二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 『ボカロ曲を小説に! —悪ノ王国— 』参照500突破!! ( No.112 )
- 日時: 2011/08/02 22:42
- 名前: ボリーン (ID: ugVnR6s3)
修羅さん)初めまして!!
読んでくれて凄くうれしいです!!
わたし・・何処の小説板でもあんまり人気ないので・・
すみません・・リア友で固まってて入りづらいですよね・・
あんまりうまくないですが・・これからもどうぞよろしく
お願いします!!
後でコメしに行きますよ!
ちなみにまだヴェノマニアは終わってないんです・・(^^♪!!
もうちょっと哀しい話にします・・
呼びタメokですよ!!そちらもokですか??
第四章 七話(グミナ視点)
そんなことがあってから20年以上の時が流れた・・
わたしは結婚して子供を産み・・そして
エルフェゴート初の女性宰相になっていた・・・
サテリアジスの愛人であったわたしは
レヴィン教徒から迫害され・・
貴族である父はわたしを一族の恥だと言って勘当された・・
辛いことは沢山あったが決して
サテリアジスのことを恨んではいない・・
あんなことになったのは・・わたしが素直でなかったから・・
わたしと彼は幼馴染だった・・幼い頃は毎日遊んでいて
優しくてかっこいい彼にわたしは幼心にも恋をしていたのだ・・
しかし・・そんなささやかな幸せは長くは続かなかった・・
わたしが14歳の時・・彼がわたしに告白して来たのだ・・
もちろんその時も彼が好きだったため
そのこと自体には凄く嬉しかったし感動したが・・
それを見ていた近くに住む貴族の子供が
周りに面白おかしく言いふらし始めたのだ
そのことで囃し立てられるようになった彼は心を病み
人眼を避けるかのように前髪を延ばし
屋敷に籠りがちになっていた・・
そんなある日・・久しぶりにあった彼と
丘の上でピクニック—こういうのデートっていうの?—
をしていた時の事
その日はまだ言っていなかった彼の告白の返事をしようと
思っていたのだが・・・
「そういえば・・あの告白の返事・・言って貰ってないなぁ・・・」
っと彼が恥ずかしそうにに言った時・・
丘の下の方から友達の声が聞こえた・・
しかも噂話が大好きなことで有名な金髪を一つに結んだ少女である・・
此処で本当のこと—好きだと言う—を言えば確実に
噂は知れ渡る・・・
しかし・・彼の事は本当に好きなのだ・・・
わたしは微笑を浮かべる彼に向かって言った・・・
「好きな訳・・ないじゃない・・」
驚いて口も聞けない様子の彼に
わたしは人間らしい恐ろしい嘲笑を向けていた・・
彼の大罪はわたしから生まれた・・
第四章 完