複雑・ファジー小説

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私立高校の理想の先輩
日時: 2023/05/21 17:15
名前: 露崎 (ID: eZbnFX.j)

PM 13:9
「奏華さーんここ教えて!」
「奏華さーんちょっと来て!」
7人程のクラスメイトから呼ばれる。
「はぁ?あなたに奏華さんと話す権利ないでしょ?」
「あんたこそなにいってんの?」
人数が多すぎたのか、7人のクラスメイトが喧嘩を始める。
「大丈夫大丈夫。皆順番だから」
「う。ごめん。奏華さん。」
「全然大丈夫だよ。」
なんとか大人数喧嘩が本格的に始まる前に止める。
「まずは愛夏さんからね。あ!ここ難しいよね!これは…」
7人には課題の難所を丁寧に教えた。
なんとか昼休みが終わるまでに終わった…
私、奏華は「理想の先輩」と言われており、
成績もすごくいい。
実は私は…
いや、これは言わないでおこう。
その時に昼休みの終わりを告げるチャイムが呑気に鳴った。



PM 18:10
夕方、家では帰ってきたら自分の部屋に走り込んで部屋に入った。
「確かここら辺のはず」
私はクロゼットの奥に手を伸ばしながら呟いた。
そして、木製とは違う冷たい感触の物に触れた。
「お。あった」
また独り言を呟きながら鉛筆とノート、それに黒い何かをトートバックに入れた。
「テスト勉強に◎◎公園に行ってくる」
「いってらっしゃい。気をつけてね」



PM 20:19
空はすっかり星が輝いていた。
私が向かったのは公園ではなく細い路地裏だ。
そこには…
「もう一度!もう一度だけチャンスを!」
「うるさいな。もう2回も待ったよ。
どう足掻いたって無駄だよ。」
「……」
男は静かに泣き始めた。
「家族が…」
それでも私は表情を変えない。
ドドドドドドドドド!
闇夜に響き渡る轟音。そして
「一匹排除完了だな。」
そんな少女の声が聞こえた。




AM 6:15
『××市では、原因不明の死亡が相次いでいます。真夜中のうちに死体が毎日あり、警察は殺害事件として捜査を進めています。』
「お母さん。この辺だよ。夜はあまり外出しないようにしないとな」
「あなたもテスト勉強は公園では控えてね」
私は母とそんな会話を交わし、いつも通りの時を過ごした。
―誰も私が殺し屋だとは知らずに。

「私立高校の理想の先輩2」につづく

あとがき
初投稿です。露崎です。
カテゴリ合ってるかな…?
あ。露崎は本名じゃありません。
すごく短くてすみません。
私立高校の理想の先輩2の制作頑張ります!
閲覧数が(始めたばかりなので)20を超えたら2を作ります。
(多少遅れます。)
これからもよろしくお願いします!



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