣たちが殺され続けるのをまた見ると言うのか?そなたは再び''使臣''という犠牲者を出すと?それとも今回は成功でもさせる自信があるのか?」
キム・ユシン「大王陛下。今 伽耶城で百済軍と戦い続ける兵士たちがいるのに…」
アルチョン公「私は命を呈して百済朝廷へ参内し和平交渉を乞うて参ります!」
[百済・朝廷]
義慈王「また新羅が使臣を?」
ソンチュン公「大王陛下。玉谷門での戦いのように再び新羅が裏切るやもしれません。故にその使臣を殺し、新羅への見せしめにしては如何でしょう。」
ケベク「それはなりません。大王陛下。使臣はアルチョン公と言う百済にもアルチョン公に賄賂を渡され動いている豪族がおります。故にもしアルチョン公を殺害すれば豪族らの反乱が起きるでしょう。」
ソンチュン公「何故そのような心配を?まさかアルチョン公の手先と言うのはケベクそなたの事か?」
ケベク「ソンチュン公。なんと言う事を!」
義慈王「余も豪族の反乱は恐れておる。アルチョン公は殺してはならぬ。来月の7日に 泰臨楽に丁重に歓迎して差し上げよ。」
[百済と新羅の辺境・伽耶城]
戦いが収まっていた伽耶城にアルチョン公が輿に乗ってやって来る。
アルチョン公「新羅の使臣である!開城するのだ!」
そんな伽耶城の上にソンチュン公が立ち、矢をアルチョン公に向ける。
ソンチュン「あの者を殺せ!」
終
主人公 キム・ユンボム(キム・ユシンの息子、三韓統一を夢見る。) 2話 子供として登場
トンスン(花郎、ユンボムの親友、三韓統一を夢見る。)未定
キム・ガンウ(文武王の弟、王位を狙う人物)7話 登場
主要人 マンスン王妃(キム・ユシンの娘、文武王の王妃、ユンボムの姉) 3話 登場
文武王(マンスンの妻、武烈王の次の王) 2話 登場
王女(ガンウの妹、ガンウと共に新羅と唐の合併を夢見る。) 7話 登場
ジェハ(ユンボムの忠臣) ユンボムの成人後 登場(未定)
ラングン(トンスンの親友、三韓統一の夢を見る)未定
- Re: 鳳凰の戦い ( No.2 )
- 日時: 2019/08/04 17:38
- 名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)
鳳凰の戦い:2話
時々 ソンチュン公→ソンチュンに変わってたりしている事があります 名称変更が激しいです。すみません。
[伽耶城]
ソンチュン「あの者を殺せ!」
ソンチュンが矢を放とうとした時、義慈王がやって来る。
義慈王「待つのだ!ソンチュン!王名に逆らうとは!どれほどの大罪か分かっているのか!」
ソンチュンがひざまずき、頭を下げる。
ソンチュン「お許しを!大王陛下。命を持って償います。」
ソンチュンが刀を抜き、首に向ける。すると…
義慈王「やめよ。余は知っておるそなたが国と余のために新羅の使臣を殺そうとした事は。故に命を絶つな。余がそなたの命を守る代わりに自粛せよ。」
[新羅 キム・ユシンの屋敷]
月が空に出ている真っ暗な夜。
キム・ユシンが息子の幼いユンボムと遊んでいる。
キム・ユンボム(幼)「父上。ウォンスル兄上はいつお戻りに?」
酒に酔ったウォンスル(少年時代)が戻って来る。
キム・ウォンスル「父上。私は父上の息子だからと妓楼にも入れませんでした。」
キム・ユシン「すまないな。誠に申し訳ない。」
キム・ウォンスル「上大等が妓楼までもを支配して私の出入りを制限している事など分かっています。しかし、私は父上が恨めしくてたまりません。父上こんな私をお許しください。」
キム・ユシン「ウォンスルよ。誠に悪いと思っている。」
二人の泣く姿を見るユンボム。
キム・ユンボム「父上と兄上は何故泣いているの?」
キム・ウォンスル「幼い弟にこのような姿を見せて悪いな。」
ウォンスルはユンボムを抱く。
キム・ウォンスル「ユンボムよ。私は来たがそなたはまだ食べていないだろう?私が食べさせてやる。部屋で待っておれ。」
キム・ユシンはウォンスルの肩を叩く。
[新羅朝廷]
咳き込み、王座に座る武烈王
武烈王「余もそろそろ年を召した。故に王位を継承させる太子を決めようと思う。」
ガンジョン「大王陛下。現在 上大等が不在しております。上大等がいる時に決めましょう。」
武烈王 (上大等がいれば…文武が太子に就ける確率はそう多くない。上大等がいない時に決めねば…)
武烈王「しかし、余は死んでもおかしくない状況だ。今すぐに太子を決め、明日にでも封冊せねば…」
キム・ユシン「それでは文武王子を太子に推薦いたします。」
ガンジョン「それならば私らも文武王子を推薦いたします…」
西暦655年 そうして文武王子が太子となった…
[東宮殿]
文武太子が眠る東宮に宦官がやって来る。
宦官「太子様!太子様!大変です!高句麗と靺鞨が連合軍となり、出征しようとしています!」
655年 1月
高句麗と靺鞨、後に百済が連合軍となり麗済同盟を結んだ__
終
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