複雑・ファジー小説

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専属メイドは第二王子に溺愛されます !(完結)
日時: 2020/06/13 23:24
名前: はな (ID: obDW75wI)

登場人物
マーガレット・レミニュ
レミニュ子爵家の長女。本業は第二王子の専属メイドで、副業は〇〇〇。趣味は、裁縫と読書。頭が良い。演技力も
ルーカス・ア・ネースト
第二王子で、頭が良く、運動神経も抜群、容姿も良いので令嬢達から群がられている。第二王子は側妃との子供。
リアム・アローン
アローン公爵家の長男。アローン公爵家の当主は、宰相を務めている。リアムは宰相補佐で、第二王子の側近。頭はかなり良い。
アンドリュー・スミファ
スミファ伯爵家の次男。剣の腕前は一番か二番くらい強い。同じく、第二王子の側近。一応、脳筋ではない。
ディアム・エハロティス
エハロティス侯爵家の長男。魔法師団長の息子。第二王子の側近。得意魔法は氷魔法。魔法馬k、、、ゲフン。魔法熱心。

Re: 専属メイドは第二王子に溺愛されます! ( No.2 )
日時: 2020/05/16 16:34
名前: はな (ID: obDW75wI)

「マーガレット?考え事?」
「申し訳ありません。少し考え事をしておりました。」
「そっか。」
そういえば、殿下が側近の方を紹介するって言ってましたね。何故、私に紹介するのか不思議ですけど、あれに有利ですからいいかな。
コンコン
「入って良いよ。」
「「失礼します。」」
「改めまして殿下の側近リアム・アローンです。」
「同じく、ディアム・エハロティスです。」
凄いカッコいいですね。私もこんな容姿が良かったです。
「殿下の専属メイドのマーガレット・レミニュです。」
その後、ちょっと喋った後に仕事があったので、私は出て行きましたけど、性格は大体分かった。

「失礼します。」
「マーガレット。どうだった?」
「凄いカッコいい方でしたね。」
「ふーん。」
機嫌が悪そうですね。
「マーガレットはああいうのがタイプ?」
「タイプっていう訳ではないですね。」
「そうなんだ。」
機嫌が良くなりました。そういえば、聞きたかったことがあったんですよね。
「あの、殿下は剣の腕前はいいんですか?」
「剣の腕前?それなりかな?」

あっ、殿下が剣の稽古してますね。
ん?待って、どこがそれなりなんですか!この無駄のない動き、しなやかさ凄い強いじゃないですか。
「はっ、仕事。殿下タオルです。」
「ありがとう。」
「その、見てましたけど凄い強いじゃないですか。」
「ほんと?ありがとう。」

その夜

「んんっ、やっと仕事が終わった。ん?」
この気配は!中庭の方ですね。仕事が増えました。
「チッ」
急いで向かいますか。
「こんばんわ。暗殺者さん。」
「何故、暗黒の死神が、、、。」
「ふふ、おかしなことを。私はここで働いているのです。じゃあ、さようなら。」
「くっ」
「うわぁ」
バタッ、バタッ
「弱かったですね。」
速く帰ろっと。



「マーガレット?」

Re: 専属メイドは第二王子に溺愛されます! ( No.3 )
日時: 2020/06/13 20:38
名前: はな (ID: obDW75wI)

昨日、暗殺者をあれした後、私は寝た。
「おはようございます。殿下」
「えっ、お、おはよう」
「どうしました?殿下。」
「その。昨日偶然見たんだ。昨日の夜の」
「あぁ。あれですか?暗殺者を○すのも、メイドの仕事ですよ」
「いや。メイドの仕事ではないと思う」
「殿下。私は、殿下の専属メイドですよ?暗殺者ごとき○すのも仕事ですよ」
「確かに。王族の専属メイドなら」
「そうですよ。殿下、それでは失礼します。」
私は、殿下の部屋のドアを閉めて、ため息をする。
「はぁ、危なかった。殿下には絶対にバレてはいけない。必ず」
私は、そう言い顔を引き締める

Re: 専属メイドは第二王子に溺愛されます! ( No.4 )
日時: 2020/06/13 21:17
名前: はな (ID: obDW75wI)

ルーカス視点

昨日は、マーガレットが暗殺者を○す所を見てしまった。
それを、マーガレットに言ったのだがそこまで気にしていないようだった。
まぁ、確かに王族の専属メイドだったら、運動面でも鍛えられているはず。
その事をリアムに言ったが「普通ではないですか?」と言われたので普通なんだろう。仕事を早めに切り上げた後に用事があった。用事とは、ラティス公爵に会う予定だ。ラティス公爵は、第一王子派。なので俺に会いたいのは、怪しい。
かなり警戒している。

「失礼します。殿下」
そう言って入ってきたのは、ラティス公爵。ラティス公爵は、太っていて、お世辞でもかっこよくない。
そして、お茶はラティス公爵が持参したもの。怪しすぎる。
マーガレットがお茶を淹れ、毒味をする。数分待ったがマーガレットが体調を崩さなかったので、お茶を飲む。
味はいたって普通だった。
その後、適当に話した後ラティス公爵は帰った。
ラティス公爵が帰った後、マーガレットの顔は険しかった。体調が悪いわけでもなさそうだった。


ラティス公爵と話した後、仕事をし、食事をとる。今日は、早めに寝る。睡魔が襲ってきて、なんとか起きようとしても勝てなかったからだ。

マーガレットに寝ると言った時、マーガレットは苦しげな表情だった。

マーガレットは、顔にあまり出さないのにな。どうしたのだろうか?
結論が出ないうちに俺は眠ってしまった。

Re: 専属メイドは第二王子に溺愛されます! ( No.5 )
日時: 2020/06/13 21:57
名前: はな (ID: obDW75wI)

