二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 『ボカロ曲を小説に! —悪ノ王国— 』 ( No.46 )
日時: 2011/07/17 21:46
名前: ボリーン (ID: I8/Fw.Cz)

イヴ・・マジ悪女だわ・・ホント・・流石、原罪さん!!

第二章 十二話

双子は義父母を暖炉に落とした・・・

暖炉の奥から聞こえてきたのは恐ろしい断末魔・・・

ヘンゼルは生々しいその声に慄き・・
貌を歪めた・・・



グレーテルは・・・恐ろしい・・気色の悪い笑みを
浮かべている・・・小さくフフフッ・・っと笑っている・・

髪の毛が燃える焦げ臭い臭いや・・
なんともいえない変な臭いが小屋の中に充満した・・

「死んだ・・・死んだんだわ!!!」

グレーテルは興奮のあまり奇声をあげた・・

「あぁ・・・母さん・・・やったのよ・・
仇を取ったのよ・・・これでいいのよ・・これで・・
あいつらは仕打ちをうけるべきだったの・・・」

「本当の父さんと母さんは・・・何処にいるのかな・・??」

そんなことわかっていた・・きっと死んでいるんだ・・
一緒にいたはずの母親や父親を殺さなければ・・
自分達を誘拐することは難しいだろう・・
そんなことは2人とも言わないだけでわかっていたのだ・・

「生きてるわ・・生きてるわよ・・・・
きっとこの森に住んでるんだわ・・・・
探さないと・・・一緒に暮らすために・・・
でも・・そのまえに・・・罪を七つに裂かなければ・・・・」

グレーテルの声は狂気に満ちている・・
表情も夢うつつだった・・・