複雑・ファジー小説
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- 「諦めよう」そう決めたはずなのに。
- 日時: 2022/04/17 20:51
- 名前: ゆあ (ID: hsews.TL)
“はじめに”
ども!主です。最近プライベートのことで忙しく、なかなか小説が書けていないのが現状です。ついでに、他の小説も連載中なので両立できるか心配です。てな訳で、投稿速度🐢ですがよろしくお願いします。
因に、今回の小説は恋愛ものです。恋愛ものを望んでいない方は回れ右!R18を入れるかどうかは、検討します。コメント機能あったらリクエスト貰えるのにn(((殴
では長くなりましたが、本編に移りましょう。では完結の日に会いましょう!
- Re: 「諦めよう」そう決めたはずなのに。 ( No.1 )
- 日時: 2022/04/17 21:07
- 名前: ゆあ (ID: hsews.TL)
“prologue”
私の名は、東雲 時雨(しののめ しぐれ)。
私には片想いの想い人が“いた”。でも、もう諦めたんだ。諦めたはずなんだ。
- Re: 「諦めよう」そう決めたはずなのに。 ( No.2 )
- 日時: 2022/04/17 21:29
- 名前: ゆあ (ID: hsews.TL)
1話
🎶⇦アラーム
「ふわぁ。もう朝か。」
今日も天気は雨。この時期は梅雨で毎日のように雨が降る。私は雨が大嫌いだ。髪はうねるし、頭痛も酷くなる。いわゆる、低気圧不調とかいうやつだ。
「「おはよう、しぐ。」」
ママとパパにはしぐと呼ばれている。2人揃って仲良しだなぁ。
「朝ごはんできてるわよ。」
現在の時刻は午前6時。ママもパパも起きるの早いなぁ。
「頂きます。」
テーブルに並べられていたのは、サンドイッチと牛乳だった。私の背はママ譲りの低さ。現在高校一年なのに152cmだ。なんて小さいのだろうか。だから毎日牛乳が朝ごはんに出される。
「ご馳走様でした。」
朝ご飯を食べ終わった後、真っ先に行くのは洗面台。市販の歯ブラシと歯磨き粉で歯を磨く。市販の割には綺麗に磨けていると思う。そして、水と洗顔料で顔を洗い、髪の毛をスプレーで固める。後ろの髪はすぐにうねってしまうため、前髪だけでも!と思い、前髪には凝っている。なんやかんやで登校時間になった。
「行ってきます。」
雨の日くらい傘でテンションを上げようと、お気に入りの傘を広げ、いつもの通学路を歩く。昨日と変わらない景色。明日もきっと変わらないのかもしれないな。
- Re: 「諦めよう」そう決めたはずなのに。 ( No.3 )
- 日時: 2022/04/19 16:46
- 名前: ゆあ (ID: hsews.TL)
「おはよう、しぐ!」
「おは!」
この子は親友の瑞藍(みらん)。よく『みら』って呼ばれてるよ!
「あ!みら!しぐ!」
走ってくるのは、、、
「「玲愛(れあ)だ!」」
玲愛は2人目の親友。私とみらと玲愛は幼馴染で昔っから仲が良いグループなんだ。
「今日も雨だね。ダルッ。」
とみらが言う。うん。気持ち代弁してくれたのかな。
「それwww」
と笑いながら玲愛が言う。すると突然、
「しぐ、あれ見て!」
とみらが窓の方を指差して言う。
みらが差した方を見ると、、、遥太(ようた)が居た。遥太はいつもと同じようにカメラで雨を撮っていた。遥太は私の想い人。
「いやいや、もう諦めたんだから。」
思わず口に出してしまった。
「ねぇ?まだ決まったわけじゃないんだからさ?そんな決めつけなくてもいいんじゃない?」
そう、遥太は美瑠(みる)と付き合っている。という噂が流れているのだ。美瑠は名前に「美」が付いているのが納得いくほどの美しさだ。サラサラなボブヘアーにあのスタイルには私じゃ勝てない。
「無理だよ。どうせ付き合ってなくても、私に彼女になる順番は回ってこないよ。」
当たり前だよ。こんな人間が彼女だなんて自分が男だったら嫌だもん。もうやだ。
「あちゃー。」
玲愛が放った言葉に反応し窓を見ると、例の美瑠と遥太が2人でカメラの中を仲良さげに覗き込んでいる。そして2人で見つめ合い笑っている。嗚呼もうダメだここまで来たら否定だなんて出来ないよ。
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