複雑・ファジー小説
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- 男運のない母が再婚しました 。
- 日時: 2023/08/12 22:10
- 名前: fuyumai (ID: 2zn4POXx)
前書き _ 登場人物等
***
この度は 「 男運のない母が再婚しました 。 」 を御覧下さり 、 誠に有難う御座います 。
本来であれば副題を追加したかったのですが ... 題名欄に入り切らず断念しました笑
⚠ 𝔸𝕥𝕥𝕖𝕟𝕥𝕚𝕠𝕟 ⚠
✻ 本作品は実際の人物や実際のお話では御座いません ( フィクションです ) 。
✻ 時折性表現や自/殺等の表現が入るかも知れません 。 ( 其処迄の見通しは出来ていませんが ... )
苦手な方はブラウザバックを推奨します 。
✻ 作者は此方が初作品です 。 拙い文章 且 、 誤字や脱字もあるかも知れません ( 成る可く確認をしながら打っておりますが ... ) 。
もし 、 そのような誤字 / 脱字が御座いましたら教えて下さると助かります ... ((
そして 、 此処迄読んで下さっている方は分かると思いますが 、 微漢字 、 微空白厨です 。
苦手な方はブラウザバックを以下略 。
✻ 書き溜め等しておりませんので 、 更新が激遅になってしまう場合があります ... !
それでも待って下さる優しい読者様は好きです結婚してくれませんか ? ← 黙りなさい (
❀ ℂ𝕙𝕒𝕣𝕒𝕔𝕥𝕖𝕣 ✿
✻ 鎗原 優愛
↳ 物語の主人公 。 12歳 ( 小学6年生 ) 。
幼少期に両親が離婚 。 以来 、 男性恐怖症 ( 自認 ) に 。
母は好き 。 だが母が連れてくる男 ( 彼氏 ) は皆嫌い 。
昔から色々我慢してきた 。 そのせいか甘えたな一面があるが 、 それを言うことさえ我慢している 。 友人にも言ったことがない 。
✻ 鎗原 美香子
↳ 優愛の母親 。 38歳 。
離婚し 、 片親になってしまった娘に申し訳無いと思っている 。
再婚を考えているが 、 娘にまた我慢をさせてしまうとも考え悩んでいる 。
✻ 松伊 渉 ※ 本編登場無し
↳ 優愛の父親 。 39歳 。
✻ 齊藤 恭介
↳ 美香子の再婚相手 。 41歳 。
バツイチで 、 子供が沢山居る ( 全員母方へ ) 。
現時点での主要キャラはこのくらいかな ...
★ 𝕥𝕒𝕓𝕝𝕖 𝕠𝕗 𝕔𝕠𝕟𝕥𝕖𝕟𝕥𝕤 ☆
第一話
***
それでは 、 本編をお楽しみ下さいませ 。
- 第一話 _ 再婚とか聞いてないです ( No.1 )
- 日時: 2023/08/12 23:55
- 名前: fuyumai (ID: 2zn4POXx)
***
─── 「 へ っ ? な ... 結婚 ? 」
─ 父親の時から ... 否 、 自分が聞いたことがないだけで 、 もっと前からだったのかも知れない 。 兎に角 、 母親は男運に恵まれていなかったらしい 。
私が4歳だった頃か 、 家族の形が変わったのは 。
母は 「 あの人 」 について 、 『 病気 』 だったと言った 。
まあそうやって濁してはいるが 、 『 病気 』 が何を指しているか 、 聞かされた際既に小学校高学年だった私は察しがついた 。
( そりゃ子供が生まれるってしんどいとは聞くけどさ ... 何でそっちが先にそうなるの ? 普通なるとしたら母さんでしょ ... )
当時は何があったのか分からずに 、 父親が居ない " 日常 " を過ごしていた 。
『 パパが居ないの寂しい ? 新しいパパ欲しい ? 』
そんなこと 、 小学生にもなってない娘に聞かないでよ 。
新しいパパって何 ? なんでパパは帰って来ないの ?
普通はこう思うのだろうか 。
『 さみしくないし 、 あたらしいパパもいらない 。
あたし 、 パパきらいだもん 。 だからほしくない 』
だが 、 私の口を突いたのはどうにも保育園に通う子供が言うことではなかった 。
寧ろ 、
『 ママ 、 おしごともあってたいへんでしょ ? だからあたし 、 いっぱいママのおてつだいするね ! 』
優しい 、 可愛らしい笑顔で 。
そう言ったんだ 。
それを聞いた母さんは 、 『 そっか ... 有難うね 』 と言って頭を撫でてくれた 。 その瞳が潤んでいたかは 、 今となっては確認する術はない 。
... さて 、 回想が長くなっちゃった 。
兎に角 、 男運のない母さんが ... 今 、 聞き間違いでなければ 「 結婚する 」 と言った 。
相手は恐らく 、 というか確実に私が小学3 、 4年生頃に付き合い出した人 。
因みに 、 私が小学1 、 2年生頃にも1人付き合っていた人がいたけど 、 その人ともあまり長続きしてない 。
── 「 そう 。 後赤ちゃんも居るから 、 向こうに引っ越すことに ...... 」
「 ちょっ 、 ちょちょ待って !!? 」
待て待て 。 情報量が多い 。
今この人なんて言いました ?
赤茶色 ... ?
赤ちゃん ... ?
聞いてないです 。
非コス ... ?
ひ ... 引っ越す ?
聞いてないです 。
てか先ず 、 再婚とか聞いてないです 。
「 え 、 ねえ 。 なん ... 何時 ? 」
「 引っ越しは優愛が卒業してから ... 」
「 違くて 。 いやそれもそうだけど 、 出産 」
「 予定日は ...... 」
... なんとまあタイミングの良い赤ん坊ですこと 。
出産予定日は小学校の卒業式の数日後 。
なので母さんも卒業式には参加出来るらしい 。
それは有難いけど 。
だって卒業式にあの人と2人で帰らなきゃだなんて死んだ方がマシ 。
私は父親のお陰で見事男性恐怖症 ( 自認 ) になった 。
恐怖症というか ... 単に父親程の年齢層 ( 40代とか ) の男性が嫌いなだけって感じだけど 。
「 で 、 だから中学は向こうの中学校に ... 」
「 待って !!? 私納得してないから ! 勝手に話進めないで !? 」
先ず再婚とか嫌だ 。
「 義父 」 なんて嫌だ 。
父親は要らないってずっと言ってきたじゃん 。
後 ... あの人が戸籍上で見た " 父親 " になるなんて 、 考えたくもない 。
それに引っ越しなんて絶対嫌 !!!
何で此処での友達リセットしなきゃいけないの !?
私 、 未だ子供だよ 。 あの時より大きくなったけど 、 でも未だそんなこと言われて納得出来る程大人じゃないんだよ 。
「 ... 嫌 。 無しにならない ? その話 」
「 今更無しなんて無理って分かるでしょ 。 それに引っ越しに関しては前に優愛が ...... 」
「 っやめて !!!! 」
あ 。 傷付けた 、 かな 。
「 ... 御免 。 ... 兎に角私は反対だから 。 こんなこと言ってても 、 意味ないだろうけど 」
吐き捨てる様に言って 、 私は自分の部屋に逃げた 。
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