複雑・ファジー小説

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赤い慄き、黒い妬み 【短編集】
日時: 2020/03/03 13:45
名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)

クリックありがとうございます、始めましての方は始めまして!紅蓮と申します。
息抜きに短編を書いてまいりますので(そもそも短編は息抜きじゃないけど…)温かく見守っていただければ嬉しいです。

・シリアス、又はグロ表現あり

・ものすごく短いものもあれば長いものもあります。

スレッド作成日:2020 2/29

episode1 悩み >>01

episode2 透明人間 >>02

Re: 赤い慄き、黒い妬み 【短編集】 ( No.1 )
日時: 2020/02/29 11:14
名前: 紅蓮 (ID: XnbZDj7O)

episode1 悩み

「…それでさ、私どうすればいいんだろって…。」

学校帰りの夕暮れ色に染まったカフェ。
少し喉が乾くとアイスティーに手を伸ばして、影を伸ばす。
薄いオレンジの液体に添えてあったミントをさりげなく外すとまた彼女が溜息を付く。

「…どうすればいいんだろって。そんな、梨沙は今まで生徒会とか部長とかってやって来たじゃない。案外決断力あるなって私思ってたんだけど。」

「そういうことじゃないの。…何て言うか、本当に私に出来るかなってさあ。入試も近いし失敗したら時間の無駄だわ…。」

「そんな自己嫌悪になんないでよ、まず出来るか出来ないかじゃなくてそのまま突っ走っちゃいなよ!当たって砕けろってとこじゃん?」

頬に手を添えて、いつもの笑顔を梨沙に振りまく。…これでもしないと立ち直ってもらえないだろう。彼女は少しうつむき加減で考えると、すぐに答えを出した。

「そう、よね…。確かに考えすぎたかもしれない。うまく言葉に表せないけど、やってみるわ。」

夕日に当たった梨沙の髪。
私にはいつもより自信に漲っているように見えた。




次の日。
梨沙は殺人罪で検挙されたらしい。


___________________________________________________

梨沙がやりたかったのは、『殺人』。
間違ったアドバイスで人の人生を狂わせることもあるのでご注意を。

Re: 赤い慄き、黒い妬み 【短編集】 ( No.2 )
日時: 2020/03/03 13:44
名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)

episode2 透明人間

とある科学者が、『透明人間になれる薬』を開発したらしい。
国民からは大絶賛。
辺りのドラックストアでは売り切れ、在庫待ちの店がとてつもなく増えた。


最近。何故かは知らないが、交通事故が増えたらしい。



__________________________________________

誰もが夢に見ていた透明人間。
透明人間だからか、誰にも姿が見えないし交通事故が増えるのは無理もない。


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