複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 雪華の路を翔る
- 日時： 2020/12/18 21:05
- 名前： エイ （ID: zh8UTKy1）
あらすじ
ある大陸の片隅に後の巨大帝國フィチアが台頭する。圧倒的な軍事力で大陸支配を目指すフィチア帝國の、台頭から衰退までを描く小説 ────。
この物語はフィクションです。
【目次】
登場人物>>1
- Re: 雪華の路を翔る ( No.1 )
- 日時： 2020/12/18 21:05
- 名前： エイ （ID: zh8UTKy1）
≡登場人物≡
∬マニア・シリラス∬
フィチア帝國台頭に一生を捧げたフィチア最高の将軍。死後、フィチアの神として崇められる事となる。一代将軍。
∬マニア・ミゴン∬
シリラスの弟。フィチア帝國台頭後には最高権力者として権勢を振るうが、大規模な民衆反乱を起こす原因となり、フィチアを混乱に陥れる。二代将軍。
∬フィチア・サバナル∬
シリラスを「師」と仰ぎ、腐敗国家コナスを潰す。フィチア帝國台頭に力を尽くす。フィチア帝國一代皇帝。
∬フィチア・イナス∬
サバナルの従兄弟、シリラスの部下として副将軍を務める。ミゴンとは古くからの友人。
∬ソー∬
腐敗国家コナスの皇女、コナスへの総攻撃時に逃亡を図るもシリラスに捕縛される。宝物「興國兵書」を持っているこの小説のキーマン。
∬ブナン∬
シリラスの部下、フィチア最高の剣豪。シリラスの為ならば何でもする。後にミゴンの横暴に嫌気が指し、フィチア帝國から離れる。
随時更新………
- Re: 雪華の路を翔る ( No.2 )
- 日時： 2020/12/18 21:34
- 名前： エイ （ID: zh8UTKy1）
古名州暦361年／且烈王即位二年
何十席もが空く此の日の王議には、強酒を喇叭飲する且烈王と臣下数十人が腰を掛ける。
『王様、桂良道(コナス領土南東)で又も謀叛との報が御座いました。此の儘、臣の蜂起を放って置いては成りませぬ。』
官位三位に当る左管を務むマニア・シリラスは且烈王に向け、断固なる響有りし声でそう告げた。
『では左管、其方に叛乱の鎮撫を任ずる。五万の群勢を率い桂良道を鎮撫致せ！』
且烈王の其の一言に臣下の間で騒然となった。日本史に例えれば本多忠勝が征夷大将軍になる様な話。臣下がﾊﾞﾜｧと声を上げるも当然なのだ。
『王様、私は其の御命令には従えませぬ。………七万の群勢を頂けぬ限り。』
マニア・シリラスは帝都に有りし軍兵の半分以上を欲しいと申しているのだ。臣下らは驚きしかしなかった。
Page:1