二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【メルト】ボカロ系で小説書いてみる。……かな【執筆開始w】 ( No.41 )
日時: 2011/09/28 16:15
名前: ゆn (ID: T2xd6eFJ)

午前六時三十分。
時計の針の長針が六の所と短針が六と七の間に回った頃、
枕元のテーブルに置いてあった目覚まし時計が軽快にピピピピッ! となった。
その音は部屋全体に響き渡った。
音が鳴り響いたと同時に、ベッドから一本腕が出てくる。
傍から見れば宙を掻いている様にも見える。
「ん〜……」
やっと、鳴り響いている目覚まし時計を止めのそりと布団が動き、
一人の女の子が出てくる。
その女性は起きてすぐ誰かを思い出すように窓の外を眺めた。
生憎今日は曇天だった。
「よしっ、学校いく準備しなくちゃ」
そう自分を元気付けるように言い、支度を始め家を出た。
「いってきます」と元気にいって。

この女の子は高校一年生だ。
緑色のロングヘアー。ツインテールにしてる。
電車の席に座りながら、ずっと前髪を気にしている。
鏡を見て、少し直してみたり、櫛を使って分け目を少し作ってみたり。
アレンジしたりはしているものの、全てに満足していないような複雑な表情を浮べている。
「……どうしたの? とか、聞いてくれるかな……」
そう、彼女が呟いた時電車の扉が開いた。
乗車する人や降車する人が交わり、大変混雑していた。
当たり前の様に、彼女が座っている周りも数多の人々が乗車してくる。
もう、足の踏み場なんかないほどの込み具合で身動きひとつも取れない。
「あ、ミクちゃんじゃん」
「へっ?」
突然頭上から自分の名前を呼ばれて驚いてしまった。
急いで上のほうをみると、カイトくんの顔があった。
「お、おはよっ」
「うん、おはよう」
少し驚き照れながら朝の挨拶を交わす。

「あ……ミクちゃん。前髪切ったの?」
そういえば……。とカイトが小さくうなる。
「えっ、あっ、うんっ。昨日自分で……切ったんだよね」
えへへっ。とテレながら笑う。

いったん保留して、他の曲を仕上げます。