複雑・ファジー小説

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with me
日時: 2023/07/02 20:31
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ー登場人物ー

佐藤 瑠莉(さとう るり)・・・ごく普通の中1。悪運少女。

成瀬 知紗(なるせ ちさ)・・・ごく普通の中2。吹奏楽部。

金川 璃珠(かながわ りず)・・・ごく普通の中1。瑠莉の友達。

名島 玲香(なじま れいか)・・・ごく普通の中2。知紗の友達。吹奏楽部。

輪島 美羽(わじま みう)・・・ごく普通の中1。瑠莉の友達。気が強い。

河野 羽音(かわの はね)・・・ごく普通の中2。知紗の友達。吹奏楽部。

ーあらすじー
瑠莉がいつもいる世界は孤独でこの世の中はとても冷たかった。友達もだんだん自分から離れていって寒くてどこにも自分の居場所がなかった。
そんな中、偶然塾で出会った知紗と出会って吹奏楽部に入部!そしたら瑠莉がいた人生はだんだんと色づいてきてー…?

今後新キャラ追加されるかもです!それでは、楽しんでください!

Re: with me ( No.1 )
日時: 2023/07/02 20:44
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

20〇〇年、12月の冬、私が小6の頃ー

瑠莉
「璃珠!今日遊べる?」

璃珠
「遊べるよ!」

瑠莉
「じゃあ今日放課後公園ね!」

璃珠
「OK!」

そして放課後

瑠莉
「璃珠遅いな…メールしてみよ…」

(メール)
璃珠ー!遅いけどなにかあった?

瑠莉
「既読つかない…」

(メール)
瑠莉!ごめん!美羽と遊ぶ約束して!今日は遊べない!

瑠莉
「また美羽か…」

私はいつも気の強い美羽にばっか友達を占領されていた。

瑠莉
「もういいや!帰る!」

なんか私はいろいろ考えていた。

修学旅行の時の部屋割りとか自由行動の班も私が最後まで残って、結局話したことのない人たちと一緒の班になって気まずかったこととか

遠足のときも璃珠は美羽と2人で食べて私は1人で食べてたこととか

小学生活最後なのになんも楽しくなかったな…

瑠莉
「もう嫌だな…みんな冷たいよ…」

どうせこのままならいっそのことこの世から消えてしまいたい。だってもう嫌なんだもん、こんな自分、情けない自分が。

〜♪

瑠莉
「きれいな音色…そういえばここ、私が入る中学校か…」

そしたら自然と涙が出てきた。

瑠莉
「なんで私泣いてるんだろう…なんもなかったよ?少し吹奏楽部の音色聞いてただけだよ…?」

何度も自分に言い聞かせるも、涙は止まらなかった。

??
「この音色で泣いてるってことは『疲れてる』ってことだよ」

瑠莉
「!?誰?」

瑠莉
「…気のせいか」

でもその言葉が胸に刺さった。きっと私は『疲れてる』んだ。
ここ最近自分を追い込みすぎたのかもしれないけど…でも追い込まないといけなかったんだから…

??
「無理だけはしないでね…」

Re: with me ( No.2 )
日時: 2023/07/02 20:52
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

そして私達は中学校へ入学した。

瑠莉
「やっぱり、璃珠とクラス離れちゃった…」

私はB組で璃珠はA組。しかも璃珠、美羽と同じクラス。

瑠莉
「友達いないな…ぼっちか〜…」

そして翌日

瑠莉
「今日から部活見学の日か…」

ーなんで私泣いてるんだろう…なんもなかったよ?少し吹奏楽部の音色聞いてただけだよ…?ー

瑠莉
「そういえば吹部の演奏で泣いてたっけ…?見学行ってみよう…」

そこには美羽と璃珠もいた。

璃珠
「瑠莉も吹部希望!?私も!」

美羽
「瑠莉、璃珠に近づかないでよ」

瑠莉
「あれ、重症化したね」

美羽
「は?舐めないでよ」

瑠莉
「ひっ…ごめん」

璃珠
「美羽、瑠莉にそんなに当たらなくてもいいじゃん!瑠莉ごめんね!」

瑠莉
「全然大丈夫…だよ?」

そういえば今日塾の日だったな…

Re: with me ( No.3 )
日時: 2023/07/02 23:04
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

塾にて

??
「瑠莉ちゃん…だよね?」

瑠莉
「はい…誰ですか?」

知紗
「ひどいな!知紗だよ!」

瑠莉
「知紗先輩ですか?」

知紗
「先輩って呼んでくれた…」

瑠莉
「はい?」

知紗
「ごめん…!」

瑠莉
「?」

塾の先生
「なんだそこ、仲良しか?」

知紗
「そういうわけではないんですけどこの子今日吹部の見学に来てくれたの!」

瑠莉
「はは…」

塾の先生
「そうかー俺はいいと思うよ?」

瑠莉
「はい?」

塾の先生
「フフっ」

知紗
「吹部入る気になった?」

瑠莉
「1回親と相談してみます…」

知紗
「ヤッター!」

瑠莉
「でもまだ入るとは言ってませんよ!?」

知紗
「……お願いだから入って」

瑠莉
「相談してみます!」

知紗
「OK!」

この時、一瞬だけ私の見える世界が色づいたような感じがした。
気のせいだと思うんだけど…

Re: with me ( No.4 )
日時: 2023/07/02 23:15
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

思えばあの先輩、声とかもどこかで聞いたことあるようなー…

ー去年の夏ー

瑠莉
(塾ダル…スマホいじりたい…)

塾の先生
「…そしたら知紗が困るだけだぞ」

知紗
「それは嫌だな」

瑠莉
(なにようるさいな…ここは勉強する場なんだから静かにしてよ…)

塾の先生
「ということでここ解き直しー!!」

知紗
「かなちぃ…」

でもその人の声はよく聞こえて私の耳によく通る声だった。

ーそして12月ー

知紗
「この音色で泣いてるってことは『疲れてる』ってことだよ」

瑠莉
「!?誰?」

瑠莉
「…気のせいか」

知紗
「無理だけはしないでね…」

ー現在ー

あのとき私に話しかけてくれたのって知紗先輩だったんだ…

瑠莉
「ありがとうございます…」

知紗
「え?」

瑠莉
「なんでもないです…!」

知紗
「…」
(ひょっとしたらあのときこっそり話しかけたのバレた!?…まさかね…)

塾の先生
「2人ともさっさとやれー」

瑠莉&知紗
「すみません!」


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