二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【移転】ボカロ系で小説書いてみる。……かな【完了】 ( No.6 )
- 日時: 2011/06/03 20:09
- 名前: ゆn ◆USIWdhRmqk (ID: XLtAKk9M)
白狐sリクエストの
「悪ノ娘」です。
*悪ノ娘(俺の妄想の塊で出来ました)+二部〜三部構成*
これは、むかしむかしの物語。
むかし、むかしあるところに、
とある「王国」がありました。
その王国は今でも「悪逆非道の王国」として歴史を受け継いでいます。
その王国の頂点に君臨するのは……十四歳の王女様でした。
その王女様は黄色の服を身にまとい、黄色の国を治めていました。
王女の住まうお城には毎日のように絢爛豪華な調度品が贈られてきていました。
この調度品は税金の代わりとして人々が国に納めたものです。
王女様の愛馬の名前は「ジョセフィーヌ」という名前です。
この国のすべてのもの。そう、全てのものは王女様のものでした。
王女様は言いました。
「お金が無いなら愚民どもから搾り取れ。私に逆らう者達は粛清してしまえ!」と。
王女のよく使う言葉それは——
「さぁ、ひざまずきなさい」
その言葉には、誰も逆らう事は出来ません。
逆らえば、粛清。それしか未来に残されていないからです。
そうして、悪の華……王女は可憐に咲き誇ります。
それはそれは美しい、鮮やかな彩でした。
周りの哀れな雑草……。その他の民達は、
悪の華の養分として、朽ちていきました。
その、暴君王女は恋をしました。
それは、海を越えた青い国の王子様でした。
ですが、その青の王子様は隣国の緑の女に一目惚れをしていました。
緑の女は、王女でもない普通の普通の女でした。
その事実を知った王女様は、嫉妬に狂いました。
「どうして、私じゃなく緑の女なのか」と……。
ある日、王女は青の国のほうを見ながら、大臣に命令しました。
「緑の国を滅ぼしなさい」
それはそれは静かで……それでいて嫉妬と怒りが含まれた声でした。
命に従った兵士達は、緑の国へ行き、
幾多の家を焼き払い。幾多の命を奪いました。
たとえ、緑の国の人々が苦しもうと、叫ぼうと、
王女には一生届かない叫びでした。
兵士が緑の国を滅ぼして早数時間……。
時刻は午後の三時を回りました。
瞬間、王女が言いました。
「あら? おやつの時間だわ」