複雑・ファジー小説

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ー最高のキミへー
日時: 2023/08/23 07:09
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ー登場人物ー

山田(やまだ) 花蓮(かれん)
ごく普通の中1。いつも親にいじめられたり無視されたり仲間外れされたりと生きる意味を失っている。澪のことが好き。

小川(おがわ) 結衣(ゆい)
ごく普通の中1。花蓮の友達。割と妄想しがち。

桜田(さくらだ) 澪(みお)
ごく普通の中2。花蓮や結衣の先輩。身長が小さい子が好き。花蓮にだけは嫌われたくないらしい!?

小田井(おだい) 桜(さくら)
ごく普通の中2。澪の友達。花蓮や結衣の先輩。身長が低いのを気にしてる。

花蓮母(かれんはは)
37歳。主婦。花蓮の将来のことしか考えてない。

先生(せんせい)
29歳。男。独身。今のところ彼女はいないらしい。

ーあらすじー
花蓮はごく普通の中学1年生。吹奏楽部!でも”ある日”から生きる意味を失ってしまった。病んできている花蓮に澪や結衣が寄り添うも全く動じない。
そんな中、花蓮は澪のことが好きだった。でももう生きる意味がないから澪への恋心も諦めていた。
結衣や澪や桜は本当に花蓮のことを大切に思っているからこそできる”花蓮の生きる意味を取り戻すこと”
果たして花蓮は”生きる意味”を取り戻して澪への恋は実るのかー…

Re: ー最高のキミへー ( No.1 )
日時: 2023/08/23 07:15
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

はぁ…もう生きる意味ってなんなんだろう…

花蓮
「痛い!やめてよ!」

花蓮母
「何よこの点数!他にもテストがあるでしょ?見せなさいよ!」

花蓮
「もうないもん!」

花蓮母
「嘘つき!もームカつく!腹立つ!出てけ!」

花蓮
「っ…」

それから”生きる意味”がわからなくなってもう死ぬしかなかったこんな自分。


「…花蓮…!」

花蓮
「!澪先輩…?」


「花蓮…死ぬなんて言わないでよ…」

花蓮
「だって本当のことなので…」


「やめてよ…寂しいよ…」

花蓮
「…澪先輩?」


「じゃあ約束しよう!『死ぬ』とか『死にたい』は禁句ワード!わかった?」

花蓮
「はい…」

澪先輩…無理ですよ…だって生きる意味がないんですよ…

花蓮
「はぁ…」

神様がいるならこんな私を助けてよー…

Re: ー最高のキミへー ( No.2 )
日時: 2023/08/23 16:42
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no


「桜は気づいてたの?」


「うん…だって最近様子が変だったもん…」


「きっと疲れてるんだよ…桜も知ってるでしょ?私も去年ー…」

ー去年ー

先輩①
「ねぇね〜、澪ってなんかうざくない?」


(えっ!?)

先輩②
「わかります。なんか…すぐ楽器とかメトロとか落とすからいちいち謝るのもめんどくさいですよね」

先輩①
「教え方が悪かったんじゃないの?」

先輩②
「私はちゃんと教えましたよ。しかも陽菜は全然落としてませんよ」

※陽菜は澪と同じパートです。

先輩①
「まぁ血液型とかだよね」

先輩②
「もうなんか嫌になってきたんですけどw」

先輩①
「それなwww」


「…」
(私ってこんなふうに思われてたんだ…)

ー今に至るー


「うん…辛かったね…」


「もうあのときは死にたいって思った。だけど桜がいてくれたから…いつも支えてくれたから…」


「だから澪が花蓮を支えな。そしたら花蓮も死にたいって思わなくなるから。」


「うん…そうだよね!」

陽菜
「澪!これ花蓮から…」


「ありがと〜!開けてみるね!」


「なんだって?ラブレター?」


「そんなわけないでしょ…ってえ?」

Re: ー最高のキミへー ( No.3 )
日時: 2023/08/23 16:51
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

澪先輩へ
====
私はもうわからないんです。
=============
あの時約束しましたよね?「死ぬ」とか「死にたい」は禁句ワードだって
=================================
でももう私はその約束を守れなさそうです。
====================
また私は親に蹴られたり叩かれたりしたんです。
======================
ちなみに上着を脱がないのもそのことが原因で体はあざだらけです。
===============================
私は澪先輩の存在を中学校になってから知りました。
========================
最後に一言言わせてください。
==============
ずっと前から好きでした。
============
短い間でしたけど今までありがとうございました。
=======================
花蓮
==


「…は?」


「どうしたん?」


「ちょっと離れて」


「うん…」


「なんでなの?『死ぬ』とか『死にたい』は禁句ワードだよって約束したじゃん?」


「その約束を破ってまで死にたいわけ?」


「ううん、違う。この世の重圧に耐えられてないだけだ。」


「ダメだよ、花蓮…」


「でもまだ間に合うんじゃない?」


「桜!ついてきて!」


「え!?」


「今なら花蓮の自殺を食い止められる!校内中探して!早く!」


「うん…!」


「はぁ…はぁ…」
(待っててね花蓮、絶対に花蓮の自殺を食い止めるから!)


「花蓮は私と一緒に生きるんだから…!」

Re: ー最高のキミへー ( No.4 )
日時: 2023/08/24 17:21
名前: みるく (ID: 2MYnw2hS)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ーその頃ー

花蓮
「短い人生だったな…」

花蓮
「まだこの世には未練だらけだw」

花蓮
「でも未練を果たすと同時にまた暴力を受けるから」

花蓮
「もうそれがどうしても嫌だから」

花蓮
「さよなら、みんな」

ばんっ!


「…セーフ!」

花蓮
「澪先輩!?どうしてここが…」
(やばい!怒られちゃう!)


(抱きしめる)

花蓮
「はい?」


「…バカバカバカ!先輩に心配させるな!」

花蓮
「すみません…」


「でも生きててよかったよ…ただそれだけ…」

花蓮
「澪先輩…」


「花蓮、本当にまだ死んでなくてありがとね。あと1秒遅かったら死んでたかもしれない、そうでしょ?」

花蓮
「はい…」


「相談事なら乗るよ?なんでも言ってよ!」

花蓮
「いいんですか…」


「逆に頼ってくれないと私は寂しい!」

花蓮
「え?」


「あ…」

花蓮
「澪先輩…」


「花蓮…」

花蓮&澪
「好きです!」

花蓮
「へ…今好きって言ってくれました?」


「そっちこそ!」

花蓮
「嘘…嬉しい…」


「ちょっと花蓮!泣かないでよ〜!」

花蓮
「(´;ω;`)」


「ま、花蓮らしくていいか!これかもよろしくね。」


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