複雑・ファジー小説
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- 止まらない夏へ
- 日時: 2023/10/25 18:08
- 名前: ただひこ (ID: zTfaOGJu)
あの日見上げた空には花火が上がって消えない記憶に刻まれた偶然出合えた事から始まっていた事にも中々気付けなかった長く終わりを迎えないあの夏の日もう一度戻れたのなら何が出来ただろうか??
僕の名は高崎正彦親の都合でこの町へ転校してくる事になった。
父「ただひこある程度荷物がかたずいたら学校まで予行練習かねて行って来い。」
正彦「うん、解った。」
正彦は自分の荷物を部屋に詰め込むと、勢い良く家を飛び出した学校は家より高台にあり校門までたどり着と、振り返るとそこからは海が見渡せた。海に縁が無かったせいで、正彦は真っ直ぐ海へと向かった。
私の名は平石美波私は体があまり強くなく大学病院へ入退院をくり返していた。
母「ミナミ、又明日から入院だから今日は早く寝るのよ。」
美波「今度はいつまでなの??」
母「解らないけど多分1ケ月位じゃなあかな?」
美波「あ~あお母さんが、そう言う時は長引く時よね。」
母「そんな事ないわよ。」
美波「だって、前の前の前の前の時もそうだったもん。」
母「えっ?そうだったかしら?」
美波「もうー嫌ー病院行かない。どうせ良くならないし、ムダだもの。」
母「ミナミ、そんなこと無いわよチャンと良くなってるのよ。先生も言ってたでしょ。」
美波「お母さんは解んないから、本当に嫌なの、こんな事繰り返してるなら、いっそ死にたいよ。」
母「バカなことは言わないで、ね。」
美波「うん、でも、本当にそう思っちゃうの。」
母「解った思っちゃうのはしかたないけど、パパやママの前で言わないでお願い貴女は私達の宝なんだから、アナタまで居ないなったら…私が耐えれないから…ね。」
美波「解ったゴメンなさい。気分転換にちょっと海見てくるね。」
母「はい、気を付けて、ね。カドクラ!」
門倉「何でしょうか?」門倉さんは家の執事で…色んな事をやって貰っている。
母「美波を海まで連れてって欲しいの御願いね!」
角倉「はい!奥様、お嬢様いつもの場所あたりでよろしいですか?車をホールまで回しますので…ご準備を…」
美波「うん、門倉さんいつも、ありがとう!」
門倉「何なりとお申し付け下さい私などで役に立てばよろしいのですが…至らない処もタダ有りまして…」
美波「門倉さんには感謝しかないです。」
美波は、家を出て海へと向かった。ミナミは、砂浜で靴を脱ぎ裸足で押し寄せる波遠い駆けっこして戯れる。
正彦は、防波堤を沖の方で腰掛ける。
女性の声に気づき波打ち際にいる同い年ぽい子がいる事に気が付いた。
正彦は、海をぼんやり眺めていた波と太陽の光で、キラキラ光に目を奪われて居ると、先程まで聞こえて来ていた声が聞こえなくなっていて、気になり波打ち際に目を向けると、先程の女性はいなく波打ち際に波に遊ばれる靴があった。正彦は辺りを見回すが、彼女の姿を見つけられなかった。
すると、波間に漂う黒い物を見つけた。正彦は、目をこすりながら、立ち上がる。
一瞬まさか、嫌な思いが浮かび海へ飛び込む、正彦は、靴の位置を思い出すヤバい本当にそうなのかも、波間に漂う黒い物は髪の毛だった。
正彦を海の底へ導くように伸びていた。髪の毛を頼りに潜り出すると、白い服の女性へと辿り着いた取り敢えず、彼女を抱えて海面へ浮上する。彼女を抱えて泳ぐのは凄く辛いそれとも服のせいなのかやっとの思いで浜までたどり着く彼女を寝かせて、人工マッサージをした方が良いのかそれとも、人工呼吸をした方がどちらなしたも意識してしまうしても良いのかしない方のが良いのかどうすれば良いかと悩んでいると、先ずは息をしてるかからかな?口元に頬を近づけるその後体を揺すり正彦「大丈夫??ですか??」何も反応が無かった息をしてない感じなので、心臓マッサージしてみよう?って思って両手を彼女の胸辺りの上で手を開いたり握りしていると、先ずは息をさせるのが先かな?っと思い人工呼吸で空気を肺に入れてから、心臓マッサージかな?彼女に馬乗りになって顔を近づける。すると、彼女が目を開く彼女「何?誰?」
正彦「あ~あ~俺は、高崎正彦。タカサキ タダヒコ。」
彼女「アノ~助けるの助けないの?助ける気あるの??今キスしようとしてたよね。」
正彦「あ~あのさ、違うって…どうしたらって良いのかなって。解らなくってさ~。」
彼女「うん解ってた。でも、人工呼吸すると、キス出来るって嬉しそうに見えたけど…。」
正彦「いや、そんなことは無いです。でも、顔近づけたら可愛いな~って思ってしまいました。」
彼女「えっ本当??正直なんだ。キスの前に胸触ろうとしてたでしょ?」
正彦「あ~あれも、違うって違う。」
彼女「うん、解ってるけど…心臓マッサージでしょ?でも、触れるってニヤけてたよね!
