複雑・ファジー小説
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- 努力無双-生きるための最善-(仮題)
- 日時: 2023/07/25 17:57
- 名前: ZIBU (ID: Z28tGAff)
プロローグ
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「な...んで」
まだ15才の少年が夜になり暗くなった野原で血まみれになり人間ではない緑色の大きな生き物に棍棒のようなもので殴られる。
「グフフフ」
緑色の大きな生き物は弱者を嘲笑いすぐにでも殺せるはずなのにゆっくりと棍棒のようなもので殴る。
「《下級火炎魔術》ファイヤーッ...ボール!!」
少年は緑色の大きな生き物に向かって言い放ち、そのかざした手からは火の球が飛び出す。
「ッッッ!?」
緑色の大きな生き物は驚いた様子で少年を見ていた。
- Re: 努力無双-異世界でも努力する- ( No.1 )
- 日時: 2023/07/28 14:29
- 名前: ZIBU (ID: Z28tGAff)
第一話:転生
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気づくと俺は白い空間にいた。
なぜだろう。俺は確か受験勉強をしていて喉が乾いたので冷蔵庫に飲み物を取りに行ったが、中に飲み物はなく仕方なくコンビニになにか飲み物を買いに行くために外に出て歩道を歩いていたはずだ。
「そこで...あっ!」
思い出した。歩いていると大型トラックがこちらにかなりのスピードで向かって来て俺は抵抗できずそのまま...
「思い出したかの?」
「はい...って誰!?」
そこにいたのは白いローブを羽織ったもういい年のお爺さんがそこにいた。
「ふおふおふお、儂は転生神ハイエロファントじゃ。」
「は?」
俺は気づくと心に思ったことを口に出していた。
「ふぉふぉふぉ、驚くのももう見慣れたのぉ...」
急にお爺さんは懐かしむような目で上を見ていた。
「あの、本当のこと言ってくれませんか?ふざけてないで」
俺は少し苛ついた口調というか苛ついて言った。殴っていい?
「まあまあ、そんな若いもんが怒んなはんな。怒っても良いことなど一つとないぞ?」
マジで殴りたくなってきた。
「さて、おふざけはここらへんにして君の思っている質問に答えよう」
お爺さんは真面目な顔になり言った。
「じゃあまずここはどこ?」
お爺さんは言った。
「死後の世界。まあ、天国か地獄か定める場所だね」
「じゃあ俺は今からそれを決められるというかとか?」
「いや、君は死ぬのには若すぎた。だから神の掟でもう一度別の世界で新たな人生を歩んでもらう。ちなみに拒否権はない」
「ラノベみたいなものですか?」
「らのべ?というのは分からんが多分そうじゃろう」
お爺さんは分かってなさそうだったが多分あっているだろう。
「さて時間ももうない君が今から行く世界について説明させてもらう。
まず、地球と違うのは文明レベルと魔術、政治体制、医療、魔物、スキルの五点ここまではOKかな?」
もうラノベじゃん。俺は怒りなど忘れ、お爺さん...ハイエロファントさんの話を聞いていた。
「大丈夫です」
「そうか、それで文明レベルは地球の中世ヨーロッパくらいでその世界には魔物族、魔人族、人族、エルフ族、亜人族、ドワーフ族そしてもう数も少く会えないと思うが魔種族がいる。」
「もしかして俺は勇者とか?」
「んな訳あるか」
即答された。忘れていた怒りが湧き出してくる。少しくらい夢見てもいいじゃんか。やっぱ殴ろうかな。
「さて本当に時間がなくなってきた。なにか要望は?ちなみにちーと?とかそういうことは叶えれないから。」
いたんだろうな。チートな要望したやつ。俺もしようと思ったけど。
つくづく夢は見させてくれないんだな、この邪神め。
「じゃあ努力すればするほど強くなれるスキルってありますか!」
少し怒った口調になってしまった。
「そんな怒らなくても...あるが本当にきついぞ?」
「努力は大好きなので大丈夫です」
「おっと、もう時間もわずかだ。これから君の名前はルシファーで種族は人族。多分転生先はどっかの辺境の村のはずじゃ。さあ次こそは良い人生を。」
ハイエロファントさんがそう言ったところで俺の意識は彼方に飛んだ。
∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽
そして俺、
「オギャああ」
「元気な男の子ですよ」
転生。
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