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複雑・ファジー小説
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- それは本当に僕なのか?
- 日時: 2024/02/18 22:22
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
こんにちは、はたまたこんばんは味海です。
このお話は寝る前にパッと出てきた物なので話を構成するのにだいぶ時間がかかります、のでこの小説も不定期更新となります。
まだまだ未熟者の小説ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
- プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2024/02/18 19:57
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
僕は歩いていた。
真っ白に包まれた景色の中、学校へ向かって黙々と。
道には溶けかけの雪とそれを照らす太陽の光が眩しい。
「……あ!」
雪を踏みしめた足が空を蹴る。
「……っと」
転びそうになりながらも体勢を整え、僕はまた歩き出す。
昨日はたくさん降ったな。
こんだけ降るのはこの地域では珍しいのに。
そんなことを考えながら角を曲がり、目の前にある学校まで僕は走り出した。
別に特段急いでいるわけでもなく、何か楽しみな授業や行事があるわけでもない。
が、何となく走りたくなったのだ。
そして、
この行動によって僕の……は
命を落とすことになる。
最後に見たのはこちらに突っ込んでくるトラックだけだった。
真っ白な
マッシロナ
まっしろな
景色に
赤
散ル。
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