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第六章　『悪食の御令嬢』


ベルゼニア帝国コンチータ領主ムズーリ・コンチータの娘・・
バニカ・コンチータ様は美食家で知られています・・


と言うのは数か月前のお話・・・


ここ数カ月の間・・お嬢様はこれまでは頻繁に出席していた
美食家の集いや批評会・・夜会などには全く出ず・・


ご自分のお邸に籠っていらっしゃいます・・


またその邸からは鼻がもげそうになるほどの腐臭がするのです・・

そして毎日、邸に運び込まれる大量の食物・・・


一体全体、邸の中でコンチータ様は何をやっているのでしょうか？