」
正彦「そんなことも無いよまぁー触りたいのは有るけど…でも、真剣に心配してただけだって本当に疾しい気持ち何て無いわけも無いけど心配の方が勝ってたよ」
彼女「でも、あんなに迷ってたりしたら助けられる者も助からなくなるんじゃ無い心臓マッサージでしょ?人工呼吸でしょ?意識し過ぎてするものじゃないんじゃ無い?意識するから、下心を感じるのよ!」
正彦「そうかな?でも、こんな可愛い娘じゃぁ~意識するって…」
彼女「そぅ?ありがとう!!助けてくれて!」
正彦「アノさ、何が有ったのか知らないけど…親が心配するんじゃない??」
彼女「貴方確かタカサキだっけ?私はミナミ平石美波!同い年?私は中学二年生だけど…」
正彦「うん!同い年だね!」
正彦「ヨロシクね!ミナミさん平石さん。」
美波「ミナミで良いよ!」
正彦「イヤ?平石さん!」
美波ははにかむように笑うそれを見た正彦は可愛いな~っと思うのでした。
美波「真面目か?でも、素直ね~!」
美波は正彦の手を掴むと自分の胸に押し当てた。
美波「ネェ~!意識してない時はエロッチクないでしょ?」っと言うと今度は正彦の腕を大きく引く、正彦が前のめりになると正彦の頬にキスをした。
美波「助けてくれたお礼…ネ!」
正彦はキスされた頬を触りながら照れ笑う。
美波「カワイイ!」
美波「中浜中よね、転校生??」
正彦「うんそうだよ!明後日から登校する。」
美波「そぅ?私は明日から休学になる、入院するから…」
正彦「そうなんだ…残念だな!」
美波「何が?」
正彦「知らない所だと、話し相手がいないだろ、でも、知ってる人がいるから話せる人が居るから楽しくなりそうだなって思って…。」
美波「そぅ?1ヶ月位で退院出来そうなことお母さんが言ってたどうなのか解らないけど…ね!!」
正彦「じゃぁ~退院したら、話そうな!」っと口約束をしました。
こうして正彦の熱く長い夏が始まった。
正彦が立ち上がると美波へ手を差し伸べる、美波は、その手を掴むと、正彦が思いきり美波を立ち上がらせる勢いがあまり美波は立ち上がるもよろける、正彦は、美波を支える。
正彦「大丈夫??家まで送ろうか?」
美波「もう大丈全然夫大丈夫!だから…」
正彦「服もビツショリで怒られるんじゃない?」
美波「怒られても、貴方の制でも無いし、適当にウソつくよ本当の話何て出来ないでしょ?」
正彦「じゃあ~やっぱり俺必要じゃない?オレ嘘得意中の得意だから…」
美波「そぅ?かな?そうは思えないだけど…これ以上は迷惑だよ!」
正彦「そんなことないけど…な!むしろ御礼の品貰えたりして…なんてな!」
美波「何も出来ないし、逆に親には心配かけたくないのよね。」
正彦「あ~ぁね!そっか!大丈夫なら…カゼひくまえに着替えた方がいいゼ!じやあ~今度学校でな!」
美波「そうね!1ヶ月位後になるけれど…またね!」
美波が手を振る、正彦は、照れながら手を上に上げた。2人は自分の家へと向かう。
この出逢いが美波の奇蹟の始まりになるとは思いもよらなかった。
美波が家に帰ると母が待ち構えていた。
母「どうしたの?何が有ったの?」
美波「何も無いけど…別に何も無いって!」
母「何もない訳有るもんですか?ビショビショで!あら?海水じゃない着替えて来て直ぐ洗わないと服痛んじゃうじゃない!」
美波「ちょと面白い人に会ったの!!真面目で優しくって何かよく解らないんだけど…何かいい人って感じの人。」
母「あら?珍しい?あなたが誰かを賞める何てねどんな感じの人?」
美波は自然と笑顔になるのが自分でも解るぐらいまさか自殺を図ったとは言えず堤防から落ちたのを助けられたことにした。
そして、飛び込んで助けてくれたこと気を失った振りしていたら彼の行動を伝えて、
母「フフフ…面白い子ね!彼は?何処の子?同い年なの?連れてくれば良かったじゃない?御礼も言わなきゃならないのに…」
美波「じやあ~着換えてきます。」
母はよかった帰ってきて笑顔に戻ってて不安だったのよ貴方!私じゃ?あの子追い詰めちゃうのかなって速く甦ってらっしゃいな!母は、家族4人の写真を抱えてこの子はどうしてるのかな?助けられたのかしら??貴方に似て正義感の強そうな人と、美波はで合ったみたいよ!あの子が彼を考えただけで、あんな風に笑うんだもの多分恋してるかも知れないわよ!あなた!
