複雑・ファジー小説

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月影の夜で。
日時: 2024/05/12 17:46
名前: hiyo. (ID: M8lfW802)

ダークファンタジーから来た方、ごめんなさい。
私のミスでジャンルを間違えてしましました。
本当に申し訳ございません。

はじめて見に来て頂いた方、
はじめましてhiyo.と申します!
最近このサイトに来ました。なので、新米です笑
よろしくお願いいたします🙇‍♀️


どちらの方も
見に来て頂きありがとうございます✨️

初投稿なので、上手く書けるかも分かりません。
よければアドバイスや感想など聞かせてください










↓↓↓
(ゆっくりスクロールすると雰囲気がでます🍵‎⸒⸒)





















『バトル×人外×青春を求めている方へ』
by hiyo.












No.0開幕プロローグ

海に面した街があった。

そこは「組織の街」(そしきのまち)と呼ばれるほど、表組織と裏組織が集まる場所だった。

そのせいか、原因不明の不思議な事件が他の街より多い。しかし、ほとんどの事件が解決と終わったいる。それは何故か?2つの組織がこの街のために尽くしているからだ。

しかし、困ったことに、この2つの組織は犬と猿の仲なのだ。

「街を守る」という目的は同じでも方針違うからだ。

そんな2つの組織にも目的以外の共通点はあった。

学生を構成員こうせいいんとして保護し育てていること。
情報収集班じょうほうしゅうしゅうはんを創っていること。

そして、学生構成員がくせいこうせいいんを情報収集班に所属させ、仮の生徒として、学校に通わせていること。
それは、街のために動く組織の行動範囲を広げて、さらに行動しやすくするためだ。

ちなみに、相手組織と自分の組織の標的ターゲットの学校が被っていることだってある。

相手組織の情報収集班と、自分の組織の情報収集班以外の学校の教師と学生は「情報が詰まったただの肉性金庫」としか思ってない。

これは、そんな組織の片方に所属している男子学生が敵組織の女子高生に恋してしまう
『バトル×人外×青春』の物語だ。

(𝙉𝙚𝙭𝙩 ⇝No.1)

Re: 月影の夜で。 ( No.1 )
日時: 2024/05/21 21:17
名前: hiyo. (ID: M8lfW802)

《No.1 非日常は日常の中に》


よければアドバイスや感想など聞かせてください










『バトル×人外×青春を求めている方へ』
by hiyo.













「ピピピピピピ」

ベットの上にある目覚まし時計の音が鳴り、部屋に響く。

そこはどこにでもありそうなら男子学生の部屋。勉強机、クローゼット、本棚、ベット以外の、目立った家具はない。あと、壁に大きめのホワイトボードが掛かっているぐらいだ。
付箋や写真、書き込みで埋まっている。
勉強によるものではない。

「んむー、、、」

部屋のベットで寝ていた男子学生〈後田 風真〉(ごだ ふうま)は、うとうとする目を擦ってアラームを止めた。

風真の顔は普通よりかはいくらか美形で、かっこよさと可愛さが6:4といったところだ。
あと才能さえあれば歌手や役者にだって成れただろう。しかし「そっち側の道」には進んでいない。理由は、、、

「わー、今日もクソみたいな顔だな、、、」

クローゼットについている姿見に映った自分の顔を見てそう言った。

朝の第一声がこれである。

風真は自分の顔にみじんも自信が持てない。自信がなさすぎるため
「朝起きるとイケメンになっていた!」
なんてとんでもないことを密かに夢みている。
しかし、現実ではそんなこと有り得ない。

風真は上津高校の1年だ。
仮に自分が意外とモテることを知ったとしよう。
高校生なりにモテたとしよう。

風真がとる行動は大体分かっている。

女子を避けるのだ。

風真は、勿論もちろんかのように告白のタイミングをつくらないし、もし告白されても付き合わない。いや、付き合えないのだ。

それが例え、好きな相手だとしても。

何故か?

風真には大きな秘密があるから。

それは、裏組織の構成員こうせいいんであり、情報収集のため入学してきた偽り(いつわ)の生徒であること。

それがバレれば、なにも知らない生徒全員から風真に関する記憶を全て消さなければならない。

裏組織とはいっても、風真の組織は殺しや犯罪などはしない。
街で起こった事件を解決させるのが目的だからだ。

しているのは敵視している、とある組織だ。

同じにされては困る。というか、嫌だ。


風真は組織のビルの中に寮の役割を補う階があり、その中の部屋に住んでいる。

下の階には基本、仕事の関係で家に帰ることはない部下達。
同じ階には、他の生徒構成員。
隣は相棒、上が2人の上司。
そして、その上がこの組織をべるボスが住んでいる。

