複雑・ファジー小説

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アムネシア
日時: 2021/10/25 15:41
名前: keizou (ID: IxNK9TAE)

ss序章 最終回b
これは私アイリスの日記  グレゴリオ二十年 五月五日

朝、目が覚めた、空が広がっていた、晴天だ。
驚いて体を起こすと馬車と御者と修道女の服を着た20歳くらいの女性は御者と共にご飯を作っていた、それと寝ている少し気品のある顔立ちの30歳ほどの男がいた、景色を見たところここは草原のようだ。
 これは夢だろうと考えていると、修道女の服を着た女性が男を起こすためか少し大きな声で「朝食ができましたよ。」と言った、男は寝袋をゴソゴソとならし、ゆっくりと起きた女性の方に私と男は向かったさっき調理していたのとは別の焚き火に並べられていた、朝食は木のボールにスープと木のスプーン、木の皿にはパンとバターとバターナイフ、が添えられていた。
「主よ、今日もおいしい食事をありがとうございます。」と言ってから私たしの食事は始まった。
男は食事中に目をこすりながら「皆さんはどうして旅をしているんですか?」と修道女は「私はこの馬車の目的地のルーン王国の教会に行って、仕事を少々。」と言いました、男は「ふーん」と相槌を打ち、私に尋ねた「あなたはどうして旅をしてるんですか」と私は答えようとした、答えが出ない、、、
修道女は「まぁ無理に答える必要もないよ。」と言った、男は勘違いして「あぁすみません」そうではない言いたくないわけではない本当に答えがない、なにもわからない、ルーン王国とは何なのかという旨を言った、男は興味深げに、修道女は心配げに、御者は黙々と食事をした、心配げな顔を向けられたのはいつぶりだろうか-ん-さらに修道女は「困ったことがあったらいつでも言ってくださいね。神の加護があらんことを。」それから私たちは静かに食事をした。
 食事を終了し、みんなが離れてから修道女は先端に赤いひし形の宝石を付けた杖を魔法で取り出し、焚き火に向けて振るった、その瞬間赤い宝石に淡い光がともり、サッカーボールほどの大きさの水が生み出されて火が消えた。何故かは私は少し嫌な気持ちになった、馬車に乗るために私は荷物をまとめ、茶色のバックを持ち上げようと手に力を入れたら「痛た!」声が出たやっぱり夢ではない。痛む左袖をめっくて見ると左手首の内側には何本もの切り傷が走り血をにじませていた、傷口を見て思考が停止していると修道女が駆け寄ってきて先ほどの杖を取り出し、今度は回復魔法の詠唱を始めた何故か記憶がなく何故リスカの傷口があるのか、疑問は絶えない、いろいろ考えていると詠唱を終えた修道女がまた淡く光る杖をかざすと私の傷はみるみるうちに治り、痛みもスート引いていった。
「もうこんな事をしちゃダメだよ。」と修道女はいったそののちに「あ、記憶がないのかな。」と言った、本気では信じてないようだった、御者が「おーい、早く乗ってくれー」と言った。
 私は確定事項としこれは夢ではないもはや言い逃れはできない、私はバックを手に取り中の物を物色した、何かヒントがあるかもしれない、揺れる馬車の中で探しにくかったから全てかはわからないが、バックの中には中々のお金が入った袋と着替え、ナイフさっきの傷はこれだろう、コップ、フォーク、二つあるうちのひとつの内ポケットには小物がもう一つは六発装填できるリボルバー玉は六発分入っていて、予備は14発護身用だろう、内ポケットの中にあった手鏡で私を見てみると、髪は長くのばされ目に入りそうなくらいで髪の色はアムネシアのようなシルバーピンク色をしていた、碧眼、服は青を基調としたもの靴は茶色、全体的に町娘のような地味なものだった。
 それから情報収集のためいろいろなそれこそ私について何か知らないか、から始まり私の思っている一般常識までいくら修道女とはいえ人間だ、最後の方は少しいやそうな顔をしたが結局答えてくれた。
 どれぐらい馬車に乗っていただろうか少し腰が痛んできた、「ねぇ、もし本当に名前がわからないなら大変よ、なんせルーン王国は入国時に自分の名前と入国理由を書かなくてはならないから。」
あ、名前か、馬車の外の景色に目を向けるそこには、アイリスの花が群生していた、アイリスいい名前だと思う、「今日から私はアイリス」そう宣言していた新たな記憶喪失から始まる幕開けである。
こうして私改め、アイリスの旅が始まった。


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