ルーカス視点


重い。なにかが乗っているのか?
なにが乗っているのかと考えていると、顔が濡れる。

俺は、眼を開けた。
そこには、ナイフが俺の目の前にあった。暗殺者?
咄嗟に風の魔法を使い、暗殺者を吹き飛ばす。

暗殺者は、フードを被っていたが風の魔法により、オレンジの髪色と、顔が見えた。
「っ!!」
俺は、暗殺者の顔を見て、息を呑む。
嘘だ、嘘だと思っても、嘘では無かった。俺は、暗殺者の名前を呼ぶ。
「マ、マーガレット」


「殿下」
マーガレットは泣いていた。
「殿下。○んで下さい。」
しかし、俺が風の魔法を使ったことで俺の部屋の前にいた騎士達が異変に気付き部屋に入る。

だが、騎士達が入った頃にはマーガレットは消えていた。
一枚の紙を残して。

紙には、『今から、マカイヤア山に来て下さい。』とかいていた。

俺は、騎士達に少し風魔法を使いたかっただけだと伝える。
そう伝えると、騎士達は部屋から出て行った。
それを見ると俺は部屋の窓から出、指定された場所に行く。

マーガレットに何故こんな事をしたのか聞くために。

Re: 専属メイドは第二王子に溺愛されます! ( No.6 )
日時: 2020/06/13 23:23
名前: はな (ID: obDW75wI)

マーガレット視点

バレたバレた。
殿下にバレてしまった。
私は、ポケットから黒い長方形の機械を出す。その機械に向かって喋る。
「父上!すいません。殿下を始末出来ず、バレてしまいました」
機械から私の父の声がする。
『なにをやっている!!お前は、役立たずだな!』
「すいません」
私は、父に謝る。
恐らく、私含め一族が捕まり、死刑になってしまうだろう。
あの時、あの時できていたら。
しかし、多分私は何回チャンスがあっても、出来なかっただろう。
何年間もお世話してきた殿下を。情が湧いたのだろう。せめて、初対面だと出来たのに。

私は、マカイヤア山に来てくれと紙に書いた。多分、そこに来るだろう。大勢の騎士を連れて。しかし、それでもいい。
最後に会えるのなら。


そう思い、私はマカイヤア山に行く。マカイヤア山の頂上には、なにもないが風景が綺麗だった。その事を前に殿下に話したので多分覚えているはずなので頂上に来るだろう。

綺麗だと思いながら空を見ると、後ろの方から音がした。
振り返って見ると、殿下だった。しかし、後ろには騎士達がいなかった。
?どうして?
あ。もしかして隠れていて私が油断したところを、、。
私の思考を読んだのか、殿下が言う。
「騎士達は来ない。」
え?こない?
「意味がわからない。何故?」
「そうだな。マーガレットと話しかったからかな」
「?」
私と話す?
「ほら、マーガレット。俺を○すんじゃ無かったの?」
そうだ。私は殿下を○さなければならない。命令だから。
そう思い、私はナイフを出す。そして、投げる。が、殿下は避ける。
これは、想定内。
今度は氷魔法を使い、殿下の手足を凍りつける。しかし、殿下は火の魔法を使って氷を溶かしていく。
「ねぇ。マーガレットは本気だしてないんでしょ?」
「!!」
何故わかった??私は一回も実力を発揮して戦っていなかった。なのに、何故私が本気をだしていないと。
「そんな事簡単にわかるよ」
「か、ん、、たん?」
簡単。私にはそんな事簡単にわからない。そんな事わかる筈もない。父の声が脳内に再生される。『こんな事も出来ないのか!?』

「うるさい。うるさい!うるさい!!」
私には出来る。出来る。
私は、転移魔法を使い殿下の後ろに周りナイフを、、。ナイフを、、、。刺そうとしても殿下との思い出が蘇る。
「私には、私には出来ない。」
しかし、出来なかったにしても王族を○そうとした。私の罪は重い。
どうせ、○ぬのなら。今ここで。

そう思い、私の腹にナイフを刺した。
殿下が焦った顔をしている。
殿下が私の血を止めようとするのだが、血がどんどん出る。
痛いがこんな痛み我慢できる。
「殿下。すみませんで、、した。」
私は、眼を閉じる。○ぬのは怖くなかった。





ポタッポタッという水の音に起きた。
「こ、、こは?」
見慣れない天井。牢屋ではなさそうだ。
「マーガレット。起きた?」
「!?殿下」
何故殿下が?
「あの後、マーガレットの父と、ラティス公爵などの貴族が捕まった。マーガレットの父は、死刑だよ。禁忌の術を使ったからね。」
そう、私には禁忌の術がかかっていた。
昔、奴隷を買うのが広まっていたが前国王が禁止にした。奴隷には奴隷術という必ず命令に従わないといけない術がかかっていた。それが私にかかっていた。
奴隷術は禁忌の術として使ってはいけないのだが、私の父が使っていたというわけだ。

「ねぇ、マーガレット。昔、なんでもするって言ったの覚えてる?」
「?はい」
「じゃあ、ハナレッサア公爵の養子になって、俺の妻になって?」
「!それは!?」
「なんでもするって言ったよね?」
「、、、はい。よろしくお願いします」


そして、私は殿下と結婚したのである。



おわり



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