複雑・ファジー小説

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大好きな君へ。頼ってくれてありがとう。
日時: 2024/06/13 10:35
名前: REM (ID: eVM80Zyt)

*出てくる人や最初らへんは事実に基づいていますが途中から全く違います。
*嘔吐表現あり。好きな人は多分楽しいくらいに。

廉「ん…ふぁあ…ゥ゙…」
 なんか頭痛いんやけど…なんでや…
 一旦かいとに言ったほうが良いかな…
 でも今かいとロケ中や…
 どうしようか…紫耀とはじんとか岸さんでもええんやけど、今俺耳の怪我で活動休止中やからなん
 か誤解されたら嫌やな。
 でも流石に言ったほうがいいかな。耳のアレやったらヤバイもんな。
prrrrrr…
 頼む、岸さん暇であってくれ…!(笑)
岸『あれ、廉?どうs』
廉「岸さ〜〜ん(泣)」
岸『おぉ?!どうした廉?!』
廉「頭痛くてぇ…どうしたらいいか分かんないからぁ…」
岸『あ、廉活動休止中か。怖かったなぁ〜ウンウン。』
廉「ゥ゙…ちょt…ゲホッ…」
岸『え、廉?!大丈夫そう!?』
廉「むs…むせただけ…オエ…」
〈岸目線〉
岸「完全に嘔吐いてるじゃん!!!待って、紫耀と勇太呼んでくる!電話はつなぐから!」
ブチッ…
岸「え、r、廉?!あ、ゆうと!しょうー!」
〈廉目線〉
廉「ゥ゙…ン…オエ…だめ…や…」
ダダッ

廉「ゲホッ…ゲボァッ…ハア…ハア…ゲボァッ…」
ぼちゃちゃちゃちゃちゃ…
 ヤバイ。何か血も混じってる気がする…?いやいや、それより先に目が回って辛い。
 助けて岸さん
廉「あ。」
 最悪や。最近引っ越したばっかで住所知らんのや。かいとも今地方やし…
 マネも今は俺のスケジュール調整のために色んな局飛び回ってんやった。
 どうしよう。
 今一番人生で最悪な時間を過ごしているのかもしれん。
 “助けて”さえも辛すぎて、喉が声を出すことを拒んでるんや。
 ずっと口の中は気持ち悪いだけ。口をゆすぎに行きたい。
 でも、今動いたら廊下で戻してしまう。
 顔を動かすことさえ叶わない。下を向いたら戻すし、上は飲み込んじゃいそうな気がするんよ。
 かといって、このままで居ても変わらへんって分かってる。
 “ピンチ”ってこういうときのことを言うんやな。
 いやいや、そんな悠長に考えてる暇はないんや。
 何か腹痛い。ギュウって締め付けられとる感じがする。
 でもこういうとき、人に頼ったら俺は幼稚化しそうな気がする。
 でもぉ…
ピーンポーン
 m、待って待って待って、こんな時に限ってUber Eats?!
 最悪が重なりすぎてどうかなりそうや。
?「れぇ〜ん?合鍵で入るからね〜!岸さんとじんもおるよ〜!」
廉「ふぇ?!」
 この声は紫耀や。流石、メンバー1の大声…
廉「ゥ゙…」
 紫耀が来て安心して吐き気が…
 ヤバイ、三人が来た時に限って。
 しかもまともに会うのこれが初っていいんかな?!
紫耀「廉?トイレ入ってる〜?鍵開けれる?」
廉「開けれる…」
が…ちゃ。
 力が思ってたより抜けていた。開けるのにも一苦労。
紫耀「廉?!」
〈紫耀目線〉
 さっき岸さんに呼ばれて、何事かと思ったら廉が嘔吐いて電話急に切ったからヤバイかも知んな 
 い?
 知ったこっちゃないけど、流石に昔からの知り合い、仲良しさんだ。
 次の仕事すっぽかして三人できてしまった。
 もちろん、マネにもな〜んも伝えずに出てきたので、ここまでの道中電話ですごい怒られながら来
 た(笑)
 やっと入った廉の家は、前と違ってちょっと汚くなってる気がした。
 キッチンを見たら何か吐瀉物らしきものが残ってるし。
 廉がトイレにこもってるのもすぐ分かった…というか、来る道中からもう薄々感づいていたけど。
紫耀「大丈夫そう〜?」
廉「おn…オエエエエエ……」
 え、もしかして吐いてる感じ?
紫耀「廉?トイレ入ってる〜?鍵開けれる?」
廉「開けれる…」
が…ちゃ。
紫耀「廉!!」
廉「ケホケホッ…しょ…お…グッ…」
 俺が居るから我慢してる?別にいいのに…
〈廉目線〉
 紫耀が入って来た。その頃には俺は力が抜けて壁にもたれ掛かってる感じだった。
 汚いって思われてんだろうな。
 だから今吐いたらもっと汚いって思われる。
 すっごい吐きそうなんやけど、友達に嫌われないほうが俺にとって大切なんや…
紫耀「…ごめんね廉…(ドッ)」
廉「グッ…ゲボァッ…オエ…オエエエエ…」
紫耀「きついね…」(サスサス…)
 紫耀はずっと吐き続ける俺の背中を擦ってくれた。

廉「ん…しょう…?」
紫耀「あ、廉起きた?」
 寝てたのかな…?え。これ…
廉「ごめん…俺、床にも吐いたんや…」
 俺の顔の周りには吐瀉物が沢山ある。記憶にないけど、吐いたんだな…
紫耀「いいよ〜むしろキツイって言ってくれてありがたかったよ。
   今、岸くんたちが廉のマネと俺達のマネに話ししてるよ。」
廉「…グスッ…ごめ…おれがっ…よばな…よかったんや…」
紫耀「廉はさ〜、Jr.時代から人を頼らなすぎて、人を頼ってくる
   時、大抵入院寸前だったりすんじゃん?
   それが怖くて、俺等来たんだよ?
   廉が海人みたいに甘えてばっかりのやつだったらこんな急いで
   来なかったと思うよ?
   自分の性格に感謝しとけ!(笑)」
廉「ありやと…」
紫耀「例え、人を頼るのが嫌でも、そん時は頼んなくていいんだよ。ほんとにきついときだけ頼れ?
   そしたら、他の人が感づいて来てくれる。でも、さっきマネに電話してても、
   海人に電話してても、多分これなかったよ?廉が岸くんを選んで助け求めたから、
   俺は来れたし。廉は間違ってないんだよ?」
廉「…(´;ω;`)ウッ…」
紫耀「うん、泣いていいよ。廉はまだ俺等よりちっちゃくて(体はでかいけど…)
   弟みたいなものなんだよ。だからこそ、頼って?で、泣いて?
   そしたら俺等は頼ってくれて嬉しいんだよ?」
廉「ごめ…ん…」

それから二週間
廉「完全復活!マジで紫耀、岸さん、じん、ありがとぉな!」
紫耀「これからも頼りまくれよ〜?」
廉「どうしようかな~?」
勇太「頼れよぉ〜!」
岸「そうだぞ!」
海人「俺も頼ってよ〜廉〜!」
廉「え〜?」
 こんな優しい仲間に恵まれて、活動復帰もできて、
 俺って幸せものだな。。。。。


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