複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

迷宮 月 サロメ
日時: 2024/02/19 15:21
名前: SHIBUSAWA (ID: IxNK9TAE)

 一辺が10ヤードあって、天井10フィートある図書室は、壁は四面が茶色い革のカバーの本に囲まれたていた、部屋には一人の少女が、クッション部分は赤くこげ茶な猫の足みたいな足を持つ椅子に浅く座り、珈琲みたいな色をした机に突っ伏して眠っていた、机上のランタンの光はつくえにつやつやと映していた。
 満月の夜だった、影ができるほどに明かった、ただ木が生えていないだけという道の左右から迫りくる裸木は不気味だった、後ろを振り返ったら消失点が現れる、そんな道を進んだ。
 しばらくすると館が現れた、右斜め上に白い月がぽっかり浮かんでいた、石造りの橋、少し開いた状態で錆び固まった鉄格子門、2フィートはある雑草の庭の先に入口を確認できた。
 自然の解放区となった庭の雑草を進むと、露がまとわりついた、腰より下は露が冷たく張り付いた、入口の扉は1インチ開いていた、見上げる館の中は望めない、逆光なのだ。
 木々の間をすり抜け、雑草をまるで水面のように揺らす風が招くに扉を押し開けた、以外にもスムーズに館は口を開けた。


小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。