複雑・ファジー小説
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- 乙女じゃなくて乙男(おとこ)です!
- 日時: 2022/05/30 07:08
- 名前: かまめしきり (ID: p/lGLuZQ)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13266
「美貌にストーカーはつきもの」のもう一つの話です。
特に関係はありません。わけではありません。(?)
気軽に見ていただけると嬉しいです。(「美貌にストーカーはつきもの」も!)
誤字・感想などは「美貌にストーカーはつきもの」の所と一緒で!
もぉくぅじぃ
- Re: 乙女じゃなくて乙男(おとこ)です! ( No.1 )
- 日時: 2022/05/30 07:14
- 名前: かまめしきり (ID: p/lGLuZQ)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13266
1話
私はごく平凡な男子高校生だ。いや、「だった」だな。
私は良い両親に恵まれ、お金もそこそこ持っている。良い友...は恵まれなかったが悪友ぐらいなら出来た。そこにいる彼、「陸 空海(くが うかい)」だ。
あっ、私の名前?巫女とかいて「巫 女(かんなぎ なんじ)」です。
「巫女でもないし、女でもないじゃん」って思ったそこの貴方!大正解...と言いたいところだが。少し違うかもしれない。だって
「お、女になってるーーーーーー!」
◆ ◆ ◆
遡ること半日前、二年のクラス替えが終わりカバンを持ち帰路についていた。
いつもの学校からの帰り道、後ろから声がかかった。
「よぉ、 巫女。どうした?そんな浮かない顔して。」
ニヤニヤしながら話しかけてくるコイツは「陸 空海(くが うかい)」だ。
え、もう紹介終わってるって?知らん。未来の俺の話は聞かなかったことにしろ。
「どうしたー。浮いた話がなかったのか?残念だったな!2年の新学期が始まる今日までに俺は9回付き合ったぞ!」
「それだけ別れたって事だろ。自信満々に言うな!そんな事」
「な、なんだと!って何故、昨日別れた事を知ってるんですかね? 巫さん?」
「みさんやめろ!」
少し不機嫌そうに答えた。彼は少し姿勢を低くして跪いた。
「教えていただけ無いでしょうか、巫さん」
「よろしい。これには深い事情がある。」
俺が口を開く。「ゴクリ」、彼は唾を飲み込み真剣な眼差しでこちらを見ている。
「俺が君の彼女に別れるように言ったからです。」
彼の脳内PCが火を噴いた。怒っている、と言うより訳の分からないといった感じだ。
辺りが一旦静まり返る。彼のPCが正常に戻った頃には口から火を吹いた。
「何いってんだてめー!◯す。マジで◯す。」
「はー?殺せるもんなら殺してみろよ!」
ーーしばらくじゃれ合い中ーー
「はぁ、はぁ、はぁ。なかなかやるな。」
「はぁ、はぁ、はぁ。お前もな。」
俺たちは握手を交わし、友情を確かめあった。
「まー、俺はモテるし。今回は許してやる。」
陸は俺の事を見下して言った。言っていなかったが陸の方が身長3cmくらい高い...嘘、もった。本当は5cmくらい...はい、8cmです。
「お前可愛いから10回目の俺の彼女にしてやるよ。」
言ってなかったが俺は女顔だ。
「おい、気にしてる事を知っての発言か?◯すぞ。」
「殺せるもんなら殺してみろよ!」
ーーしばらくじゃれ合いーー
しばらくじゃれ合っていたら「ターニングポイント」、分かれ道にきた。そんな大層な物では無いのだが、まー俺達の別れ道だ。
「まー、本当にお前が女だったら別れる事無いんだろうけどなー。」
「おぅ、キモイキモイ。マジでキモい。」
「じゃっ、また明日で!」
「明日、生きてるといいな!」
「伏線かな!?」
そんな事があり家についた。
「ただいまー!」
当たり前だが家は静かで俺以外一人もいない。
「まー、親父達は海外旅行に行ってるからな。」
結婚20年ということで、夫婦水入らずで海外に行っているのだ。だから家に居ない。俺を信頼しての行動だとは思うが少し不用心だ。
「とりあえず、カップラーメン食ったら勉強して風呂入ったら寝るか。」
そのスケジュール通りに行動して俺は布団に包まった。
あとがき
ふーん、エッチじゃん。⇐どこが!?
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