複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

緋眼の人形使い
日時: 2021/02/19 01:24
名前: いくす (ID: twEwwje1)

注意事項
・脚本形式
(セリフ中心 描写ほぼなし)


あらすじ
 剣と魔法、勇者と魔王が存在する世界ユシィルド。魔法使いとして日々依頼をこなすユニリスタは、ある日隣国騎士からの指名で監視の依頼を受ける。初めての指名に胸躍らせていたが、現場である小さな村に到着し疑問を抱く。
「村から住民が出たら知らせろ」
 直後、村に放たれる炎。逃げた先で切られ引きずられていく住民。そんな地獄の中、無謀にも騎士に奇襲を仕掛けようとする少女がいた。ユニリスタは騎士を気絶させると、少女の手を引き村を離れる。
 それは、長い旅の始まり。逃げるも戦うも、全ては生きるため。

Re: 緋眼の人形使い ( No.1 )
日時: 2021/02/19 04:17
名前: いくす (ID: twEwwje1)

登場人物

ユニリスタ・ティル・クルトニスク
男 20歳
髪 青みがかった黒
目 右赤 左灰(裸眼) 両目灰(眼鏡)
10歳まで孤児院で過ごし『凍結の魔女』の異名を持つ魔法師ルーテ・トルムーニに弟子として引き取られる。
出生、両親の生死不明。
生者と契約を結び使役する魔法『人形使い』が使える唯一の魔法使い。
リング(銀)、ピアス(赤)、ネックレス(緑)を常に身につけており、リン(リング)、アリア(ピアス)、ロコ(ネックレス)の器となっている。
収納魔法内に保管しているマント(黒)は、赤子のユニリスタを包んでいた出生に関する大切な手がかり。
目を隠すため、常に眼鏡をかけている。
『人形使い』『収納魔法』『睡眠魔法』の3つしか魔法が使えない。

ロコ・ルーチェ
女 16歳
髪 金
目 青(契約前) 赤(後)
魔を退ける『浄化の力』をその身に宿す一族ルーチェであり、惨劇の生き残り。
『聖剣の源(材料)』として、世界に追われる。
『浄化の力』魔力あるものを白い砂と化してしまう。
真名 マギ=アスタ(魔を狩る者)

リン
男 20代後半
髪 白
目 緑(契約前) 赤(後)
風と光魔法を得意とするホーリードラゴン。
ユニリスタと契約してからは、基本的に人の姿をしている。
尻尾が切れており、そのせいで魔法が上手く使えない。
また、ドラゴンの尻尾は人でいう髪のため、人の姿になると髪が短い。
500年ほど生きている。
真名 リト=リンネ(白の守護者)

アリア
女 10歳くらい
髪 黒
目 黒(契約前) 赤(後)
幼い頃、魔法が使えないにも関わらず、その身に膨大な量の魔力を持っていたことによりよく体を壊した。
子を救いたいと親が魔法研究施設にアリアを連れて行くと、施設は特異体質のアリアを欲した。
検査と偽り親子共々家族であった記憶を消された結果、アリアは兵器として作り育てられる。
王国騎士団に貸し出しされた時期もあり、当時見習い騎士だったバルト・クラストフとはルームメイトだった。
アリアが使用する『死霊使い』の魔法は特殊で、魔力ではなく生命力(寿命)を削ることで強力な死霊を契約せずに使役できる。
強力な力を得た代償として、生命力を削るだけでなく、体の成長が止まっている。
メイド服を着用し、いたるところにナイフを隠し持っている。
真名 アリアトス=レイズ(蘇りし乙女)

レイン・フォル・タルト
男 22歳
髪 明るい茶
目 黄
王国王子であり、勇者。
16歳の頃、聖剣キュリアスに選ばれ勇者となる。

アンナ・トワイライト・イクプリア
女 19歳
髪 銀(毛先青)
目 濃いオレンジ
ルーセンドルプ帝国皇女であり、勇者一行の1人。
帝国に聖剣ワイルダルトがあるものの、まだ持ち主はいない。
旅立つ直前、何者かにより愛剣が折られたため普段は片手剣だが、帝国では双剣使いとして有名だった。

バルト・クラストフ
男 42歳
髪 暗い茶
目 黒
王国騎士団副団長であり、勇者一行の1人。
アリアとは古い知り合い。

ルーテ・トルムーニ
女 27歳
髪 暗い赤
目 濃いピンク
ユニリスタの師であり、勇者一行の一人。
魔法師としての名、師名『凍結の魔女』に相応しく、氷魔法を得意とする。

Re: 緋眼の人形使い ( No.2 )
日時: 2021/02/19 07:22
名前: いくす (ID: twEwwje1)

〇カレンドラ・魔法協会・依頼受付場
 カウンター越しに向かい合う、ユニリスタと受付嬢
   受付嬢「害獣の討伐お疲れ様でした。書類を見るに依頼人はとても満足されたようですね、ユニリスタさん」
   ユニリスタ「討伐のついでに害獣除けの魔法もかけたからな。当然だろ」
   受付嬢「ふふ、そのうち魔法使いから魔法師にランクアップして、討伐依頼が殺到するかもしれませんね」
   ユニリスタ「だといいんだけどな」
 大きくため息をつく、ユニリスタ
   受付嬢「……? あ、もしかしてとうとう魔女様に呆れられました? 『討伐しかできない子はいりません』なんて」
   ユニリスタ「そんなわけあるか」
   受付嬢「じゃぁなんですかそのため息は」
   ユニリスタ「……魔法使いになってもう10年。大きな問題も起こしてないのに、指名依頼がゼロだとため息もつきたくなるって」
   受付嬢「まぁ確かに、魔法師の多くは魔法使い時代に指名を受けています。ですが、皆がそうというわけでは……」
   ユニリスタ「指名なしで魔法師になったやつは、みんな器用だった」
 ちらっと背後に目をやる、ユニリスタ
 椅子に座っている、リンとアリア
   ユニリスタ「そこに俺たちは入らない」
 にやりと笑みカウンターから1枚の紙を出す、受付嬢
   受付嬢「そんなユニリスタさんに朗報です」
 差し出された紙を見る、ユニリスタ
   ユニリスタ「これって……」
   受付嬢「依頼内容はご不満かもしれませんが、正真正銘ユニリスタさん宛の指名依頼ですよ」
 依頼内容には監視、指名欄にはユニリスタのフルネーム
   受付嬢「いかがなさいますか?」


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。