複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

平凡な私と儚いバンド。
日時: 2025/01/30 18:49
名前: WASURENEー忘れ音ー (ID: Csxpl9W9)

はじめまして!WASURENEー忘れ音ーと申します!初投稿なのでおかしい言葉遣いがあると思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです!これから、アイデアが降りてきたときに投稿しますのでよろしくお願いします!
ー本編ー
どうも。私は栗原鈴音。ごく普通の高校生。こんな私が普通じゃない体験をしたことをお話しよう。

ジリリリ…ガチャ
…朝だ。朝は特別嫌いというわけでもないが、最近は寒く、もう少し寝ていたいと思う。
起きてすぐに顔を洗い、自分の部屋に行き、好きなアーティストの曲を聴く。この時間が大好きだった。

「え、まじ…?」
人って驚くとこれくらいしか言葉が出ないんだなと実感した。
ある日、いつも通り起きて曲を聞こうと思っていた時、アーティストを検索したら「有名アーティスト自殺」という文字が目に入ってきたのだ。昨日までは普通に生きていて、今は誰もが知っている有名アーティストなのに、急に自殺…?あり得ない。
その日は不思議なような、心が潰れそうなくらい悲しいような気持ちで学校に行った。

そしてその帰り道、河川敷を歩いているとスマートフォンが落ちていた。今どきスマートフォンは生活必需品となっているので、届けなければ。と思い拾い上げると、画面に何か表示された。
アンケートのような質問画面だ。特に急いでもいなかったので少し答えてみよう。
「あなたの名前は?」「栗原鈴音」
「好きなことは?」「曲を聴くこと」
こんなような普通の質問が続いたあと、こんな質問がでてきた。
「あなたが好きなアーティストの自殺を止めたいですか?」
…目を疑った。なぜ道端に落ちていたスマホの質問画面に今日の出来事があるのだろう。ならば最近落としたもの…?なんてことを考えた末に、
「はい。」
と答えた。
すると、目の前に眩しい光が出現し、思わず目を瞑ると、意識が薄くなってきた。
うわ、こんなのやるんじゃなかったな。
と死ぬかもしれないのに意外と冷静なことも考えられるもんなのだな。

…ん?
目を覚ますと、そこは私の部屋…だが、物の配置が少し違う。カレンダーを見ると、
「え?2013年?」
まさか。まだ地球温暖化の「ち」の字もないような年だった。あの謎のスマホと謎の光からして、うわ、これタイムスリップだ。と思う。
このまま部屋にいても何も進まないので少し辺りを散歩することにした。
少し歩いたあと、なんだか見覚えのある顔が3人居た。
「すいません!」
「え?私ですか?」
「はい!実は俺らバンドをやっていまして、楽器ってできたりしますか?」
私はあのアーティストがきっかけでベースを初めて居たので
「まぁ、一応ベースが弾けます。」
と言うと、
「!!もしよかったら俺らと一緒にバンドやりませんか?」
…は?通りすがりの学生にそんなこと聞くか?なんて思っていると、
「俺ら、自分で作詞作曲してて、バンドという枠にとらわれずに視野の広い曲を作って、人を救えたらいいな、なんて思ってるんです…!」
なぜか心に響いた。自分と年がそんなに変わらない大学生くらいなのにすごいことを考えているんだな…。
「下手でもいいなら入りますよ。」
ちょっとそこらのバンドとは違う気がして、なんかOKしてしまった。でも、大丈夫な気がする。
「ほんとですか!?じ、じゃあ、近くにスタジオあるので行きませんか?」
と言われ、どうにでもなれという気持ちでついていくことにした。

到着すると、そこにはキーボード、ギター、マイクがあり、小さな部屋だが、とてもワクワクした。
そこから色々自己紹介などをしたあと、
「俺らの曲、一回聴いてみます?」
「じゃあ、お願いします。」

ワンツーワンツースリーフォー
〜〜♪
…まさかとは思っていたが、予感が的中した。好きなアーティストがいて曲を何回も聴いているファンならイントロだけで分かる。
これはあのアーティストの曲だ。
じゃあ、この人達は昔のアーティストってこと?私がここで知り合っていいのか?
…思考が忙しい。
いつの間にか曲は終わっていた。
泣くつもりもなかったのに、私は泣いているらしい。
「ちょ、大丈夫???」
「あ、ごめん。疲れてるのかな…笑笑」
自殺したアーティストがまだ生きてて。会えてて。デビュー曲を聴けるなんて。
なんて幸せなんだ。

しばらくした頃。
「俺ら、もう少しでメジャーデビューするんだ」
いつの間にかタメ口になっていたメンバーからそう言われた。
確かにこの年はメジャーデビューの年だったな。
「ってかホントに入っていいの?」
「いいんだよ、ってか入って!ベースがちょうど居なかったんだわ」
確かにタイムスリップ前でもベースは居なかったな…
「バンドとか初めてだから嬉しいかも…ベース弾いてるときは何もかも忘れられるんだよね。」
ぽろりと本音を話してしまった。
「俺も、歌ってるときはそんな感じかも。」
意外な共通点だった。一番初めに仲良くなったのはボーカル。ー日向ーだった。 
男とは思えない高音や優しい歌い方をするときもあれば、力強い声も出せる天才と言ってもいいのかもしれない。
「ちょ、何話してんの?」
途中で割り込んでくるのは日向の同級生、ー和真ー
「このフレーズむずくない?」 
キーボードフレーズに苦戦しているのは2歳年上だけど年上感ないー琉生ー
それぞれ違うけど逆に正三角形のようないいバランスを保っているみたい。

そこから私はバンドの一人として、大好きなアーティストと関われている。タイムスリップしても江戸時代とかじゃなかったのが救いで、とくに不便はない。
メジャーデビューから数年は鬼のようなスピードで過ぎ去っていった。

メジャーデビュー曲は大ヒット。そこから1st、3rdと次々にヒットアルバムを出していく。日向が作る曲はリズムが良く、親しみやすいのにどこか切なさがあり、歌詞が深い。そこが大ヒットの秘訣なんだろうな。 
なんてメンバーの一人として思う。

まじで中途半端で、すいません!!!
続編はホントにすぐに出そうと思います!
さて、どうなる…?笑笑
次回もお楽しみに!!


小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。