一方正彦が家に帰ると、
正彦「君達誰?ここ俺の家だけど…」
女の子「私、御堂桜(みどうさくら)引っ越してきた人?」
正彦「うん!そうだよ!俺は高崎正彦。皆はこの辺の子?」
女の子「そうだよ!タダヒコは中学生?」
正彦「そうだよ!明後日から転校生」
女の子「じゃあ~平石さんとこ一緒だねあの中浜中学校更に上に大きい家があるでしょ?あそこが平石さん中学2年生に双子の姉妹がいて、タダ家が火事でお姉さんの美波さん助けるために妹の唯さんが焼死したんだって…あの時大騒ぎだったんだよ!」
正彦は平石ってどこかで聞いた名前だなーって思ってさっきの子!可愛かったなーって思いだしていると
父「タダヒコ、なにしてる?」
正彦の父「タダヒコなんだ女性と一緒だったのか?」
正彦「えーっ?何で?」
彦「かごに靴が有るから。」
正彦「あーあーっ乾くまでって思ってたのに持って来ちゃったんだ。」
正彦「届けてくる。」
正彦は、大きな家を何となく向かうが、行けども行けども一向に近づいて行く気配もなく自転車を降りて押しながら坂道を登っていくと1台の車が止まる。「たっかさき~クーン」っと呼ばれふらり換えるとそこには笑顔で手を振る美波がいた。正彦「あーっ平石さん!どうしたの??」
美波「靴だよ!靴!」
正彦「届けようとしてたんだ。」
美波「良かった海にまで行こうとしてた。自転車?ここからはキツいよー!
その頃平石家では…
母「あなた帰ってたんでね。お帰りなさい旧邸に行かれてたんですね。出来ればもう行かないで欲しいです。美波の病気は侵攻していますし、もう唯は戻ってきませんから…あれは事故ですよ。防ぐことなんかできませんでした。」
美波の父「しかし、事前に、電気回路を直しておけば火事にはならなかった。業者の人にも電気回路の修理をした方がいいと言われてたんだ。それをだな、聞きもしないで、放置したのは俺達…イヤ俺なんだ。」
美波の母「いいえ!あなたたげが責任を負う必要はないのです、家族皆の問題でしょ?!」
美波「あ~パパただいま~!友達連れて来たから」
美波の父「おおー美波!明日から、また病院だな。淋しくなるな。」
美波の父は美波を抱き寄せる。
美波「パパ!火事臭いからイヤだ!もうお風呂入ったし、臭いが移っちゃうよ!」
美波の母「お父さん止めて、服も明日着て行くやつなんだから…」
うちの家の裏に私達が言う旧邸が家事をおこしたままの姿で残されている中は火事臭く中に入っただけで…その臭いが体なのか、服になのか移り漂う旧邸には…鏡の部屋が存在し、鏡の部屋にある三メートルも有る巨大大鏡が有りその大鏡には不思議な言い伝えがある鏡の中から昔に遡る事ができるとか…それを調べにお父さんは旧邸によく行って未だ見付かっていない妹の亡骸を探している父は唯が生きていると考えて要るんだと思っているのかな??
