複雑・ファジー小説

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未来世界の改善 第二話:特殊能力
日時: 2020/06/04 11:29
名前: Angel/God (ID: j24nS2D/)

2120年 9月 18日 AM06:17

「何でお前と、黒マントのやつはジェットスーツを着けていないのに、
 空を飛べているんだ!?」

 すると男はこう答えた

「後からわかる」

 その時黒マントの集団が、紫色の炎を放ってきた

「きゃーー!!」

 由羽が叫んだ

「落ち着け! 由羽!」

 男は炎をよけ、加速した

「今からお前逹をぶん投げる」

「はぁ!? 何言ってんだよ!」

 男は神奈真に聞く耳を持たずいきなり二人をぶん投げた

「うわぁーー!!」

「きゃーー!!」

 風音が耳に聞こえる
 神奈真は黒マントの集団に向かう男の姿を最後に目を閉じた

2120年 9月 18日 AM09:47

「……ここは……」

 神奈真は目を開けた

「やっと気がついたか」

 一人が言った

「誰だ?」

 すると男が立ち上がった

「俺は『W・D』のサブ・リーダーの兎蓙とざだ」

「そうだ! 由羽は!?」

「あぁ、あの女か。もう起きてるぞ。今はトイレに行ってる」

「無事なのか!?」

「掠り傷程度だ」

「よかった……さっきの男は!? 一回ぶん殴ってやる!」

「俺のことか?」

 奥からそれらしき男がやって来た

「お前、さっきの! さっきはよくも!」

 そう言って立ち上がったが途端に左脚に激痛が走った

「くっ! なんだ!?」

 すると兎蓙が言った

「さっきの女は掠り傷だが、お前は左脚骨折だ」

「はぁ!? お前、絶対に訴えてやる! 名前は!?」

「俺は、駝津たつだ。『W・D』のリーダー」

「絶対忘れないからな!」

「それはいいんだが、お前に試練を与える」

「はぁ!? 何言って——」

 すると駝津が何か重い物を投げてきた

「痛った……何すんだよ!」

「その本で自分の骨折を治す方法勉強して実践すれ。
 これが『W・D』に入る為の試練だ」

「俺は医療関係のことなんて知らねーし興味ねーよ!」

「よく本を見ろ」

(本? 何でだ?)

 神奈真が本を見るとそこには特殊能力を引き出す方法が書いてあった

「特殊能力の書? なんだよこれ!」

「そのまんまだ。それに書いてある通りにやれば、
 お前は特殊能力を得る」

「何言ってんだよお前! 頭大丈夫か!?」

 すると駝津が手を神奈真に向け、氷柱つららを放った
 氷柱は、神奈真の頭の横に突き刺さった

「これでも特殊能力の存在を信じないか?」

「……由羽はどうなるんだ!」

「あの女はこちらで預かる」

「はぁ!? お前やっぱ訴える!」

 その時、場所が変わった

「ここは俺の家のベット!?」

 すると脳に直接声を流す用に言ってきた

『今からお前は一ヶ月間その本で勉強をしてもらう』

 よく見てみると机の上にさっきの本が置いていた

「一ヶ月の間にこの骨折を治せばいいってことか……?」

『そうだ。一ヶ月後、また『W・D』の基地にテレポートする』

「わかった……」

『では一ヶ月後、また会おう』

 それから駝津が神奈真に話しかけることはなかった

 そして、さっそく本を開き、勉強を始めた


 第二話 了


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