複雑・ファジー小説

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剣士たちのちょっと命をかけた話1
日時: 2021/08/11 12:58
名前: 籾 (ID: Tb7tY/V8)

すやすやと眠りたくなるような日の光。
あの子達とこんな光を浴びたかったなぁ。

2年以上前の事。ここは、魔獣が蔓延っていました。襲ってきては異人も人も食い、誰もかもを食いました。
しかし、当然防ぐ者がいる。
彼等は魔獣をこの世から消し去る者たち。
まあ、案層の軍、とでも言って。
階級が分かれていて、1剣士、2剣士,3剣士,と、あって、一番強いのが、5剣士。
とんでもな~く強い。でも、変わり者が多い。字が読めないだとか、仲間にも容赦がないとか、そんな人たちが多い。
そんな、5剣士の話。

金髪の少し長い髪。きちんとした軍服。
彼はここのリーダー、アーサー・アーマールア。しっかりした人、だけどたまには休んでね。

そんな彼と仲が良いのは、黒い髪がふわりと浮かぶ、ぶかりとした軍服を着た、空坪(そらつぼ)クロル。冷静で、ちょっと感情がない。

青黒くなびく髪、でも性格は信号機の赤、聖風真弥(せいふう まひろ)口が悪いけど、実力者。

緑色の優しさが滲み出る外見。でも目が怖い、叛在天幡豆目(ばんざいてん はすめ)。素直で正直だけど、少し真面目すぎる?

まっ金金の髪色、くくった髪、フランクな奴な、炉露曇彩(ろろぐも さや)通称サァヤ。気が軽い、ムードメーカー。でも、気が軽すぎ?

そんな彼らに待ち受けるのは、


いい運命な訳ないじゃない。ねえ?







「あー!あっつい!」
軽快な高い声、響かせたのはサァヤ。
もともと暑がりなのもあり、この星の焼くような暑さは苦手なのだ。
「我慢して。それくらい。」
聞いてるだけで涼しくなる声、すうと言ったのはクロル。クールな彼は暑いのも、余裕なようだ。
「暑いですね!本当!」
暑苦しくなる様な、真面目な声、大きく口を開いたのは幡豆目である。もとが熱い奴だから、さらに暑い。
「…ったくよ。ほれ、団扇だ。」
口の悪い低くも高い声、愛想悪く言ったのは真弥である。暑いのは、服装で大丈夫らしい。
「会議だ。」
低く、重い声、出したのはリーダー、アーサーである。今日は会議だから、そう言ったのだろう。しかし、この暑さ、アーサーも辛そうだ。
嫌々ぞろぞろ席につき、定位置につく。
「あー!帰りたい!」
サァヤが突然大声で叫ぶ。
「ここ家です。サァヤさん。home。」
幡豆目が、優しく指摘する。
サ「こんな暑けりゃ魔獣も出んでしょ。」
真「それが出やがるんだよ。」
ク「めんどくさいから、とっとと始末しようか。」
ア「そうだな。」
こうして、一連の平和な会話が、これから起きることも知らずに、幕を終えた。


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