複雑・ファジー小説
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- 小説の世界
- 日時: 2023/11/08 01:24
- 名前: 作者 (ID: .9kWSKnJ)
これはとんでも短い短編小説です。素人が書いたものなので、いうほど期待しないでください
やあ、どうも。今、ブルーライトを浴びている君だよ。
君はこんなことを思ったことはないだろうか。「ゲームの世界に入りたい!」とか、「ここに私がいたらなぁ...」とか。
今僕はRPGゲームの中にいるんだが、なんとも危険な空間である。モンスターが出てくるし、負けたらゲームオーバーになってしまう。だがしかし、僕は負けることはない。なぜならこれは小説だからだ。作者が主人公を犬にしたければ、主人公は犬になる。作者が主人公を最強にしたければ、主人公は最強になる。
そして、小説で主人公が人生という名のコースターから外れてしまったら、その時点で小説は終了する。もちろん長く続けるためには、僕を生かさないといけない。さ、ここまで読んで興味があるものは、是非この後も読んでほしい。
僕の名前は「ああああああ」。勇者だ。
なんでこんな名前にされたのだろうか。小説だぞ。これは。
「おい作者、もっとマシな名前にしろ」
「仕方ないな。じゃあタケルで。」
僕の名前は「タケル」。勇者だ。
さっきよりマシだな。このまま続けよう。
僕はとある国の王様に呼ばれ、城に来ていた。
王「勇者様。どうか助けてください。魔王のせいで、世界中が危ないのです。」
勇者「わかりました。私が必ず魔王を倒して見せましょう。」
そして、勇者の冒険は始まる。
ここからだ。ストーリー性のない、ぶっ壊れた冒険が始まるのは。
モンスターが あらわれた!
僕は貧弱だ。多分、木の枝でこいつと戦ったら、負けるビジョンしか見えない。
「おい作者。」
「はいなんでしょう」
「お前は誰のおかげでこの小説が成り立っているかわかるか?」
「...あなたのおかげですね。」
「じゃあ俺の言うことを聞け。」
「...はい。」
モンスターが あらわれた!
モンスターの こうげき!
タケルは 1のダメージを うけた。
タケルの こうげき!
モンスターは 2147483647のダメージを うけた。
YOU WIN!
「ふん。」
かっこよくもないどや顔を浮かべ、モンスターの頭を踏んづけた。
「おい、変な文を書き足すんじゃない。」
なんか最近、作者が俺...僕に歯向かうようになったな。
「おい、俺がこの世界から出て行ってやってもいいんだぞ」
「別にいいよ」
え?いいの?
お言葉に甘えて、タスクバーから画像検索に移動した。
眠い。今日はベットの画像でも調べてそこで寝よう。そう思い検索をかけようと思った時だった。
コツ。
僕はいつの間にか、ドットで書かれたドアノブを握っていた。どういうことだ。
もう一度、画像検索をしにタスクバーに戻った。
検索をかけようとすると、なぜか、ドアノブを握っている。
試しにドアを開けた。そこには、先ほどまでいたRPGの世界が広がっている。
ステータスを見た。「ああああああ」LV,1
は?俺の名前は「タケル」のはずだ。それに、さっきレベルは65535にしたはず。
なぜだ。おかしい。混乱していたのか扉を閉め、二階へ移動した。
画面がフェードアウトし、ローディングが始まった。
ここはどこだ。マップを見ると、そこには「魔王城内部」と書かれている。
俺は二階に移動したはず。なぜ魔王城にいるんだ。
ふと後ろを見た。後ろには赤い首をしたドラゴンがたたずんでいる。
木の枝で、こいつに勝てと?
いや、俺がゲームオーバーになれば、小説は終わってしまう。
作者は、ここで俺を死なすわけない。
「なあ作者。せっかくならあのドラゴンは魔法で倒したい。そういう話にしてくれ。」
「いや、小説はこれで終わりにするよ。」
「え?」
「俺はもっとこう、主人公が成長していって、負けそうながらも戦う姿が書きたかったんだ。」
「いや、え?」
「だから、この小説は終わりにしようと思う。ハッピーエンドじゃなくてごめんな」
...体が動かない。
詳しく言うと、勝手に体が動いてしまう。
俺は戦いたくない。頼むから。
ドラゴンに みちをふさがれた!
...俺が倒れたら、この小説はキリがいいのだろうか。
ああああああの こうげき!
俺が倒れたら、この小説はいい話になるのだろうか。
ドラゴンには あたらなかった!
俺が倒れなかったら、この小説は出来の悪いものになってしまうのだろうか
ドラゴンの こうげき!
俺が倒れなかったら、この小説はゴミなのだろうか
ああああああは
どうなんだろう。
225のダメージを うけた。
END.