唯が…鏡の部屋に入ったと言っていた。あの時何が有ったのか?私もよく解らない。
でも、私は両親に言ってない事がある私や唯を助けに来てくれた人がいた事、それは、消防の人やレスキューの人ではなかった。私の曖昧な記憶では…確か二階から助けに来てくれた階段を駆け下りてくる音でそう感じていたとなりの唯の部屋を先に入った音そして、何が起きているのかわからずタダ怖かった苦しかったクローゼットの中に隠れ、おびえていると私の部屋に誰かが入ってきてパパかなって思って抱き着いたけど…全然知らない人だったでも彼の背中に背負われて安心したのかそのまま記憶がなく眠ってしまったのか…唯はいなかった。
私も彼に会ってお礼を云いたい。
もしも、適うなら…あの日に戻りたいあの花火大会の日に火事臭い背中からぼんやり眺めた花火の音に気が付き大きな花火がとても綺麗で…背中に伝わる彼の綺麗だな~って言うたわいも無い言葉…本当に綺麗だったあの花火私は、思い出していると、有る言葉を思い出す。誰か「ねぇ~知ってる?花火ってその背景って言うか状態っと言うか、そう言うのと、誰と見上げたかによって見え方が変わって来るんだって大好きな人と見上げた空は」
奇麗にさができるほど…」この声聞き覚えがある彼と並ぶ女性?その台詞は私が…母から聞いた話だ私をたきつけようとしたかあの日の朝に、彼と花火大会に行くって言った時に話してくれた母が父と見た花火が今までで1番綺麗だったって言う話だった。旧邸の鏡の部屋本当に過去に戻れるのだろうか?解った父が夢中になる気が何となくだけど…その時不意に浮かぶ笑顔正彦さんの顔に私はビックリしていたなぜか彼の背中に私は居て…そのとなりには先程から聞き覚えがある声!間違えようのない声その声は私だ…間違えないあの日お気に入りの髪留めをを彼に誉めて貰いたくって気付いていて欲しくって…あ~なんかよく解らない理解が追い付かない。こいう時は、考えても仕方ないだって私の頭じゃ理解を越えてるから…だから…放置するしかない。きっと記憶の一部キーピースが思い出せていないんだ。きっと時間が来れば何かの拍子塩も出せるはず…
あの日が彼に会った最初だったんだ火事の炎に顔が照らされてすすで顔が黒ずみ私に心配かけまいと笑う苦笑い側…先程海で見た笑顔と、リンクするやっぱり何か見たことある気がしたんだよね~とすると…私を助けたのは?唯じゃなくタダヒコさんだったの?それと私なの??何?がどうなってるの?解らないたとしたら…花火大会は明後日か~どうしたらいいのかな?ど
ういうこてなのか…タカサキさんに聞けばなにか解るのかな??
美波「タカサキさん、私の部屋で少し話しましょ親と一緒じゃーねぇー?」
美波は、ホールの階段を上りきった所で立ち止まり手招きをする。正彦は美波に誘われるがまま階段を登る。廊下を歩くと右手の窓から旧邸が見える正彦はなぜか見覚えが有ることに気付くき、
正彦「あーあれ??」
っと思わずこえをあげがら…旧邸を指差すそれを見て美波は、
美波「昔火事になったの旧邸よ!」
美波はある部屋の前で止まり振り返り正彦の腕を取り腕を組みこの場で声をあげる
美波「門倉さーん!」
門倉「何でしょうか?お嬢様?」
美波「友達の高崎さん!ジュースとお菓子を…御願いします…それと内緒で旧邸の鍵を用意して下さい。」
門倉「はい、かしこまりました。内緒ですか?」
美波「お父様とお母さまが心配なさるから…ね!お願いします。」
門倉「はい、かしこまりました。」
2人は部屋に入る、
美波「適当に座って…ね遠慮はあらないから…」
正彦「ってか始めて女性の部屋は入るから緊張するって…」
美波「じゃーぁ初体験だ!」
正彦「意味深な言葉でちゃかすなよ!」
美波「前にも言ったけど…意識し過ぎるからヘンに何か考えてるように感じるんだよって…」
正彦「まぁーそうなんだけど…可愛い子の部屋で二人きりなんて…意識するなって方が無理だって…」
愛海「何だろう嬉しい感じがする!」
正彦「さっき廊下の窓の外の家…」
愛海「あーあ家の旧邸火事にあってね!
」
正彦「何か見覚えがあるんだよね…何だろうここへ来るのは初めてなんだけど…どうしてなんだろう?
」
愛海「私もね、昔から貴方の事知ってる気がするのよ。そこで…試しに旧邸に潜り込んで見ない?遊びって言うか冒険しない??」
正彦「いいのそんなことして?」
愛海「大丈夫だよ!家の敷地内だったら…」