複雑・ファジー小説

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王城(上・クライマックス)
日時: 2019/08/01 16:04
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

あらすじ↓
時は架空の日本時代。ある城の城主を父に持つ鎌霧かまきりは息子でありながらも城を継承できなかった。その理由は''賎民''だからだ。妾の子として産まれた鎌霧には継承権がなかった。しかし数々の試練を乗り越えて鎌霧は城主への道を歩む__


【目次】

第1話 >>01
第2話 >>02
第3話 >>03
第4話 >>04
第5話 >>05
第6話 >>06
第7話 >>07
第8話 >>08
第9話>>09 >>10 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19
第10話>>20 >>21 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30


Re: 王城【8月30日まで毎日連載、全51話】 ( No.1 )
日時: 2019/07/21 17:08
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

王城:1話

この物語はフィクションです。

時は日本架空の時代 日本は西日本 東日本と分かれ争っていた。東日本の有力将軍には佐藤 鎌史かましがいた。その息子は後に後に後に日本最強武将となる鎌霧がいた__

【天皇御前】
鎌史「陛下。東日本大将軍 兼 平奈だいらな城・上城主の鎌史でございます。」
陛下「中へ通せ。」
鎌史「陛下。西日本が和平を組み、日本を一つの''国''にしようと東日本に交渉しております。」
陛下「そなたらはそれを承諾するのか?」
鎌史「私 東日本勢力は西日本・東日本合併を行なっても悪くはないでしょう。」
陛下「では合併を命令する。」
東日本・西日本 合併から早2ヶ月 国は天皇中心の国へ。しかし、再び定められた冠位に不満を抱く臣下らがいた。その中で平凡に暮らす鎌史たちに悲劇が。

【平奈城】
城門に立つ兵士たちは大軍を率いて黄色の仮面をし、''長谷川''と書かれた旗を持ち、馬に乗ってやって来た男に矢を向ける。

兵士「あれは…西日本の長谷川軍では?」
兵士②「はせ、はせ、長谷川軍だと…上城主に伝えねば。」

【鎌史の執務室】
慌てて入ってくる兵士。
兵士「上城主!上城主!大変です。西日本が大軍を率いて平奈城を…」
鎌史「な、何だと!縁子(ふちこ、鎌史の正妻)よ。楊子(ようこ、鎌霧の母、鎌史の妾)よ。幼い子供達を連れ、逃げるのだ。」
縁子「旦那様。」
鎌史「早く!必ずそなたの元に生きて戻る。必ず再会しよう。」
幼い鎌霧「父上、どうしたのですか?」
縁子は鎌仁(かまじん、正妻の息子)を抱き、鎌霧は楊子に抱かれ逃げる。

【城門前】
1人残り長谷川軍と戦う鎌霧。鎌霧の前に長谷川 慧優(後の鎌霧のライバル 慧明の父、西日本軍の長)がやって来る。
長谷川 慧優「そなたが西日本に投降すれば命だけは助けてやろう。」
鎌史「私が…西日本に投降すると思うか?もし私が死んでも息子らが私の仇を取ってくれると信じている!」
鎌史は慧優は鎌史の首を斬る。
鎌史「これで良かったんだ…私はこれでこそ生きていたと言えるのだ… 」
鎌史は首を抑えながら倒れる__




Re: 王城【8月30日まで毎日連載、全51話】 ( No.2 )
日時: 2019/07/21 17:24
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

前回のあらすじ
西日本と東日本は合併しようとしていた__しかし、西日本軍の長谷川慧優が逆上し、東日本の城・平奈城をおとす…

王城:第2話

平奈城前では首を抑え、倒れている鎌史の姿があった。
【ある宿】
明け方眠る鎌霧と鎌仁を連れる縁子と楊子。
縁子「あなたはこのような宿しか準備できないの?このボロい宿初めて見たわ。死んでもこのようなところで寝たくない。」
楊子「今、私たちは追われる身なのです。それなのに贅沢は出来ません。それに旦那様が今西日本軍と戦っておられるのに。」
縁子は楊子の頬を叩く。その音で起きた鎌霧は立ち上がり、言う。
鎌霧「奥様!私の母を叩かないでください。」
縁子「何ですって?賎民の分際で!将軍を正妻に怒鳴るとは!」
楊子「奥様。愚かな息子をお許しください。」

民が話してるのを聞いてる鎌仁
民「西日本の奴らは大変な悪党だ。自ら和平交渉したのに1年も経たずして裏切り我らに兵を出すとは。ああ。西日本を信じた鎌史様が哀れでならない。」
民②「全く…さらによりによって死んじまうなんて」
その話を聞く鎌霧たち。
縁子「何ですって?」

【天皇御前】
陛下「そなたたち!今日行ったのは大罪だ!合併して間もないのに東日本を裏切るとは!」
慧優「お許しを。天皇陛下。」
陛下「これで私の権威は失墜した。そなたらの責任だ。そなたたちの職を解任することとする。」

Re: 王城【8月30日まで毎日連載、全51話】 ( No.3 )
日時: 2019/07/22 13:37
名前: 渾身 (ID: Xr//JkA7)

王城:第3話

【宿で過ごす鎌霧たち】
鎌霧「奥様。父上が亡くなられたというのは…」
縁子「お黙り。そのような事を口に出してはならぬ。」
その宿に西日本軍の武将が入ってくる。
武将「お前らが鎌史の妻子たちか?」
縁子「そうですが?」
武将「連れ出せ!」
武将は鎌霧たちをひきづり出す。

【宿・外】
外には長谷川慧優がいた。
長谷川慧優「お前たちが鎌史の息子か?」
縁子「あなたは…西日本軍の…」
長谷川慧優「この者たちを殺すのだ!」
兵士が鎌霧たちに刀を振り下ろそうとした時…
謎の覆面した男がやって来る。
「待つのだ!」と。
その男は兵士たちを刀で斬る。
兵士たち「何者だ!」
覆面男「私は東日本の泰門の城主・唐祐とうゆうだ。その妻子たちを放せ!さあ逃げよ。」
覆面男は兵士と戦う中 鎌霧たちは逃げる。
「追え!」

10年後…東日本出兵時、解任された臣下らは復職し臣下らの専横で国は混乱していた。しかし東日本と西日本の合併策は消えるが西日本対抗軍も現れてしまう。。

【西東境界線】
100人の兵を連れてやって来る謎の男。
謎の男「攻撃しろ!」
兵士の矢を避けながら境界線を破ろうとする男
境界線の兵士たち「鎌霧の攻撃だ!」
そう。この男は鎌霧。
そこに鎌仁がやって来る。
鎌仁「鎌霧。攻撃をしておるのか。攻撃は程々にせよ。西日本朝廷に知られれば討伐軍が出てもおかしくない。西日本が東日本に攻撃を仕掛けるやもしれぬからな。」
鎌霧「攻撃されたら倒せばいいんだ。攻撃されたなら''正当防衛''という名文が出来るではありませんか。」
鎌仁「そう西を甘くみてはならんぞ。」
すると、兵士が全滅しようとしているのをみた鎌霧。
鎌霧「退却だ!」

【西日本朝廷・王室】
陛下「また東日本軍が?このまま知らぬふりをしてはおけぬ。もし境界線が破れでもしたらどうする?私は討伐軍を出す事を命ずる。」
長谷川慧優「私、内閣総理大臣首相 長谷川を討伐軍の先鋒にお立たせ下さい!陛下。」
陛下「よかろう。そなたに軍事権全権を下す。」
長谷川を睨む吉柄(よしがら、東日本出身 慧優の横暴に目を向ける。)






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