複雑・ファジー小説

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虹色のflower
日時: 2021/01/08 17:12
名前: 虹彩 (ID: OYJCn7rx)

こんにちは!完結しないで途中で終わる小説を大放出している〇〇です。
新しく“虹彩”と言うペンネームを作りました!
このペンネームは本気モードの時に使います。
なんとか完結させるように頑張るので応援宜しく!







Re: 虹色のflower ( No.1 )
日時: 2021/01/08 17:25
名前: 虹彩 (ID: OYJCn7rx)

[一族]




深紅一族

統領は深紅の君。謎に包まれている一族。上質な血統を持っているとされる。



群青一族

統領は群青の君。比較的に凡人に近い血統を持つ一族。上流社会では“凡族”と馬鹿にされるが、平民の信頼度は一番。



翠色一族

統領は翠の君。上質な血統を持つ一族。



淡黄一族

統領は淡黄の君。まあまあ上質な血統を持つ一族。




____________________________________



白菫一族

弱小だが上質な血を持つ。皇室認定の“弱高一族”。



紅桔梗一族

弱小だが上質な血を持つ。皇室認定の“弱高”一族。

Re: 虹色のflower ( No.2 )
日時: 2021/01/08 17:48
名前: 虹彩 (ID: OYJCn7rx)

あまきみは最良の血統と交わることを望んだ。
巨額の浪費に末、陰陽師たちは“最良の血統”を神の世界から召喚した
はずなのだが…?


召喚されたのは“虹”の華。



「馬鹿にするなあ!!!!!!!」
「私は“虹”が欲しくて多額の浪費をしたわけではないのだあ!!!」




凡人の血統は大体“虹”だ。
血統には“虹”と言う名前がついているが、“虹”色の華が生まれたことは一度としてない。美しくない色が数個染みている華、これが“虹”。
召喚された華は、藤色と檸檬色が染まっている。
決して悪くはないのだが、天の皇がした浪費にして比べると、
良い結果とは言えない。
この程度なら、“弱高”一族の実験華と同じ程度だ。
天の皇は怒り狂い、召喚された華の茎を折ろうとした。




「お待ちくださいませ。」



天の皇を止めたのは陰陽師、いん
陰の両親は“禁忌”に触れ“一族”を追放された。
一族を追放されると言うことは、苗字を失うと言うこと。
だから陰には苗字がない。



「なぜだっつ!!!」


「生まれた時の華が実験の結果ではありません。
実際に、“深紅の君”などの生まれ華は美しくなかったようですよ。」





「では、どうすれば良いのだ。」


「紅桔梗一族が養子を募集していました。
この華を養子候補にしてみればいかがでしょうか。
紅桔梗は皇室の力を借りて生き延びてきた一族。
断ることはできないでしょう。
この華が紅桔梗で見事に開花すれば実験成功。
この程度のままでしおれれば召喚失敗。
そうすれば良いのでは?
この華も、今のままでも凡人からみれば美しく稀。
紅桔梗の血統汚しにはなりませんよ。」


「そうか。お前が言うならそうしよう。」



陰のお陰で“虹の華”は救われた。
これから“華”の蕾は見事に大輪を咲かせるのか。
もしくは“この程度”で萎れるのか。




陰は漆黒の笑みを浮かべた。




Re: 虹色のflower ( No.3 )
日時: 2021/01/08 18:03
名前: 虹彩 (ID: OYJCn7rx)

「養子の方の募集はどうかい。」



「皇室から申し出がありまして。
養子候補としてではなく、養子として“華”を向かい入れてくれないか、と。」

「華の資料は。」



「藤色と檸檬色に染まっています。悪くはありません。
紅桔梗の血統汚しにはなりませんよ。」



「そうかい。でもなんで養子の申し出を…」




「これは私の憶測なのですが、風の噂で皇室が“華”の召喚に失敗したと聞きまして。これは“失敗”した華なのでしょう。」


「皇室が失敗…確か、多額の予算を投資していたよね。
側近が止めるのも聞かず、“未来の安定”だと暈かして。」

「その結果がこれか。これでは他の一族の実験華と同じ程度ではないか。」



「蕾の時点で“失敗”は決まっていませんよ。あの(・・)深紅の君も、
蕾は美しくなかったと聞きました。」



「あの、容姿と魅香で男を騙す程度の低い輩か。」


「そのような言い方は良くありませんよ。我々のような“弱小”一族を滅ぼすことなど、彼女には簡単です。」



「本題に戻りましょう。桔梗の君は、養子を受け入れますか。」





「そりゃあ、もちろん受け入れるさ。」




桔梗の君は、見透かしたような笑みを浮かべた。


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