複雑・ファジー小説

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SPIMS.-特別事象案件対策課-
日時: 2020/05/02 23:44
名前: イ号潜水艦 (ID: uFovKUbX)

2020 5/xx Japan Tokyo.

東京の警察機関は、全国の管轄する警察庁と違い、都警として警視庁が設置されている。
管轄は東京公安委員会。だが警視庁は国内では最大の人員、最高の装備を常に保有する世界有数の警察組織である。

そんな中、ある防衛大臣の航空自衛隊戦闘機がUFOに遭遇した際の対応手順を決める発言により、全国警察機関は特別な事象、生物等々に即応する部署を設けた。
警視庁も全国公安委員会の動きに乗じ、警視庁本部庁舎の一角に
「特別事象案件対策課(Special Phenomenon Item Measures Section)」の部屋を設けた。
それぞれのイニシャルを取り「SPIMS.」と略され、バッジが作られた。

・特別な事象、生物等々とは?
特別な事象、生物————簡単に言うと未確認で進行している事象や未確認生物(UMA)を指す。
未確認事象を詳しく言うならこうだ。

「現在確認されている原理または理論を超越し、現在進行形で発生している事象を指す。」

とされている。例えば物理的に接触可能な物体が壁をすり抜けるなんて事が今、起こっているとすれば定義に当てはまる。
未確認生物は簡単である。

「実在が確認されていない生物のことである。」

という事で、日本国内や日本海の主権が及ぶ領海領空でUMAが確認されたら、我々SPIMS.が捕獲に当たる。
尚、これらの案件はそれぞれ「E案件(環境案件)」「C案件(生物案件)」の二つに分けられて呼称される。

・SPIMS.の任務と権利
SPIMS.はその対象が特殊だが、意外とシンプルである。
想定されている任務はE案件及びC案件の発生している地域からの国民救出。
またE案件ではその事象の記録と危険度の評価(A〜E)。C案件では該当生物の捕獲または駆除。
SPIMS.には他の部署よりも強力な権利を有している。
今となっては全国にSPIMS.(または同じ任務を担当する部隊)が存在する。最早SPIMS.は全国組織で、警視庁及び警察庁からは独立しているも同然。
その根拠は我々の指揮権の及ぶ範囲である。‥‥我々が本格的に案件への対応をするとなれば各地の交番から全国の機動隊、特殊部隊(SATやSIT)を指揮する権利を有するのだ。
確かに特殊部隊の交戦許可に関しては政府の許可が必要であるが、もし部隊が実働する時は

——————記録には残らない。

と言うわけで長々と警視庁新設部署「特別事象案件対策課」の説明をし終えたところで、登場人物の説明へと行こう。

〜主要な登場人物〜

・佐田祐樹"Yuki Sata"(27)
本作の主人公。特別事象案件対策課の環境省情報員として、出向される。
主に現地へ向かったり、時には戦ったりして忙しい日々を過ごす。
元環境省自然環境局野生生物課の職員。

・西村仁助"Jinsuke Nisimura"(54)
主人公の上司で、実動員として共に捜査に当たる。
変わりものの部署に務める事になったが、真摯に仕事へ向かう。

・左藤雄二"Yuji Sato"(65)
特別事象案件対策課長。UMA好きとして知られ、そのままここに配属された。
本人もこの部署に所属で来て喜んでいる。

・友後ゆうか"Yuka Tomonochi"(28)
警視庁刑事部から出向いてきた職員。任務としては強権を有するSPIMS.の監視。
定期的に政府や国家公安委員会に報告している…らしい。

・二宮康太"Kouta Ninomiya"(34)
本作における内閣危機管理監。若くしてキャリア組となり、国内の危機管理を統理する。
今後起こる様々な「案件」を受け、「未確認事象及び生物対策本部」の副本部長も兼任し、SPIMS.と共闘する。

・鵬村正孝"Masataka Houmura"(61)
本作日本の内閣総理大臣。作内では二宮副本部長をパートナーとし、「案件」への措置を講ずる。
またSPIMS.の記録を削除する等の情報操作に追われる。

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ここからメタゾーン!!!!!!( ゜Д゜)

どうも初めまして。イ号潜水艦です!(自己紹介終わりw)

本作は以下の要素がありまっする。

・クトゥルフ神話に登場する神々や小説内(H・P・ラヴクラフト作)の地名等々の登場。
・その他架空の生物(主に怪異とされるもの)の登場。

が出てきます。それでもOKって方はご覧ください!