二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 魔法少女まどか★マギカ 〜もう1人の魔法少女〜 ( No.8 )
- 日時: 2011/07/02 23:42
- 名前: ふにゃ子((オリキャラ募集中! (ID: QSygN.Tt)
第2話 夢の中で逢った、ような…/ハンテンセカイ (中編)
?「その制服…見滝原中学校?」
かえでは反応せず、うつむく。
ふいに、足を止める。少女が下に降りていた。
か「あなた…。私に何の用ですの?」
少女は目を見開き、かえでを見つめる。
?「君、そのカッコでお嬢様気取りなんだね。驚くなぁ。どう?僕と一戦…やってみないかな?」
かえでは表情一つ変えず、恐ろしい声で言った。
髪留めを外し、2つのヘアゴムで華やかなポニーテールを作り上げた。
か「貴方、私に何を求めていらっしゃって?」
少女はフフ、と笑い言った。
?「別に何も求めていないからね?ココを僕のテリトリーになるように…。少しやられてくれないかな?」
かえではふぅ、とタメ息をつく。
か「戦いの前には、名乗るのが私の絶対校則(ルール)ですの。貴方から名乗りなさい。」
少女は言った。
あ「僕は———…。真野暗璃。(シンノアンリ)魔法少女。まぁ、暇つぶし程度の事なんだけどね。」
暗璃は不思議な瞳を閉じた。
次の瞬間、瞳の色は濃く変化していた。
あ「さぁ、僕を本気にさせてくれる君の名前を教えてくれない?」
かえでは髪を巻き上げ、言った。
か「私は小鳥遊かえでですわ。宜しくお願いします。」
暗璃はニコニコ笑って言った。
あ「不思議だなぁ、なんでソウルジェムが2つもあるんだい?」
かえでは表情1つ変えず言う。
か「貴方に教える権利等、無い筈では?」
かえでは暗璃の横を通り抜け、学校を目指した。
— 同時刻 大通り —
ま「ごめーん!!仁美ちゃんたち待った…?」
ニコニコしてさやかは言う。
さ「遅いじゃんまどか!」
仁「待ってはいませんよ、行きましょう♪」
まどか、さやか、仁美の3人は通学路を淡々と歩いて行った。
— 10分後 教室 —
先「はぁーい、ではではー転校生を紹介します♪入って来てくださ〜い♪」
先生は明るくドアを見る。
教室に、黒髪の少女、カールした華やかなポニーテールの少女、灰色のロングヘアをゆるく結んだ少女が順々に入って来た。
先「じゃぁ左から行ってみよー♪」
黒髪の少女は綺麗な唇を開いた。
ほ「暁美ほむらです。宜しくお願いします。」
先「はいはい、暁美さん…っと次ー♪」
かえではニコッとして、
か「小鳥遊かえでですわ。宜しくお願い致します♪」
先「かえでさんっと…次〜♪」
深い青の瞳には光が無い。
暗「僕は真野暗璃。僕なんか言ってるけど、一応女だから。あ、あと諸注意。友達なんていらないから。只のお荷物なんていらないしね。」
シーーーン…
一瞬にして、教室中が静まり返った。
ボソボソ…
『真野さんカッコよくない!?』
『ホントだね…』
そんな教室に、まどかの困惑の顔は只消えて行くだけだった。
— つづく —