複雑・ファジー小説

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宙の埃は流されない
日時: 2020/07/06 20:01
名前: 海猫 (ID: TZkODFX/)

誰もが、息苦しさを感じながら、日々を過ごしているー。


日の光が射し込んできて、肉眼では見えにくい埃が、
宙を漂っている。こういうこと、たまにあるよね。
普段は何も見えないのに、何かのきっかけで突然見えたりする。自分がいる空間は、こんなにも汚いのかと時々びっくりする。
そんなことを考えながら、今、私はー。シューズの音がキュッキュッと響く体育館でーおそらく、孤立している。
今は、新学期になったら毎年行われる体力テストの真っ最中。去年の結果を良くしようと、大半の子が全力で取り組む。
息を切らし、汗の粒子をキラキラと振り撒きながら
テストをしている子を見て、俯くように下を向く。
“どうして、こんなことになったのかー“。
言っても仕方のない問いかけを胸の中で消しながら、ただ、じっとこの時間が終わるのを待つー。








続きます。










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