複雑・ファジー小説
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- 私立高校の理想の先輩シリーズ(こっちに投稿します!)
- 日時: 2023/07/03 18:56
- 名前: 露崎 (ID: OTwoD1yU)
PM 13:6
「奏華さん、あなたの作文がコンクールで知事賞をとったの。これが賞状ね。」
担任の緑川先生からそう言われ、少し驚いた。
「ありがとうございます、緑川先生。大切に扱います。」
「あなたならとれると思ったわ。流石奏華さんね。」
「先生からそのように言われてもらい嬉しいです。」
私、奏華は昼休みに緑川先生と話す。
自己紹介はもう終わらせているので言わないでおく。
今の話は、私がGW書いてきた作文が知事賞をとったらしい。
知事賞をとるとは流石に思わなかった。
「先生、ありがとうございました。」
そう言って自分の席に着く。
今日は学校図書館でも行くか。
そう思いながら部屋を出る。
文学本を借りて教室に戻ると、その時ちょうど昼休みの終わりを知らせるチャイムが鳴り響いた。
PM 17:21
授業は隣の席の子がケガをしたがそれ以外は特に普通の授業だった。
「ただいまー」
「おかえり~!今日はお客様が来てるわよ~」
「誰?」
「奏華の友人らしいわ」
「性別は?」
「男の子よ。身長がすごかったわ」
今日は友人には何も言われていないし、身長が高い友人なんていない。
まさか…
私は嫌な予感しかしなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「こんにちは」
「こんにちは」
やっぱりこいつ。
以前1回だけ待った奴が来るとは…
閲覧者の皆さんはわかるよね。
「なぜ人殺しを続けている?」
「人殺しってなんの事ですか?」
なんとか騙そうとしてみる。
「嘘をついても無駄だ。」
「どういう事ですか?人殺しと言ったら近所の殺害事件ですけど…」
「もしお前が違ったとしたら不審点がありすぎる。」
…痛い所を突かれた。
男は話を続ける。
「本当は俺のような奴が来たらすぐ母に言って追い出すはずた。」
「……」
「お前、人殺しなんだろ?」
「…へえ。すごいね。君は」
「俺は一日前お前が殺した奴の同級生だ。」
は?なんで?
「今の言葉は驚いた。でも君は今ここで死ぬんだよ。」
冷静に言う。
「は?」
その瞬間、私は男を全力で窓の外にに投げた。
ものすごく汚い音が遠くで聞こえた。
「奏華、友人は?」
「友達は帰ったよ。」
「音がしなかったけど…私が爆音で曲を聞いてたからか」
運がよかったのか、母は曲を聞いていたらしい。
「あの子はありがとうって言っといてくれって言ってたから感謝はあるはずだよ。」
「そうね」
PM 21:47
私はベッドの上で考えた。
今日のようなことは本当にないのか。
ただそれだけが心配だった。
でも今日ならなんとかできた。
「なんとかしていこう」
そう決意して今日は安眠できた。
AM 6:20
『××市では、今日も死体が見つかっており、地域の方々は恐怖を感じているそうです。××警察は殺害事件として捜査を進めています。』
「この事件毎日起きてるね。私は大丈夫かな…」
「私たちもいつ殺…いや、なんでもないわ。
あなたなら大丈夫よ。」
「話変わるけど今日のトーストの隠し味って何?」
「隠し味だし秘密よ。」
そんな調子で会話しながら母と楽しい時を過ごした。
「昨日も、一匹排除完了」
「ん?なんか言ったかしら?」
「ううん。昨日の課題の整理してただけだよ。」
変わらない日常。
一切怪しまれない生活。
そんな生活を続けたい。
私立高校の理想の先輩3に続く。
あとがき
おはこんにちこんばんは。露崎です。
一話自体は短いけどシリーズ長くてすみません!
閲覧が30になったら1日後か2日後に3話を投稿します。
これからもよろしくお願いします!
- すいません! ( No.1 )
- 日時: 2023/07/03 18:54
- 名前: 露崎 (ID: OTwoD1yU)
久しぶりです!
えっと同じスレッドに投稿する事忘れてました!
なのでこれからはここに続編投稿します!
よろしくです!
- Re: 私立高校の理想の先輩3 ( No.2 )
- 日時: 2023/07/03 19:48
- 名前: 露崎 (ID: OTwoD1yU)
PM・16:28
「はい。今日の部活は終わりです。
ありがとうございました!」
『ありがとうございました!』
そんな学生の声がここ―緑里高校の体育館に響く。
私、つまり奏華はそんな声を聞きながら少しだけうるさいと思い始める。
「はぁー 疲れた。今日▽◯公園行こ。奏華さんも来る?」
「ごめん。私今日予定あって」
「そっか。全然気にしなくていいよ!」
「ありがとう。また今度行こうね。」
「バイバイ」 「バイバイ」
女子同士の会話を終え、私は家に直行した。
PM16:43
家に帰り、部屋に行って宿題を始めた。
その時、いきなりスマホの通知が来ていた。
「なんだろ」
完全に感情なしの声で呟き、すぐメールを開いた。
見れば、こんな記事が書かれている。
『鈴木といいます。私の友達は最低です。
いきなり嘘をついたりお金を奪ったりします。どうか私の友達を殺してください。お願いいたします。今、そいつは×▽町の…』
私の殺し屋の仕事はメールの依頼人から詳細を聞き、それを殺す仕事だ。
今、その依頼が来たという事だ。
私は高速でメールを打つ。
『鈴木さんですね。詳細は見ました。友達なのに本当に殺していいのでしょうか。』
『あいつは友達とも言えません。残酷に殺していいです。』
ならいいか。
『ご依頼ありがとうございました。明日の午前2時に殺しますね。』
『こちらこそありがとうございました』
メールも終わり、宿題を再開する。
今日の作文の課題は「過去」のことだ。
過去なんて書いてどうするんだろう。
過去なんて…
私立高校の理想の先輩4に続く
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