複雑・ファジー小説
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- 夜空に浮かぶ月
- 日時: 2022/07/23 00:11
- 名前: 月美 (ID: cHJVZ9fE)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13357
第一話 エレベーター
ある冬の日の事。私はいつも通り学校で,一日授業を受け終わり帰る準備をしている時後ろから消しゴムぽい物が私の頭に当たったふと後ろを振り返ると同じクラスの女の子が三人が並んで立っていた。その女の子たちは,私の反応を見てケラケラ笑いながら何かを言ってるみたいだが 気にしてない表情を保ちながら落ちてる消しゴムを拾おうとすると「触るなよ。」と女の子三人のうち一人が 舌打ちをした後に私にそう言い残してその子達は,教室を出てった。私も,その後鞄を持って教室を出た下駄箱で靴を履き替えて門に向かって 歩いていると門のところに白い物体が動いてるのが見えた。少しずつ近づいて いくと白いうさぎがいた。そのウサギは, 私と目が合うとその場から逃げてしまった。心配になって門を急いで出てうさぎを探していると見慣れない古い建物の中に入って 行ったうさぎがいた。私は,その後を追って中に入るとちょうど エレベーターにのりこんでいく姿が見えた。「待って!」私はそう言いながらエレベーターの中に入ると急にドアが閉まり勝手に動きだした。辺りを見渡すとうさぎの姿がなかった。そうこうしてるうちにピコンという音と同時にドアが開いた。
- Re: 夜空に浮かぶ月 ( No.1 )
- 日時: 2022/07/23 08:45
- 名前: 月美 (ID: cHJVZ9fE)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13357
第二話 再会
エレベーターのドアが開くと外は、 辺り暗闇が広がっていた 私はエレベーターを降りて暗闇の中を歩いていた時どこからか鈴の,音が聞こえてきた。私は,ひたすらまっすぐに進むとさっきのうさぎがいた。うさぎは,私と目が合うとまた奥へ進んで行った。急いで追いかけると暗闇の中に一つドアが あった。私はその扉を開けると外に出た。外には,見た事ないくらいの大きい三日月があった。私は,少し進むとベンチに座っている人影を見つけた。声をかけるか悩んでると「もしかして智夏ちゃん?」 その人は,立ち上がってから私に聞いてきた。私がしばらく呆然としてると「僕の事覚えてない?」と少しシュンとした感じで私に言った。 「もう少し前に来てよ。あんまり顔見えないだよね」とその人に言うと男の人は、前に 来てくれた。顔を見た瞬間涙が出そうだった。何故なら私の目の前にいるのは,幼なじみの真緒がいた。正直また会えるなんて思ってもなかった。夢を見てる感じにもななった。「真緒だよね?」と私が聞くと真緒は、ニコニコ頷いた。 私は,ふとうさぎさんの事思い出し辺りを 見渡していると 「ねぇ,真緒首のところに三日月のチャームを付けてるうさぎ見てない?私,あのうさぎを追いかけたらここに辿り着いたんだけど」私は,真緒にそう聞くと「月美そっちに行ってたのか,」真緒は,独り言を呟いていた。私が心配してるのを悟ったのか真緒は「月美が急にいなくなるのは,いつもの事だから大丈夫だよ。」真緒はそう言ってくれた。それから二人で,最近あった事だったり色々話していた時,真緒の表情が怒ってる表情になっていた。私は真緒の顔色を疑っていると「ねぇ,嫌がらせってどういう事?話してくれない?」真緒は,真剣な表情で,私に言った。私は,勇気を出して今までの事を話し出した。
- Re: 夜空に浮かぶ月 ( No.2 )
- 日時: 2022/07/27 21:57
- 名前: 月美 (ID: cHJVZ9fE)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13357
第三話 恋
智夏から同級生に嫌がらせを今も,進行形で受けている事を 泣きながら話してくれた。 俺が死んでから六年の間に 一緒にいた。智夏が虐められる対処に変わった感じだった。それを聞いて 虐めてる側に対しての怒りと 僕みたいに自ら命をたとうとかの考えが生まれるんじゃないかと思うと不安になった。そんな事を考えてると鈴の音が僕の後ろで,聞こえてきた。後ろを振り返るとツキミがいた。
「あ,さっきのうさぎだ!」
さっきまで泣いてたはずの智夏が明るい声でそう言った。僕は,それを聞いて 少し安心していた。 「紹介してなかったねこの子ツキミっていうんだ。」俺は,ツキミを抱っこして智夏の前に行き月美という名前を教えた。 「へぇ,可愛い頭撫でても,怒らない?」智夏は,ツキミを少し見つめた後にそう言った。俺は,小さく頷くとツキミの頭を撫でて喜ぶ姿を見た瞬間俺自身まだ,智夏を好きという気持ちがある事に気づいた。 でも、俺は死んでる身だから一緒には,いられない。俺は、想いを伝える代わりにある物を渡す事を決めた。
- Re: 夜空に浮かぶ月 ( No.3 )
- 日時: 2022/07/27 22:16
- 名前: 月美 (ID: cHJVZ9fE)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13357
第四話 お守り
夜空に浮かんでいた三日月が
どんどん雲で隠れていた。さっきから
真緒の様子が少し変な感じで
心配になっていた時
「智夏、最後に渡したいものがあるんだ。」真緒は,私にそう言うと
ぽケットの中に手を入れて何かを
取り出した。
「これお守りとして持ってて」
真緒は,透明な水晶玉のストラップを私に渡すとニコッと笑った。
その時、辺りが真っ白になり、
気づいたら自分の部屋のベッドで
目が覚めていた。
夢かと思いふと右手を見ると
真緒からもらったストラップがあった
あの不思議な事が起きた日から
二年が経ち今では友達もできて
楽しい日常を送っている。
「完結」
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