複雑・ファジー小説

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生き殺しクラブー嫌いな世界にさようなら
日時: 2022/01/23 14:20
名前: ふぇるです (ID: BDgtd/v4)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13207

「なにもかも終わりにしよ。」
彼女が手に持っていたのは鉄砲だった。
「雨通は何でこの生き殺しクラブに入ってきたの、、」
「辛かったんだよ。いじめにあって、虐待も受けて。リストカットもしたけれど、うっぷんは晴れ無かった。溝のような場所で生きていたから分からなくて、ここに入ってきた。」
「そっか。部長に任せなさい。もうこんな教室もいじめっ子も親もクズクズのボロボロにしてあげるよ。」
だけど、、、それって人殺し?
「だめだよ。人殺しだなんて。俺は部長に、、いや、連海に。人を殺して幸せを手にするのは止めて欲しい。」
「逃げよう。知っているんだ。私。匿ってくれる所。私はもうやつれていく雨通を見たくは無いの。あざがついて傷も増える雨通を。優しいんだよ。雨通は。私も頭が回っていないけれど。最善の方法はこれしか思いつかない。」
「だったら殺さずに逃げればいいんだ。そこに。」「そうだった。でもね、私はもう人を殺しているの。」連海は優しく、刺すように言った。まるで些細な事だよ、気にしないでと言うように。
「じゃあ、殺してよ、いじめっ子。親も。クズクズのボロボロに。だめだけど。」いつの間にか、泣いていた。「もういじめっ子は殺しちゃった。包丁持って襲いかかって来たの。ポルノ動画を強制的に作らされていて、その日も取らされそうになっていたけど、鉄砲で撃って、、殺したかもしれないの。だめだよね私。あははは、、」彼女がなぜ鉄砲を持っているかが不思議だ。「なぜ鉄砲を持っているの。」「拾ったの。歩いていたら紙袋があって、なんだろうって中身を見たら鉄砲で、、急いで隠して持って帰ったの。」「そうなんだ。逃げよう。見つかったら二人で死のう。」
「ありがとう。でも、もう一人あって欲しい人がいるの」そう言って俺達は匿う所に進むのだった。


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