二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ボーカロイド 七つの大罪シリーズ小説  ( No.19 )
日時: 2011/07/17 21:49
名前: ボリーン (ID: I8/Fw.Cz)

第二章 四話

「やることは一つ・・・」
グレーテルは泣きやんでいたが目が赤くなっていた・・

「復讐・・・」

「よくわかってるわね・・ヘンゼル・・そう復讐よ・・
わたし達を誘拐して・・そして森に捨てた
あいつらを・・・殺してやる・・
本当の母さんと父さんのためにも・・・」

「でも・・どうやって・・」

「・・ただ殺すだけじゃつまらない・・・」
グレーテルはしばし考える・・

「そうよ・・・ヘンゼル・・・・あんた、1年前に
森に入って来た魔術師のおじいさんのこと覚えてる??」

「・・・あぁ・・レヴィアンタから
来たとか言ってたおじいさんか・・」

「えぇ・・・あの人が教えてくれた予言の話・・
あの通りにしようと思うの・・」
グレーテルの眼は人形のそれのように
哀しい光を湛えていた・・