複雑・ファジー小説
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- メダカ刑務所
- 日時: 2023/06/11 10:49
- 名前: fiore (ID: Ms/Mj5Tz)
- 参照: https://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=1580
〜episode0〜
数名の男女が追いかけてくる
「はあはあ……」
「くそっ」
1人の女が逃げている男の子の手を掴んだ
「五十嵐さん、暴行罪で逮捕します」
淡々と先生は言った
「ごめんなさい、本当にごめんなさい…」
男の子は必死に謝った
「謝っても無駄ですよ。
それじゃあ行きましょうか」
「メダカ刑務所へ」
【目次】
episode1 いつもの日常 >>1
episode2 私の夢 >>2
episode3 尾行 >>3
episode4 怪しい声 >>4
episode5 過去 >>5
episode6 朗報 >>6
【キャラ設定】
朝吹 楓 中学校の先生
誰にでも優しく、みんなから愛されている
しかし、裏ではメダカ警察をしている
警察としてはまだまだ未熟
感情移入しやすく、すぐ泣いてしまう一面も
月雲 紫音 中学生の先生で楓の後輩
いろんなことを教えてくれる楓を尊敬している
少し天然
こんにちは!
fioreです
スレ立て直しました
前の方は親スレのパスワードを忘れてしまったからです
コメントしてくださってた方には本当に申し訳ないです……
こっちではちゃんとパスワードをメモしたので大丈夫です!
ぜひ読んで下さい!
感想用スレあります!
参照のURLの所を押すとそこに飛べます
えっ!
閲覧100いってる?!
ありがとうございます!!
- Re: メダカ刑務所 ( No.1 )
- 日時: 2023/05/14 08:09
- 名前: fiore (ID: Ms/Mj5Tz)
〜episode1 いつもの日常〜
騒がしい教室に私はいる
「朝吹先生〜」
「朝吹先生、聞いて下さいよ〜」
生徒がひっきりなしに話しかけてくる
「はいはい、どうしたの?」
私はそれに答える
いつもの日常
なんの変哲もないいつもの日常
まあ1つのことを除けばだけど
「プルルルルル」
腰の辺りにつけている通信機が鳴った
「はい、こちら朝吹。」
私は声をワントーン下げて言った
「1階図工室で喧嘩が発生、至急図工室に来てください」
なんだ呼び出しか
「みんなちょっと待ってて、すぐ帰ってくるから」
私は言った
「はーい、わかりました〜」
とみんなは少し不満そうに言った
私は教室を出た
そして廊下に出て図工室に向かった
ここは4階だから図工室はちょっと遠い
3分くらい歩いて図工室に着くと、他の先生達はもう来ていた
その中の1人が私に手を振ってきた
「楓せんぱーい!朝吹 楓せんぱーい!遅いですよ〜」
「ごめんごめん、紫音ちゃん!」
私は謝った
先輩が遅れてしまうなんて……
「もう調査終わったみたいですよ」
淡々と言われた
「そ、そんな〜」
私は嘆いた
「そういえば私まだメダカ刑務所についてよく分かってなくて……」
紫音は眉を下げて言った
「そういうことならこの私が教えてあげるね!」
私は自信満々に言った
「まず、この中学生校には問題児が多いってことは知ってる?」
私は確認した
「知ってます!」
「それでその問題児を反省?させるためにメダカ刑務所はできたの」
「なるほど〜」
紫音はこくこく頷きながら言った
「なんで メダカ なんですか?」
質問してきた
「おっ!よくぞ聞いてくれました!」
私は待ってましたといわんばかりに言った
「実はね、メダカ刑務所に入るとその人はメダカになっちゃうの!」
私は声を盛り上げて言った
「え〜!?」
紫音がめっちゃいいリアクションしてくれた
私は嬉しくなって声を張り上げた
「だからメダカ刑務所って言われているんだ」
「へ〜」
紫音は納得したように言った
「3階の端の方にメダカの水槽があるでしょ?」
「あった気がします」
「それがメダカ刑務所なんだよ」
「ほへ〜、教えてくれてありがとうございます!」
深いおじぎをしながら言った
「ん、いえいえ」
私はちょっと照れくさくなった
話すことがなくなって少しの沈黙があった
私はその沈黙を破った
「私はね……」
私は紫音に一番言いたかったことを言う
「メダカ刑務所をなくしたいんだ」
私は微笑みながら言った
こんにちは!
fioreです
改めて第一話、投稿しました!
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