複雑・ファジー小説

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そして僕達は、明日を迎える。
日時: 2024/02/06 20:39
名前: 澪 (ID: XM3Of4nO)

第一話:「ある男の死」
ーーーーー
ダッダッダッ
「た、助けてくれ!」男が叫ぶ
コツ、コツ、コツ 
ショートブーツの歩く音が聞こえる
そして追い詰める
「ひぃぃっ!」
男の額に拳銃を突き付けながら、私は言った
「ごめんね」と。
男は悔しそうに、そして諦めたように顔を歪ませながら涙をこぼした。
「もっと…正しく生きればよかった……!」
ゆっくりと私の方を向いて目をつぶった
死ぬ覚悟ができたのだろうか
私は小さく息を吐きそして吸い、言った
「さよなら」
ダァァーン!
この時、この時間、誰にも知られず男は死んだ。
今日もこの街に拳銃の音が響いた。

第二話:「とある会場で。」
ーーーーー
コツ、コツ、コツ…
私は今、とある会場にいる。
そこは小さすぎず、大きすぎない空間で100人ほどの男女が楽しそうに会話をしている。
私は一人で空間の中心部近くまで歩き、ぽつりと呟いた。
「臭い…」
その時、会場のステージからマイクを持った女性が口を開いた。
『えー…皆、今日は集まってくれてありがとう。』
会場中、拍手と歓声が上がる。
この方は女王(クイーン)。細い体に黒いドレスを身に着け、今日も美しいメイクをしている。
『では、今月の順位を発表するわ。』
ドキ、ドキ、ドキ…会場が興奮に包まれる。
『今月の№1はマイ、あなたよ。』
Whoッ!などと、会場から歓声が上がる。
マイ。それは私の名前。
ここは殺し屋の会場。月に一度行われる殺しの成績発表の場に私は選ばれたのだ。
成績の基準は「どれだけ人を殺めたか」。
その中で私は一位になった。
『そして№2は…北斗、あなたよ。』
彼、影野北斗は嬉しそうに微笑みながらまるで天皇のように群衆に手をふる。
また歓声。
モブ「あの二人、よくずっと№1と№2を保ってるよな。」
もぶ「そうだな。まだ若いのに裏では殺人鬼だなんて、世の中何があるか、
   わかったもんじゃない。」
私はそんな人々の小言を聞きながら出口に向かった。
そして私の拠点、殺し屋の本部へと向かったのである。

Re: そして僕達は、明日を迎える。 ( No.1 )
日時: 2024/02/23 08:55
名前: 澪 (ID: XM3Of4nO)

第三話:「王」
ここは私たち殺し屋の本部。
殺し屋にはグループがあり、Aスレイ、Bスレイ、Cスレイ、Dスレイ、Eスレイ、Fスレイ、
Gスレイ、Hスレイの8つのグループに分かれている。
一つのグループで一番強いものがそのグループの王となり、
王がグループの数だけ集まった(8人)ものをstrongkill(強い殺し)という。
私はAスレイの王、マイという。でもこれは偽名。殺し屋って言っても政府公認組織
なんかじゃないから、もし誰かが捕まってもほかの仲間がどこにいるかとかも
バレないように上手くできているんだ。
で、私の本名は十和(とわ)。苗字は分からない。詳しいことは聞かないでね。
で、さっき言っていた北斗っていうのはBグループの王。
竜崎 北斗。まぁコイツは名前は一つでいいっていう事で本名を使っている。
よほど捕まらないっていう自信があるらしい。
北斗は私より強いんだけど、なぜか自分の気に入った依頼しか引き受けないから
得点が下がっているんだ。でもそれだけだとBグループの王にはなれない。
北斗には特別な力がある。それは人を傷つける魔法。殺める魔法。
危険だし、一日に使える回数制限があるらしいからあんまり使っていないらしいけど。
てか、その能力なしで普通に強いし。
っていうのもあるんだけど、大体の王には能力がある。
他の王はまたあとで教えるけど。最初に私の能力を教えたいと思う。
私の能力は「トランプの能力」。トランプにはハートの回復、星が拘束、スペードが透明化、
三つ葉が眠りにつかせる能力。実質4つあるんだ。これは結構珍しいらしくて世界に1~2人いるか
どうからしい。だから私はレアなんだろう。
でも本当はこんなゴミみたいな能力、いらないほうが楽なんだけど。


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