複雑・ファジー小説
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- 悪役令嬢は、兄を攻略する。
- 日時: 2020/06/08 22:26
- 名前: はな (ID: obDW75wI)
登場人物
エミリー・ナコミシットレーア
乙女ゲーム「恋する乙女」の悪役令嬢。運動神経と頭もいいし裁縫も出来、性格がよく美人というかなりの優良物件。なのでモテる。
リディアナ・ソラワアムネッハ
エミリーと同じく、「恋する乙女」のヒロイン。可愛く、愛嬌がある。平民から伯爵家の養子になった。
レイバン・ナコミシットレーア
エミリーの兄。「恋する乙女」の攻略対象である。妹のことが好きすぎる。婚約者はいない。
この物語は、異世界転生ものと、シスコンとブラコンのシーンが多々あります。
苦手な方はご遠慮ください。
- Re: 悪役令嬢は、兄を攻略する。 ( No.1 )
- 日時: 2020/06/09 21:39
- 名前: はな (ID: obDW75wI)
「おぎゃぁ。おぎゃあ」
「あなた。念願の私達の子供が、、、。」
「あぁ。ノラ本当にありがとう。可愛いね。私達の子供。」
はい。目の前にいる美男美女がイチャイチャしているんですけど!はっ?べ、べっ、別に私が非リア充だったからじゃないし。
てか、体に違和感がある。
手も小さいし、全体的に小さい。しかも、喋ろうとすると、うまく喋れない。どういうことなんだろうか?
私は、一生懸命、一番最後の記憶を頑張って思い出した。
そう、私は赤松 琴乃(あかまつ ことの)は高校1年生だった。私は、部活の帰りにいきなり車が突っ込んできた。いきなりだったので避ける事も出来ず、そのまま轢かれて痛みを感じながら眼を閉じたと思ったんだけど、眼が覚めたらここだったて感じかな。
お母さん、お父さん、私の友達。皆、大丈夫かな?なんで轢かれちゃったんだろう。
でも、過ぎた事をいつまでもクヨクヨしてても駄目だ。
ところでここは結局どこだ?恐らく、日本ではないと思う。建物の作り方も、日本とは違う。しかも、メイド服を着た人がいる。コスプレをしているわけではなさそう。そして、カッコいい男の人の格好は結構良さそうな素材。多分お金持ち。
しかし、なんだか聴いたことある声だし、見たことあるような?会ったことはないはずだけど。
とりあえず分かったことは、私の体が赤ちゃんになっていること。
あと、恐らく日本ではない事と、私は死んだ事。
あ。そういえば、小説とかであったよね。異世界転生するやつ。その転生系と私の今の境遇と似ている。
まぁ、転生した仮説は考えた方がいいかも。
やばい、眠い。そういえば私、赤ちゃんの体だった。いやまだ、私は寝たくなiスヤァ。Z z
- Re: 悪役令嬢は、兄を攻略する。 ( No.2 )
- 日時: 2020/06/12 21:37
- 名前: はな (ID: obDW75wI)
んん。あ、そうか私は寝てしまったのか。目の前には、メイド?さんがいる。
「ほら、貴方達!仕事に戻りなさい!」
「すいません!!」
どうやら、仕事をサボっていたようだ。
「エミリー様。可愛かったわね。」
「旦那様も、奥様も美形なんだから当たり前でしょ」
可愛いか、、。正直言って、自分の顔見れないだよね。
まぁでも私の親?があんな美形なら、生まれてくる子だいだい美人とかだろうな。
というか私の名前、エミリーなのか。
寝ている間につけられたのかな?エミリーってどっかで聴いたような?
そういえば、エミリーって明らかに日本人の名前ではないし、メイドさんも、あの美形さんも髪色は、黒髪ではない。つまり、外国だな。
私は死んだと思うから、転生したってことでいいや。転生系の好きだし。
赤ちゃんって楽だしいいや。最高!
もう、赤ちゃんいや!最悪だ。最高だと思っていたけど、地獄だった。
確かに勉強とかしなくていいし、何もしなくてもいいが、、、暇なのだ。
暇すぎたし、私は、赤ちゃんだけど、中身は16歳なのだ。食事の時、胸からミルクを飲まそうと、するのはやめてほしい。そんな事出来る人は変態だけだ。
あまり飲まないおかげで、私は小食って勘違いされてる。まぁいいか。
それよりも、オムツを替えられるし、恥ずかしい。
はやく、一歳になってほしい。
そういえば、私には5歳上の兄がいる。
兄は、私にべったりなのだ。母が言っていたのをこっそり聞いたが、兄はもともとそんな私にべったりする様な性格ではないらしいのだ。それを聞いた時は、驚いた。だって、私が「あうっ、あぅ」っと喋ると、笑顔になるし、結構な頻度で私のところに来るし。
でも、妹ができてべったりにならない人は多分いない!はず。
- Re: 悪役令嬢は、兄を攻略する。 ( No.3 )
- 日時: 2020/07/21 21:44
- 名前: はな (ID: obDW75wI)
投稿が遅れてすみません
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転生して、はや一年。
私は、一歳になった。一歳になっているので、すでに離乳食を食べている。
うれしぃ。
そういえば、今世の私はかなりの病弱で、小食だった。
いかにも、前世が恵まれている事がわかる。
「エミー。ほらあーん。」
今、私に食べさせてくれているのは兄である、ディラン。
「どう?おいしい?」
そう聞かれて私は
「う。おいしぃ」
「そう。よかった」
兄は、いつも私にあーんする。
自分で食べた事ない事に気付き、兄の手からスプーンを奪う。しかし、スプーンはガチャンと音を立て床にに落ちている。
えっ?
も、もう一回と拾うが、結果はさっきと同じく床に落ちた。
「エミー?大丈夫?」
心配されたので首を縦にふって「だひじょぶ」と返事をする。
しかし、私はスプーンを持てない事にすごく落ち込んだ。
だけど、私はスプーンを持てるようになる為、食事の時、自分で食べるようになった。最初は、持てなかったけどだんだん持てるようになった!
しかし、前世は猫舌じゃなかった為、今世は猫舌だったのを忘れて食べてしまう事が多々あるので結局、兄にあーんしてしまう事になった。
時は少したち、季節の変わり目に私は熱をだしてしまった。
「げほっげほ」
「うーん。これは熱が39度以上あるね。」
医者が両親達と喋っているが、しんどい為、会話が聞こえない。
「うぅ」
しんどいよー。
「エミー。大丈夫?」
首を横にふる。しんどい。
「エミー。寝たらよくなるよ」
よし。兄を信じて寝る。おやすみ
うぅーん
「エミー起きた?」
首を縦にふる。
「じゃあご飯食べよう。」
と言われ、いつものようにあーんしてもらって食べる。
満腹になったあとは、
「薬飲もう?」
「やぁ。いやあ」
嫌だ、嫌だと全力で拒否する。
だって、すっーーーーーーーごい苦いからだ。なんでこんなに苦いの?
「薬ちゃんと飲まないと。」
それでも全力で拒否する私に、兄は、何故か薬と水を飲んで、あろうことか私に口移しして飲ませた。驚いた私は、ごっくんと飲んでいた。えっ、えっ?why?
よし、そうだ寝ちゃえ。ZzZz(現実逃避
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