二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 魔法少女まどか★マギカ 〜もう1人の魔法少女〜 ( No.3 )
日時: 2011/07/02 23:11
名前: ふにゃ子((オリキャラ募集中! (ID: QSygN.Tt)

 第1話 夢の中で逢った、ような…/ハンテンセカイ (前篇)

<台本書きでGO!>

か「…。朝…か。」

かえでは酷く汗をかいていた。

— 同時刻 鹿目家 —

ま「わぁー!!こんな時間!?」

マ(ママの略)「どうしたんだいまどか…。いつも通りに起きたじゃないか…。」

ま「え?だってもう9時…あれ?」

マ「時計ってモンはね、故障するモンなんだよ。覚えときな…」

ま「まぁでもいいや!いただきます!」

マ「ほらほら、そんなにがっつくんじゃないよ…。」

ま「え?」

マ「じゃぁ先に洗面所行ってくるよ…。」

ま「はぁーい」

私とママの繋がれる時間・・・それは歯磨きの時。

まどかは、洗面所にあったリボンをもち、母に問う。

ま「ねぇ、これとこれ、どっちがいいかな?」

手にあるのは派手な赤のリボン、素朴な黄色のリボン。

マ「これだね」

赤のリボンを指さした。まどかの表情は一瞬にして曇った。

ま「えー?ハデじゃない?」

マ「女はちょっとハデな方がモテるのさ」

ママはニヤッ、と笑って

マ「私が化粧するみたいにね」

といった。

まどかはクスクス笑ってリボンで結んだ。

ま「じゃぁ先行くね?」

マ「おう、いってこーい」

まどかはドアを開けると、学校行きの大通りへと歩きだした。


— 10分前 かえで宅 —

トントンッ

静かな音一つないホールに靴の音が響く。
かえでは前を向き、静かなホールを後にした。

狭い路地裏を歩く。
時が止まったかのように音一つない路地に、靴の音だけがひたすら響く。

卵型の宝石が、ツインテールにジャラジャラと揺れている。片方に1つ、もう片方にもう1つというカンジだ。

?「アンタ、何者?」

静かで冷たい声が、響いた。
かえでは見向きもせず、歩く。

日が当たり顔が隠れている。
見えるのは、相手の冷たい瞳だけだった。

  — つづく —