ーーー

風真は部屋を出てリビングへ行った。
カーテンを開き、テレビを付ける。着替える前に学校の準備をしていると、ドアが鳴った。

「おーい風真ー?メシできたぞー。」

隣の部屋の住民であり、風真の相棒である〈高原 流斗〉(たかはら りゅうと)だ。

流斗は料理が得意でいつもお弁当と朝ごはんをつくって貰っている。

基本、2人で朝ごはんを食べているが、仕事がなければ上司も食べに来るのだ。

ドアを開けると、流斗の他に2人の上司〈晴院 凛〉(せいいん りん)と〈共鳴 聖也〉(ともなり せいや)が居た。

今日は、4人で食べられるようだ。

「おはようございます。晴院さん、共鳴さん。」

「おはよ〜、朝から敬語なんて偉いね〜」

晴院がほわほわとした口調で言う。

晴院は朝だけ、ほわほわとした口調になる。
朝は晴院の、この口調がなければ始まらないと言えるほど朝ごはんがなくても、毎朝聞いている。

〔朝からかわいい大人もいるんだな、、、。〕

今のこの時間はスーパーボーナスタイムだ。

いつもの晴院の姿を知る女性構成員の4、5人程度なら平気で殺れる気がする。
これは、いわゆるギャップだ。

「それぐらいしろよ。」

晴院のほわほわとした癒しに対して、
朝からしっかり者なところは変わらない共鳴は真顔でツッコミを入れる。

2人は真逆の性格だが、絆が強い。
お互いが、お互いの1番の理解者のような存在だ。

2人この世界うらせかいは、晴院が8年目、共鳴が6年目のレジェンドで「雨雲」(あまぐも、)というペアだ。
特に晴院は、「御狐様」(おきつねさま)という異名がある。
由来は、神のように気まぐれで、狐のように人を騙すからだそう。

本当は、子供から風真のような学生、新人に対しもて優しい人だが「気まぐれで、人を騙す」というのは、うなずける。
風真も新人の頃から毎日のように晴院に騙され、仕事を追加されているから。
勿論、流斗も被害者だ。

そんなレジェンドと比べ、風真と流斗は2年目である。風真の方が3ヶ月はやいが、たいした差はない。
「残夜」(ざんや)というペアだ。
異名はない。それだけ組織でヤンチャをしていない証拠だ。

雨雲と残夜は組織の幹部であり、晴院、共鳴、ボス以外の構成員なら、頭を下げずともお願いが通るが、流石さすがにレジェンドと同じ地位に着くと、まだまだ経験が浅い残夜は嬉しさよりも困ってしまう。


4人で隣の部屋に行くとテーブルの上に朝食があった。キッキンカウンターには、2つのお弁当があった。

美味しそうな香りが食欲を誘う。

「おー今日も朝からしっかりつくったねー美味しそう」

晴院がテーブルへ1番に駆け寄る。

「えへへ、、、ありがとうございます!というか、晴院さんは食べなさすぎです。プロテインとササミサラダだけなんて。」

「あ、そのことなんだが。こいつ、朝から事件のことで子供みたいに走り回るから、たくさん食べたら戻す」

「え、まじすか!これから少なくしておきます、、、」

「あー、そんなことあったね。聖也の服に、、、」

「食べる前にそんな話やめてくださいよぉ!」

幹部は仲がいい。

「いただきまーす」

「流斗、ジャムある?できたら、イチゴの」

「あるよー」

「風真は本当にジャムが好きだな」

「そう言う聖也はバターだよねー」

「お前は蜂蜜はちみつだな。」

「うふふっ」

「晴院さん、共鳴さん、コーヒー要ります?」

「あぁ、頼む」

「俺、砂糖とミルクたくさん入れてー!!」

「それはカフェオレなのでは?」

「いつもみたいに牛乳飲ませた方がはやいな。」

「今日は、夜は来ますか?」

「俺達は残業が、、、」

「俺行くー今夜はカレーがいいな。」

「え、は?凛、待った。お前も残業あるだろ?どうすんだ。」

「え、聖也に任せるよー。聖也の上司としての命令!」

「あぁ?それはズルだ。」

「多分今日もこの後のデザードのとき、ボス来るだろうし、お願いしよーっと」

「だめだ。あとらボスはデザート食べることだけが目的で来てるんだろ?」

「あ、あはは。じゃ、デスクまで持って行きますよ。」

「え、まじ、、、」

「頼む」

「やだぁ、サボれると思ったのにぃぃ、、、」

ご飯を食べ初めてしばらくすると、いつものように仕事の話になる。

「来年、またあっちの子が入ってくるらしいよ?」

「あっちの子、、、?炎紅(えんこう)ですか」

炎紅とは、お互い敵視し合ってる組織だ。
目的は同じたが、方針が違う。
そして、この組織は「月華水」(げっかすい)という。

「うん、そう。」

「こっちはなん人なんだ?」

「確か4人ってボスは言ってたけど、、、少し増やして貰おうかなって思ってるよ」

「高校はいろいろな生徒が集まる。そしてたまに県外からの生徒がいる。まるで宝(じょうほう)の山だな」

「だよねーそれに、そのうちの2人が幹部なのが凄くいい。安心できるからね。てか、どうやって情報収集してるの?」

「晴院さんは、生徒部隊には入らなかったんですか?」

「俺はーそのー、、、そのときはこっちじゃなくって、あっち側の人間だったからさ。」

「「「あーー。」」」

3人の声が合わさった。納得した。














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