二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ボーカロイド 七つの大罪シリーズ小説  ( No.15 )
日時: 2011/07/17 21:52
名前: ボリーン (ID: I8/Fw.Cz)

第二章 一話

とある夜・・

母さんは言った・・
「貴方達・・今晩はちょっとお出掛けするわよ・・」

「母さん!・・何処に行くの!!??」
ヘンゼルは言った・・

そんな弟を姉のグレーテルは呆れた・・という風に見つめている・・

「・・森よ」
グレーテルは一瞬・・母の眼が残虐そうな
恐ろしい光を灯した気がした・・

ヘンゼルはそんなことには気が付かず・・
「森かぁ・・でも暗いなぁ・・」

「ヘンゼル・・あんた・・14にもなって
まだ暗闇が怖いの??・・全く・・」
グレーテルがバカにしたような言い方で言った・・

「そっそんなことないよ!僕はもうくっ・・暗闇が怖いだなんて・・」
そういうヘンゼルはちょっとビクビクしている・・

グレーテルは興味なさそうにその様子を見て・・
「まぁいいわ・・母さん・・森には母さんと父さんも行くの??」

「えぇ・・でも途中からは貴方達だけよ・・
途中からは道が険しくなるから・・貴方達には待っててもらうの・・」

「ふぅ〜ん・・そうなの・・」
グレーテルはこれではわたし達が行く意味がないのでは?
っと思ったが、面倒だったので聞くのをやめた・・

そんな3人のやり取りを
アダムは哀しそうな顔で見ていた・・