複雑・ファジー小説
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- 太陽の神子
- 日時: 2020/11/20 07:31
- 名前: リリ (ID: OYJCn7rx)
世界には、ただ風が吹いていた。
そこへ太陽が現れた。人々は太陽の出現に喜んだ。
そして、人類はみるみるうちに発展していった。
こんにちは!リリです。今回は太陽の皇女と月の皇女について書いていこうと思います。
挫折しないように頑張るので応援よろしくお願いします。
挫折したらごめんなさい!
- Re: 太陽の神子 ( No.1 )
- 日時: 2020/11/21 20:41
- 名前: リリ (ID: OYJCn7rx)
プロローグ
大陸一の軍事力、魔学の発展を誇るバリニアン帝国。
太陽暦7700年に1人の皇女が生まれた。皇帝が大きな戦いを終えて別荘で休んでいる矢先のことだった。
バリニアン帝国にはある言い伝えがある。
「バリニアン帝国に二つの星が生まれた時、帝国に分断か繁栄をもたらす」と。
二つの星とは、世界最高レベルの知識を持つ学者たちの議論の末に太陽と月のことだとなった。
バリニアン帝国の皇子たちは太陽や月を思わせる外見をもっていたが、“太陽”と“月”が
同じ代に生まれたことは無かった。
皇女の髪の毛は黄金色で、目は赤や朱色を中心とした構成となっていて“太陽”にそっくりだが
“月”は生まれていないため、またこの代も言い伝えは実現しないのだと
学者達は落胆していた。“月”を生ませようと新たな皇妃を迎えることを皇帝に勧める
学者もいたが、皇帝は「同じ代に“月”と“太陽”が生まれることは不可能なのだ。」と言って
新たな皇妃を迎えようとはしなかった。
- Re: 太陽の神子 ( No.2 )
- 日時: 2020/11/22 08:21
- 名前: リリ (ID: OYJCn7rx)
第一章 名付け争い
学者達の地位をどうやって決めるか皇帝は悩んだ。
皆、勤勉で忠実だったからだ。明らかに優れていたり劣っていたりしたら自分でも位をつけられるが、
そういう者達は少ないのである。
困った皇帝は、学者達の総合的な能力を分析する機関 《ドロップ》を作った。
《ドロップ》は総合的な能力を分析する材料として、学者達の“センス”について調べたかった。
《ドロップ》は学者達に、貴族に生まれた子の名前をつけるように命じた。
時の皇帝、鵶連。彼は“仕事人間”だった。
子供のことなど放っていろと言う彼が生まれてきた皇女の名前をつけるわけがない。
だから《ドロップ》は学者達に皇女の名前をつけさせる事にした。
学者達はたくさんの名前を考え出し、議論した。
とても美しい名前もたくさん出てきたが、 皇女の姿に比べるとその名前のせいで
皇女が過小評価されてしまう気がした。
議論は何ヶ月も続いた。
皇女に仕えている召使いたちは皇女の呼び名に悩んだ。
この国では太陽の女神のことをヲンと呼んでいたから、
彼女の幼名はヲンから取ってきてヲナになった。
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