複雑・ファジー小説
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- 6月日記
- 日時: 2022/10/23 18:46
- 名前: かりわ (ID: 3z0HolQZ)
6月の半ば、私は死神に会った。
見かけは同い年くらいの男子。顔はマントのフードと長い前髪で隠れて見えない。
「そこのガキンチョ。」
「俺は死神だ。・・・・
・・・お前、春を越せないぞ。」
・・・・同い年くらいの子にガキンチョと言われるのは初めてだ。
だけども問題なのはその次に放たれた言葉。
そして私は、、、この、、ひ、、、、、、、、、うん、、、、、、しま、、、、、た。
- Re: 6月日記 ( No.1 )
- 日時: 2022/10/23 19:21
- 名前: かりわ (ID: 3z0HolQZ)
6月半ば、5時頃。
私の名前は「蕗 恵那(ふき えな)」。現在、学校に課題を忘れてしまい、
わざわざ遠い家から部活がないのに
この日2回目の登校をした。
教室は4階にあるため、せっせと登り続ける。
すごく暑い、蒸し暑い。
ゼーヒー言いながら階段をようやく登り終え、廊下の1番端っこにある自分の教室へ向かう。
「なんで、、わざわざこんなに遠い、、、、、、」
教室の前までやっとたどり着き、ドアを開ける。
ガララララッ
「うぉ!」
誰も居ないはずの教室に私じゃない誰かの声が響く。
その誰かは、私の机に座っていた。
長い黒マントを纏っていて、フードと前髪で顔の半分が隠れている、
そして手には、、、大鎌とランタン?を持っていた。
この格好は明らかに・・・
「___ふ、不審者・・・・・・!!」
「誰が不審者だよ!!」
「だ、誰かああああ!!きょ、教室に不審者があああ((ムグッ」
「ちょ、・・・!」
その不審者は慌てたように私の口を抑える。
「あのなぁ・・・・俺は不審者じゃねえって!」
「んぐんむんんむん!!(こっちに来ないで!!)」
「抵抗するなよ!お前も死ぬまでは五体満足でいたいだろ!!」
「んんいうんむむ??!(五体満足??!)」
その言葉が出てくるってことはこの人、やっぱり不審者だ!!
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